ブックタイトルメカトロニクス10月号2018年

ページ
49/52

このページは メカトロニクス10月号2018年 の電子ブックに掲載されている49ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

メカトロニクス10月号2018年

 医薬品、化粧品、洗剤を製造/研究開発するためのあらゆる機器/システム/技術などが一堂に集結する専門展示会『第31 回 インターフェックス ジャパン 医薬品化粧品 洗剤 研究・製造技術展』が、2018 年6 月27日(水)~29日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。 同展示会は、『第17 回 BIOtech バイオ・ライフサイエンス研究展』『第12回 医薬品原料 国際展 in-PHARMA JAPAN』『第2 回 バイオ医薬EXPO』『第3 回 ドリンク ジャパン』との同時開催で行われ、3日間の来場者は47,655 名を集めた。■固液混合、分散、乳化、脱泡、送液を 1 台で実現 アシザワ・ファインテック(株)のブースでは、固液混合から分散、乳化、脱泡、送液を1 台で実現する高速回転メディアレス分散/乳化機『チータ CPM』を紹介していた。 層流せん断によりキャビテーションを抑制する本製品は脱泡/ポンプ機能搭載し、大量循環が可能。メディア由来のコンタミがなく、ミクロンレベルの分散/乳化が行える。最高68m/sで高速回転するロータとロータ/ケーシング間の微小??間で構成されており、特殊コニカルロータの低動力/高速回転特性、キャビテーション防止効果、脱泡機能により、低エネルギーで高品質の製品を得ることができる。■シンプル、確実、効率的なシステム (株)テストーでは、温度湿度のデータ管理をPCで一元化できる温度湿度モニタリングシステム『testoSaveris』を紹介していた。 従来の温湿度ロガシステムでは難しかった無線と有線を組み合わせたシステム構築が可能である本製品は、煩わしかった複数個所の温湿度データの管理を容易にするもので、シンプルで直感的な操作性、システム構成の自由度の高さから様々な現場で評価されている。医薬品の管理ガイドラインGMP / GLPに基づく業務をサポートし、IQ / OQバリデーション対応。また、インキュベータや変換器からの電流または電圧出力の測定値をSaveris のシステムに取り込むことによって、様々な種類のデータを一元管理することができる。低温域では-200 ℃まで対応しているため、低温フリーザにも使用可能な製品となっている。■成形品に直接ホログラムを表示 大成化工(株)では、成形品に直接ホログラムを表示する偽造対策ホログラム容器を紹介していた。 この容器は、ラベル、インモールドではなく成形品に直接ホログラムを表示するもので取り外しできないため、偽造対策に最適。模倣できない独自技術で、金型に直加工→成形で転写する。肉眼でも簡単に確認できる他、デザイン性も高く、恒久的に維持できるので、コストパフォーマンスに優れる。偽造防止ホログラムのバリエーションとしては、見る角度でホログラム画像/色調が変化する「複数画像ホログラム」の他、目視では内容を判別できない、より高度な偽造対策として、レーザ光を成形品のホログラムに照射し、その反射光で文字や画像を映し出す「CLR(Covert Laser Readable)タイプ」がある。■常に同じ温度でシュリンクが可能 (株)ライスター・テクノロジーズでは、デジタルで温度管理ができるので、常に同じ温度でシュリンクが可能なライスター高圧熱風式シュリンク装置『EZ-PACKシリーズ』を紹介していた。 本製品は、全機種、熱風ヒータはデジタル温度制御モデルを標準搭載しており、正確かつ簡単に美しくシュリンクする装置。多品種のシュリンクを行う際の温度設定も簡単で、再現性が高い。自在な熱風で、多種多様な容器や、あらゆる材質(PET、OPS、PVC、複合素材など)のシュリンクフィルムに対応し、瞬間加熱で内容物や容器への熱影響は最小限に抑えられる。最大消費電力を従来比36%削減し、大幅な省エネを実現。起動/終了は約5分以内とスピーディで、アルミフレームを採用しており、さらなる軽量化で移動も楽に行える。ブースで展示されていた『EZ-PACK Ⅳ』は、上下左右の4 方向から高圧熱風をあて、しわやむらのない、きれいな仕上り実現する最上級モデルとなっている。■幅広い測定能力により 粉体の流動性を測定 フリーマンテクノロジーでは、粉体流動性分析装置『パウダーレオメータ FT4』を紹介していた。 粉体の流動特性を評価するために開発された本装置は開発を重ねながら継続的に測定項目を拡大し、現在ではユニバーサルな粉体流動性分析装置となっている。粉体が流動する際の抵抗を測定する独自技術に加えて、せん断力、壁面摩擦、かさ密度、圧縮性、透過性の測定が可能で、この幅広い測定能力により粉体の流動性を測定し、その挙動を理解する上で理想的な分析装置となっている。1つの装置で、「独自の動的流動性測定」「全自動せん断測定(ASTM D7891 準拠)」「バルク特性測定」「プロセス要因測定」の4つの測定方法が行える。■酸化剤、還元剤が不要のため、 人体や環境に優しい IKAジャパン(株)では、有機合成に必要な危険な酸化剤、還元剤が不要のため、人体や環境に優しい電解合成装置を紹介していた。 電解合成装置は、酸化反応と還元反応が同時に進行。電位の制御により有機化合物の特定部分だけを反応させることができる。連続式電解合成装置『ElectraSynfl ow』は再現性に優れたシステムで、組み合わせ可能な八ーフセル。製品の循環が可能で、その他の特徴として、①陽子/ 陽イオン交換膜によるセル分割、②連続的に調整可能な電気合成電流、③選択可能な電極間距離、④完全密閉型の反応が可能、⑤研究開発に理想的でコンパクトなモジュールシステム、などの点が挙げられる。同展示会の次回開催は、2019 年7 月3日(水)~5日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて予定されている。2018年6月27日(水)~29日(金)東京ビッグサイトリードエグジビション ジャパン(株)■ 会 期■ 会 場■ 主 催第31回 インターフェックス ジャパンMECHATRONICS 2018.10 49高速回転メディアレス分散/乳化機『チータ CPM』に関する展示温度湿度モニタリングシステム『testo Saveris』ライスター高圧熱風式シュリンク装置『EZ-PACK Ⅳ』電解合成装置に関する展示偽造対策ホログラム容器の展示粉体流動性分析装置『パウダーレオメータ FT4』に関する展示