ブックタイトルメカトロニクス2月号2019年
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メカトロニクス2月号2019年
8 MECHATRONICS 2019.2波長帯域の拡大や高速測定により測定効率の向上に貢献する薬剤、生物医学、アカデミアラボ向けに画期的な光波長計2機種を発売分光光度計を発表 横河計測(株)は、同社製光波長計『AQ6150シリーズ』の後継機で、高確度での波長測定や高速測定により測定効率の向上に貢献する、『AQ6150B』『AQ6151B』の2 機種を開発し、2018 年11 月30日に発売した。 本製品は、従来製品に比べ、約2 倍の高速測定を実現し、測定開始から解析、データ転送までを0.2 秒以下で行える。可変波長光源の生産時の調整/検査では、1つの光源につき数百回の波長測定が必要となるので、高速測定により生産スループットを大幅に向上できる。また、標準タイプ(1270 ~1650nm)に加え、CWDM 伝送用デバイスの生産に使用できる波長拡張タイプ(1200~1700nm)や、光増幅で用いられるポンプLDなどの生産向けの広帯域タイプ(900~1700nm)をラインアップし、ユーザーの多様なニーズに対応する。さらに、ウエハ アジレント・テクノロジー(株)は、ライフサイエンス、医薬品およびバイオ医薬品の研究において、分析を簡素化しラボの生産性を最適化できるように設計された、画期的な分光光度計『Cary 3500 UV-Vis システム』を発表した。 本製品は、冷却装置なしで0~110℃の温度制御ができ、冷却装置にともなう面倒な配管やメンテナンスも必要ない。また、250Hzキセノンフラッシュランプにより、最大で99.999%の吸光度のサンプルを測定できるため、希釈がほとんど必要なく、オペレータエラーを低減できる。さらに、マルチゾーン構成のため、4つの実験をそれぞれ異なる温度で同時に実行でき、8つのセルポジションで最大8つのサンプル(コントロールを含む)を同じ温度条件下で同時に測定することも可能。そして、Cary UVワークステーションソフトウエアは、アプリケーションに特やレーザ半導体チップなどの自動検査装置では、単一波長だけを高速に測定することが求められるため、単一波長検出タイプを追加し、標準機種より低コストで提供していく。 近年のインターネット、スマートフォン、地上波デジタル放送などの大容量/高速通信サービスの急速な普及により、コア(基幹系)およびメトロ(域内)ネットワークの拡張やデータセンター網の構築が進んでいる。これに伴い、光伝送装置や装置に組み込まれる光デバイスの生産が拡大しており、これらの検査を効率良く行える光波長計の需要が高まっている。また、波長可変光源の小型/低コスト化により固定波長光源から波長可変光源への置き換えが加速し、様々な波長の光を高確度に測定できる高性能の光波長計のニーズが高まっている。 同社では、2019 年度110 台、2020 年度120 台の化しているためメソッド設定がシンプルで、データベースストレージアーキテクチャをベースにし、アナライザや自動化機能など将来的な拡張にも容易に対応できる。 全世界的なバイオ医薬品開発の拡大に伴い、多くの新規生体物質(NBE)が開発されている。これらの物質を治療薬として利用するには、あらゆる新しい生成物質を正確に解析し、開発プロセス全体にわたり継続的に品質をモニタリングする必要があった。 同社では、これらの作業をより迅速かつ正確に実施するための重要なツールが備わっている本製品は、新しい治療薬の迅速な市場投入に貢献できると考えている。販売(海外での販売を含む)を目標にしている。2019.2請求番号B5001請求番号B5002請求番号B0005