ブックタイトルメカトロニクス8月号2018年

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概要

メカトロニクス8月号2018年

8 MECHATRONICS 2018.8高速処理/大容量化、機能性、拡張性を強化した可搬重量6kgに対応したラックマウント型産業用コンピュータの新製品を発売産業用ロボット2機種の国内受注を開始 東芝インフラシステムズ(株)は、長期供給と長期保守、頑健性などの実績ある産業用コンピュータの特徴を継承しながら、高速処理/大容量化、機能性、拡張性を強化した、ラックマウント型産業用コンピュータの新製品『FR2100T』シリーズ(FR2100T model 700)を発売した。 同製品は、ラックへの実装が可能な産業用コンピュータとして、24 時間連続稼働を前提とした設計および製品の長期供給といった特徴を保ちながら、第6 世代IntelXeonプロセッサE3-1268L v5(2.4GHz / 4コア)を採用し、従来機種『FR2100SS model 500』に比べ、処理能力が2倍以上に向上。また、ストレージやメモリについても大容量化を図ることで、エッジコンピューティングなどの大規模データを扱う使い方に最適なデバイスとしてシ エプソンは、可搬重量6kgに対応した産業用ロボットとして、産業用小型6軸ロボット(垂直多関節型ロボット)『N6』と産業用スカラロボット(水平多関節ロボット)『T6』の2機種について、2018 年5 月30日より日本国内での受注を開始した。 『Nシリーズ』は、同社が独自に開発した折りたたみ式アームにより、省スペースで効率的な動作が可能なロボット。発売中の『N2』に続く新モデル『N6』は、可搬重量を6kg、アーム長を1000mmへとロングアーム化した。1000mmアーム長ながら、同社6 軸ロボットの『C8XL(1400mmアーム長)』と同等の高さへアクセスできるとともに、棚との距離を詰めてロボット装置を設置できることから、設置スペースを約75 %削減することができる。狭いスペースで棚の上段から下段まで幅広いエリアへアステムに貢献する。さらに、産業分野でのIoT 技術の拡大に伴い、増加する機器のネットワーク接続に対応するため、Ethernetインタフェースを3ポート標準搭載している。 近年提唱されている、ドイツのIndustrie4.0や米国のIndustrial Internet、さらには日本のConnectedIndustriesなどにより、産業界ではIoT 化が急速に浸透しつつある。これに伴い、各種フィールド機器から大量のデータを収集し、処理する能力が求められようになってきた。また、ネットワークへの接続拡大に伴い、システムに使用される個々の機器についても情報セキュリティ強化などの必要性が高まっている。これら新たな要望に応え、処理性能の向上、ストレージ/メモリの大容量化、Ethernetポートの増加、セキュリティ強化などを図り、エッジコンピューティングデバイスとしての新たな製品プラットフォークセスできるため、工場の省スペース化に貢献する。 産業用スカラロボット『Tシリーズ』は、本体とコントローラを一体化させ設置の簡素化と使いやすさを追求し、モータのバッテリレス化により低ランニングコストを実現したロボット。新しいラインアップとして受注を開始する『T6』は、可搬重量6kgまで対応し、より重く大きな物品の搬送に対応。物品を一度に2つ持てるようなダブルハンドなどの重いハンド搭載も可能となり、工場の生産性向上に貢献する。また、AC100V 電源による稼働が可能なため、電源環境を気にすることなく設置することができ、工場の省エネルギー化にも貢献する。 同社は、これからも自社の強みを生かし、様々な自動化ニーズに応えたロボットと、高度な作業に対応したソリューションの提供により、「ものづくり」を革新し、小型精密ロボット分野におけるリーディング企業を目指す。ムとして『FA2100T』を昨年リリースし、そのモデルのバリエーション展開として、今回『FR2100T』を開発した。 同社では、2018年5月30日より販売を開始しており、1 年間で5000 台の販売を目標にしている。2018.8請求番号 H5002請求番号H5001請求番号H0005