ブックタイトルメカトロニクス6月号2018年

概要

メカトロニクス6月号2018年

48 MECHATRONICS 2018.6　新エネルギーに関する総合展『スマートエネルギーWeek 2018』が、2 月28日（水）～3 月2日（金）の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。　同展示会は、『FC EXPO 2018 ～第14 回 〔国際〕水素・燃料電池展～』、『PV EXPO 2018 ～第11 回〔国際〕太陽電池展～』、『第9回 太陽光発電システム施工展』、『バッテリージャパン ～第9 回 〔国際〕二次電池展～』、『第8 回 〔国際〕スマートグリッド EXPO』、『WIND EXPO 2018 ～第6 回 〔国際〕風力発電展～』、『第3回〔 国際〕バイオマス発電展』、『第2回〔 次世代〕火力発電EXPO』の8 展で構成され、3日間の総来場者数は64,399 名を集めた。■野立て用に特化し、　実発電量と施工性をアップ　オムロン（株）は、低圧連系の野立て仕様となる太陽光発電システム用パワーコンディショナ『KPV-A55-J4（一般タイプ）／SJ4（重塩害対応タイプ）』の展示を行っていた。　同製品は、発電効率／高効率パネル／スーパ?過積載で実発電量を大幅アップ。小型軽量／野立てに合った取り付け方法により、施工性を大きく向上。また、省令の出力制御に対応するとともに、同社独自のAICOT（Anti-Islanding Control Technology：単独運転防止技術）搭載で設置制限がなく、迅速導入が可能。さらに、接続箱機能内蔵で接続箱の設置が不要。■フェンスなどの乗り越え行為を　検知／発報　（株）昭電は、フェンスなどの乗り越え行為を検知して発報する、広域警備に最適な自動復帰型センサシステム『トラップ式フェンスセンサ』の展示を行っていた。　同製品は、施設の敷地境界線上のフェンスなどにトラップセンサを一定間隔で設置する自動復帰型の警報線センサシステムで、警報線の引っ張りや加重を検知して警報を発し、その後正常な状態に戻ると自動復帰動作するが、発報ポイントがマーカ表示で残される。広域施設の警備に効果的で、監視カメラとの連動などセキュリティシステムの拡張に対応する。■草が刈りにくい低くて狭い場所に最適　（株）ササキコーポレーションは、草が刈りにくい低くて狭い場所に最適な電動リモコン作業機『smamo（スマモ）』の展示を行っていた。　同製品は、全高わずか396mmなので、太陽光パネルの下など人が作業しにくい低い／狭い場所の草刈作業が簡単に行える。草刈部には、飛散防止のカバーを装備し、草刈作業中の飛散物を防止。走行ユニットとアタッチメントは、工具を使わず簡単に着脱することが可能。電動式ならではの静かさで、住宅地などの近くでも気にせず快適に行え、排気ガスゼロによるクリーンな作業を実現。■小型ニッケル水素蓄電池の材料技術と　大容量高出力蓄電池の構造技術を融合　FDK（株）は、小型ニッケル水素蓄電池における同社の材料技術と、川崎重工業（株）の大容量高出力蓄電池『ギガセル』の構造技術を融合した大容量ニッケル水素蓄電池『メガトワイセル』の参考展示を行っていた。　同製品は、水溶性電解液／難燃性樹脂材の使用により燃えにくく、稼働温度領域：－20～80℃の幅広い温度域で使用が可能。同社推奨条件で使用した場合、15 年以上の長寿命が期待でき、電池交換メンテナンス頻度低減、保守費用の削減に貢献。再資源化率が高く環境に優しい。■合材層の抵抗率と界面抵抗　（接触抵抗）を測定　日置電機（株）は、合材層の抵抗率と界面抵抗（接触抵抗）を測定するリチウムイオン二次電池向け電極抵抗測定器の展示を行っていた。　同製品は、電池電極表面から定電流を流した時の表面電位分布から「合材層（活物質層）の体積抵抗率」と「合材層と集電体との界面抵抗（接触抵抗）」を計算により求める。測定プローブを電極に載せるだけの簡単測定を実現。R&Dだけでなく、生産時の品質管理や工程管理の新しい評価指標として有用な情報を提供できる。■簡単データ収集で新たな価値創造へ　横河ソリューションサービス（株）は、現場の働き方改革の切り札として、簡単データ収集で新たな価値創造に貢献するIIoT 向け小型無線センサ『Sushi Sensor』の参考展示を行っていた。　同製品は、Plug＆Playによる簡単導入とスマートフォンによる簡単メンテナンスで、データ監視はクラウドとスマートフォンの2Way。生産現場に適した本格的なIIoTセンサで、まず第一弾は振動／温度一体型センサとしての販売を予定している。各種機器／設備に設置して、振動と表面温度をモニタし、傾向分析により機器の異常を早期に把握するなどに活用していく。■太陽光発電システムなどの　アークフォルト保護に最適　（株）戸上電機製作所は、太陽光発電システムおよび直流回路の電流を常時監視し、アークフォルトによる装置焼損や構造物の火災を未然に防ぐ、アークフォルト監視装置『Arc CATCHER ARC-A 形』の参考展示を行っていた。　同製品は、接続箱を有する集中入力型パワーコンディショナのほか、近年主流の接続箱内蔵パワーコンディショナにも対応が可能。アークフォルトを検出したセンサに対応するLEDが点灯するため、アークフォルトが発生した回路の特定ができ、アークフォルト発生個所の調査が容易にできる。検出時の出力接点として、2つの独立した接点回路を装備しているため、遮断保護回路や警報回路など自由に構成が可能。■本体ごと車載可能　（有）エム・オー・サービスは、車に荷物と一緒に本体ごと積載できるフォークリフト『INNOLIFT（イノリフト）』の展示を行っていた。　同製品は、パワーゲートとハンドリフタの2つの機能を兼ね備え、軽量／コンパクト設計のため、簡単に小型商用車からトラックまでリフトごと積み込める。簡単操作で免許も必要なく、雇用する人材を選ばない。配送先で荷下ろしでき、台車なども不要。機動力が飛躍的にアップし、生産性が向上。身体を傷めず、安全面にも配慮されている。搬送能力により、4タイプをラインアップ。2018年2月28日（水）～3月2日（金）東京ビッグサイトリードエグジビションジャパン（株）■ 会　期■ 会　場■ 主　催スマートエネルギーWeek 2018太陽光発電システム用パワーコンディショナ『KPV-A55-J4（一般タイプ）／ SJ4（重塩害対応タイプ）』自動復帰型センサシステム『トラップ式フェンスセンサ』アークフォルト監視装置『Arc CATCHER ARC-A 形』フォークリフト『INNOLIFT（イノリフト）』電動リモコン作業機『smamo（スマモ）』リチウムイオン二次電池向け電極抵抗測定器IIoT向け小型無線センサ『Sushi Sensor』大容量ニッケル水素蓄電池『メガトワイセル』