ブックタイトルメカトロニクス4月2020年
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メカトロニクス4月2020年
MECHATRONICS 2020.4 9自動車業界のプレス成形部品の生産性と加工品質の向上に貢献するPOS端末に依存しない3次元ファイバレーザ加工機を発売POSソフトウエアの提供を開始 三菱電機(株)は、3 次元ファイバレーザ加工機のフラッグシップ機として、高速/高精度加工により、自動車業界のプレス成形部品の生産性と加工品質の向上に貢献する3 次元ファイバレーザ加工機『FVシリーズ』2 機種(ML4020FV1-F20/ F40)を発売した。 同製品は、高剛性の両持ちガントリー構造、高速加工ができる新型一点指向加工ヘッド、高効率の新3D高速制御を採用。加工ストローク全域での高速/高精度な加工により、生産性を従来比4倍に向上。また、同社製のファイバレーザ発振器とレーザ加工機の高い親和性により、最適なビーム制御を実現し、高品質な加工が可能となり、バリを従来比で最大90%低減。IoTを活用した同社のリモートサービス『iQ Care Remote4U』により、遠隔からの発振器の稼働監視と予防保全が可能で機器保全性が向上。 NECグループは、小売業向けに他社製のPOS 端末やPC / Windowsタブレット(対応OS:Windows10)にも対応可能なPOSソフトウエア『NeoSarf/POS』の提供を2020 年3月より開始した。 同製品は、同社製だけでなく、他社製のPOS 端末やPC/ Windowsタブレットなど多様な形態のPOS 端末に対応可能。これにより、M&AなどによりPOS端末が複数メーカー混在する場合でも、POS 端末を統一することなく同一のソフトウエアで稼働できるため、コスト抑制と管理業務の効率化を支援する。また、見やすく分かりやすい直観的な操作が可能な画面デザインを実現するとともに、文字/ボタンサイズ/各項目の配置は利用者のニーズに応じて変更が可能(オプション機能)。優れたユーザーインタフェースにより初心者でも操作がしやすいため、教育コス発振器の5 年長期保証も実現。さらに、制御装置に経路編集専用CAMを搭載することで、従来PC 上で行っていた加工経路編集作業が加工機上で可能となり、加工までの段取り時間を従来比で最大90 %削減。 近年、自動車業界などでは、プレス成形部品の軽量化と高強度化を目的に、高張力鋼板(ハイテン材)やホットプレス材の用途が拡大している。主流の打ち抜き方式だけでは成型品のバリ除去などのトリミングが難しいため、レーザ加工の適用が拡大しており、特に高速加工で生産性に優れたファイバレーザ加工機の需要が拡大している。 同社では、2020年1月28日より販売を開始しており、年間50 台の生産を予定している。トの削減にも寄与する。さらに、電子マネーや訪日外国人向け免税手続きソリューション「J-TaxFreeシステム」などに加え、今後はEC /通販統合ソリューション「NeoSarf/DM」やQR決済をはじめ約30 種類の決済サービスに対応するプラットフォーム「マルチサービスゲートウェイ」との連携を可能とするオプション機能を提供。これにより、リアル店舗とEC サイトのポイントや購入履歴の統合、多様化する決済方法等への対応を実現。そして、同製品導入後のサポートでは、同社グループの現地サポート体制により、迅速なサポート対応が可能。 近年、小売業ではM&Aなどによる事業の拡大が増えてきており、企業内において増加する異なるメーカーのPOS端末を同一のPOSソフトウエアで動作させたいというニーズが高まっている。 同社では、2022年度末までに累計100 億円の販売を目標にしている。2020.4請求番号D5004請求番号D5003請求番号D0005