ブックタイトルメカトロニクス5月号2020年

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概要

メカトロニクス5月号2020年

8 MECHATRONICS 2020.5バイオ研究分野向けにカセットボンベ燃料の手軽さにSingle Cellome Unitを開発/発売利便性をさらに高める新機能を追加したインバータ発電機を発売 横河電機(株)は、バイオ研究分野向けに、ナノピペットによる特定の細胞の目標個所への遺伝子や薬剤等外来物質の直接注入や細胞内物質の吸引を行うSingle CellomeUnit(シングル・セローム・ユニット)『SU10』を開発、2020 年3 月18日から日本で発売し、今後、米国やその他の地域で順次発売していくと発表した。同社は、ライフイノベーション事業を通して来たるスマートセルインダストリーの実現に貢献していく。 同製品は、1細胞単位で特定の個所に、遺伝子や薬剤等の直接注入や細胞内物質の吸引を行うことができる。従来は、先端の外径がμmレベルのピペットを用いて注入/吸引が行われていたが、同製品は先端の外径が数百nmレベルとバイオ研究分野では最小クラスのナノピペットを採用しており、ナノピペットの先端サイズが細胞に比べて非 ヤマハモーターパワープロダクツ(株)は、手軽に扱えるカセットボンベを燃料とするインバータ発電機『EF900iSGB』に、新機能を織り込んだ『EF900iSGB2』を発売した。 同製品は、既存モデルと同等の約1 時間におよぶ連続運転時間を維持しながら、定格出力を従来の850VAから900VAに向上。オプションの並列運転ケーブルで2 台の同製品をつなぐ並列運転機能により、最大1800VAを供給可能とし、家庭などの非常用電源としての利便性を高めた。主な仕様は、型式:7G31、形式:多極回転界磁形、電圧調整方式:インバータ式、燃料容量:500g(岩谷産業製カセットボンベ 2缶)、定格連続運転時間:約1 時間、全長×全幅×全高:400×330×390mm、乾燥重量:22kg、など。常に小さいことから低侵襲性を実現し、生きた状態での1細胞解析を可能にする。また、ベテランの研究員が手動で行っていた、細胞表面の検知や細胞への穿刺、注入/吸引、抜去等の一連の動作の自動化を実現し、生きた状態の細胞に対して簡便に注入/吸引操作を行うことができる。 農業、工業、医療/健康等の幅広い産業において、急速に発展するバイオテクノロジーを応用して形成されるバイオエコノミー市場の成長が見込まれている。スマートセルインダストリーは、高度に機能がデザイン/制御された細胞生物(スマートセル)を用いて、生物にしか製造できないバイオ医薬品等の高機能品や石油由来品から置き換わる製品等を生産する産業である。農業、工業、医療/健康に加え、エネルギー/環境分野の産業構造に大きな変革をもたらし、人類が直面する課題を解決することが期待され 近年、自然災害が多発していることから、非常用電源として小型ポータブル発電機が注目されている。中でも家庭用として、小型/軽量、簡単な操作と燃料補給、劣化の少ない燃料による長期保管が可能といった特徴からカセットボンベタイプの需要が高まっている。 同社では、2020年4月1日より販売を開始しており、年間1,000台(国内)の販売を計画している。また、同製品の導入により、小型ポータブル発電機のさらなる拡販を目指していく。ている。 同社では、2020年度30 台の販売を目標にしている(国内外)。2020.5請求番号E5002請求番号E5001請求番号E0004