ブックタイトルメカトロニクス7月2018年
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メカトロニクス7月2018年
8 MECHATRONICS 2018.7エンジンシリンダ内の温度/CO2濃度/水分濃度を同時に自動計測する過酷な環境下でもカメラ撮像精度を向上するエンジン筒内高速モニタを発売カメラ用補助投光器を発売 (株)島津製作所は、2017 年に開発した同社独自の計測技術を改良/応用し、稼働しているエンジンのシリンダ内温度や二酸化炭素(CO2)濃度、水分濃度を同時に自動計測するエンジン筒内高速モニタ『DIOMELAS』を発売した。 同製品は、稼働しているエンジンシリンダ内の温度とCO2 濃度、水分濃度をそれぞれ最短2 万分の1 秒周期で計測でき、加速時や減速時などのように、燃費性能および排ガス性能に大きく影響を与える過渡的な運転状態において、シリンダ内の燃焼状態の経時的変化を捉えることができる。また、エンジンの試験に用いられるエンジンベンチシステムとの連動に対応し、エンジンベンチシステムからの制御信号により、計測開始/計測終了などの操作に人手を煩わせることなく、自動的にデータを取得し続けるこ オプテックス(株)は、監視カメラの撮像精度を向上させるカメラ用補助投光器『Vario2 エクストリームシリーズ』をグローバルプロダクトとして、日本での発売を開始した。 同製品は、カメラの設置場所の拡大や多様化する活用用途に対応したシリーズで、屋外の過酷な環境条件および動作条件でも使用できる。機械的衝撃や振動への耐性、重耐塩、幅広い動作温度範囲に耐えられるように設計されている。主な特徴は、①耐振動性:IEC60068-2-64(JIS同等規格:JIS C 60068-2-64)をクリア、②重耐塩:常時、飛来塩分が高濃度である沿岸部やその地域に求められるレベル(目安:海岸より0~200m程度の範囲)でも使用可能、③動作温度範囲:-50~75 ℃、④カメラの画角や撮像距離に応じて、全画面に均一な照度を露光する光学技術(Hotspot Reduction Technology)を標準搭とが可能。さらに、高速な演算を可能にするアルゴリズムを新たに導入したことで、データ処理にかかる時間を抑えることが可能になり、吸光度の取得とデータの処理を並行して行うことができる。そのため、高速かつ大容量のデータを処理しつつも、計測と計測の間の待機時間を最小限に留められる。 自動車業界では、電気自動車への移行“EVシフト”が進みつつあるものの、空気と燃料を燃焼させて動力を伝えるエンジンは今後もしばらく利用され続けることが予想される。エンジンの性能は、シリンダ内での燃焼効率や燃焼状態に左右されるため、燃焼発生までの温度や、排ガスとしてシリンダ内に残留するCO2 の濃度を直接モニタリングしたいというニーズがあった。 同社では、2018 年5 月21日より販売を開始し、3 年載、⑤赤外光タイプと白色可視光タイプの2 種類の光源、⑥本体のレンズを交換することで6パターン/最小10°~最大120 °に配光角の変更が可能、など。 防犯や犯罪者検挙に役立つ監視カメラは、世界で年率10~15%程度で成長している。日本では、空港、鉄道などの交通機関や、ダム、道路、港湾などの重要施設は日々の国民の生活や経済活動を支える重要な基盤であることから、これらの安全確保とセキュリティ対策として監視カメラの普及が加速している。昨今、このカメラは、従来の監視用途であるセキュリティに加え、人の混雑や行列を把握し、マーケティングやサービス向上に繋げるデータ収集、道路や設備の劣化診断を行う安全モニタリングなどへ用途が多様化している。一方、カメラだけでの撮影では、暗闇において十分な映像を取得できないという課題があった。 同社では、2018年5月14日より販売を開始している。間で15 台(国内)の販売を目標にしている。2018.7請求番号 G5002請求番号G5001請求番号G0004