ブックタイトルメカトロニクス2月号2019年
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メカトロニクス2月号2019年
MECHATRONICS 2019.2 9大電流化、高速化するEV/HEVインバータの効率をより正確に測定する細菌などの生物粒子をリアルタイムに測定するAC/DCカレントセンサ2機種を発売生物粒子計数器の今後の事業展開について発表 日置電機(株)は、AC / DCカレントセンサ『CT6875』(定格500A)、『CT6876』(定格1000A)の2機種(4タイプ)を発売した。 本製品は、従来製品(AC / DCカレントセンサ9709、CT6865)をベースに周波数帯域や耐ノイズ性能を大幅に向上させた貫通型電流センサで、大電流化、高速化が進むEV(電気自動車)/ HEV(ハイブリッド自動車)搭載インバータの効率などの測定で威力を発揮する。『CT6875』は従来製品『9709』の20 倍となる2MHz、『CT6876』は従来製品『CT6865』の75 倍となる1.5MHzまで拡大している。また、シールドの強化により、高い周波数帯域で同相電圧などのノイズの影響を大幅に抑えた電流計測が可能となった。主な使用用途としては、EV / HEV 搭載インバータやバッテリの評価・設計・開発、太陽光発電用パ リオン(株)は、同社の『生物粒子計数器』について、独自の深紫外線照射法により、測定精度を高め実用性を向上し、製薬業界、飲料業界、人工透析業界における受注拡大や新たな業界における需要開拓を図るなど、今後の事業展開について発表した。 同社では、気中微粒子計、液中微粒子計の基礎技術をもとに、2011 年11 月、水中の微粒子について、生物粒子と非生物粒子とを見分け、細菌などの生物粒子をリアルタイムに測定する『生物粒子計数器』を開発し、市場開拓を進めてきた。この『生物粒子計数器』の測定メカニズムは、生物細胞中に存在する特定の波長の光を当てると蛍光を発する「自家蛍光物質」に対して、UVレーザから発する特定の波長の光を微粒子に照射し、散乱光検出器により微粒子の有無や大きさを検出すると同時に、蛍光検出器によワーコンディショナの評価・・設計・開発、研究開発機関や大学におけるパワーエレクトロニクスの研究、などが挙げられる。 自動車市場では、2017 年後半から世界規模でEV化の流れが始まった。従来のEV / HEVは小型自動車が中心で、200A 前後の電流計測が主だったが、大型自動車のEV 化も進むことになり、500A以上の電流計測が要求されている。また、インバータのSiC / GaN 素子採用により、電力変換部のスイッチング(ON / OFF の切り替え)の高速化、高効率化も進んでいる。そのため、電流センサには、今まで以上に大電流、高精度、広帯域、広い使用温度範囲が求められるようになっている。 同社では、『CT6875』370台、『CT6875-01』90台、『CT6876』170 台、『CT6876-01』50台の年間販り、その微粒子が生物粒子、非生物粒子かを瞬時に見分けることができる。 同社では、市場開拓を進めるとともに、測定精度のさらなる向上を図るため、微弱な細菌の自家蛍光を大幅に増強する深紫外線照射法を導入し、実用性を大幅に高めた機器を市場に投入している。 今後の事業展開としては、製薬業界、飲料業界、人工透析業界での受注拡大に加え、電子デバイス製造業界、医療機器業界、食品製造業界など、使用する水の高度でリアルタイムのスクリーニングが必要となる現場での開拓を図り、5年後に生物粒子計数器を含むライフサイエンスの分野において、5億円の売上高を見込んでいる。2019.2売台数(海外での販売を含む)を目標にしている。請求番号B5004請求番号B5003請求番号B0006 請求番号B0007