ブックタイトルメカトロニクス3月号2018年

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概要

メカトロニクス3月号2018年

48 MECHATRONICS 2018.3 画像に関するあらゆる機器およびシステムが一堂に集まる総合展『国際画像機器展2017』がパシフィコ横浜において開催された。 今回は、画像分野で注目されるロボットビジョン、メディカル、セキュリティ、3 次元、ITS、インフラ整備といったテーマでゾーン展開や特別コーナーが設置され、3日間の総来場者は16,194 名(同時開催展示会を含む)を集めた。■照明制御を簡単/シンプルに オプテックス・エフエー(株)は、照明制御の工数を削減するコンパクトサイズのEthernet 対応LED 照明コントローラ『OPPD-30E』の展示を行っていた。 同製品は、IPアドレスなどの情報を自動取得するDHCPに対応し、LANケーブルにつなぐだけで通信が可能。直感的に操作が可能な専用ソフトウエア(PC)も用意し、照明の調光/点灯制御を簡単に設定できる。また、点灯制御シーケンスなどの機能を搭載し、従来PLCで複雑なラダーを組む必要があった制御をコントローラで簡単に実現できる。さらに、三菱電機(株)が提唱するiQSSに対応し、同社製のFA機器とスムーズな連携が行える。 国内外の包装機械、包装資材、包装材料加工機械、食品加工機械、医薬/化粧品製造機器、物流機器および関連機器の新製品が一堂に展示された『JAPAN PACK2017(2017日本国際包装機械展)』が、10 月3日~6日の4日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。 今回は、主催となる一般社団法人日本包装機械工業会の創立50 周年の節目にあたり、会場に記念コーナーも設置され、4日間の来場登録者数は46,416 名を集めた。■人との共存作業が可能 川崎重工業(株)は、人とロボットが同じ空間で共に作業することが可能な双腕スカラロボット『duAro(デュアロ)』の展示を行っていた。 同製品は、低出力モータを採用し、エリア監視による速度低減機能などにより人との共存作業が可能。万が一、人と衝突しても、衝突検知機能によりロボットを停止させることができる。同軸上に配置した2アームを1 台のコントローラで制御し、人ひとり分のスペースに設置する省スペース構造。アームを設置した台車の中にコントローラも収納できるため、台車ごと移動させて簡単に設置することが可能。■既存のベルトコンベヤに設置可能 スマートビジョン(株)は、既存のベルトコンベヤに設置できる高性能/高信頼性のPET 容器/空ガラス瓶画像検査システム『P-500』の展示を行っていた。 同製品は、複雑な検査領域を作成する必要がなく、影や模様のような良品濃淡を欠陥と認識しないアルゴリズムで、欠陥だけを不良として検出する。検出不良欠陥としては、口天面部の割れ/欠け/黒点、口部の偏肉、ねじ部の割れ/欠け/黒点、胴部の白濁/黒点、残留水や溶剤液、底部の欠け/黒点、瓶内の異物、など。■高速/高精度で検査 (有)シマテックは、高速/高精度で検査するロボットシステム『シマ・ロボシス』の展示を行っていた。 一般的にワークの分類まで行うシステムは装置が大型化するが、同製品は小型で扱いやすく、ユーザーの設置スペースをとらない。前工程からワークの搬送位置決め後、検査/分類を自動で行える。また、コンベア、回転テーブルユニットがオプションで選択できる。さらに、汎■高感度金属検出機能を生かした 新たな応用例 (株)エー・アンド・デイは、高感度金属検出機能を生かした新たな応用例として、金属検出機(脱酸素剤仕様)『AD-4971Eシリーズ』の展示を行っていた。 食品市場において、賞味期限は重要なファクターになっている。脱酸素剤(鉄系)は生産者に長く愛用されているが、鉄成分が大きく、金属検出機に通す際の大きな障害になっている。現状は、脱酸素剤が入っているか否かの検査を金属検出機で行い、同時に金属異物の検出をするのは非常に困難な状況であった。今回同社では、高感度金属検出機の新たな可能性を提案するため、脱酸素剤の有無の検査と金属異物検出の同時検査を可能にした同製品の展示を行っていた。■人による目視検査から自動化へ (株)マイクロ・テクニカは、人による目視検査から、「より速く」「より正確に」を実現する自動化に対応した新型ラベル全面検査システム『MT-LFC-CIS』の展示を行っていた。 同製品は、セキュリティー機能(ID /パスワード)を搭用性が高いシステムのため、検査対象ワークに応じた転用が可能。■高速で高品質な画像読み取りを実現 三菱電機(株)は、高速で高品質な画像読み取りを実現する密着イメージセンサ『表面検査用CIS KD-CXLシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、取り付けが簡単で、長尺なのにコンパクトなデザイン。1 台で最大1688mmを一括スキャン可能で、長動作距離は27mmを実現。CoaXPress、GenlCamに対応。高速読み取りは約480m/分を実現(1688mm、300dpi、24bit RGB 時)。 同展示会の次回開催は、2018年12月5日(水)~7日(金)の3日間、パシフィコ横浜において予定されている。載し、NGや設定画面の保存、パラメータのテキストファイル化(CF/USBメモリ)を実現。登録品種は500品種。プリンタに取り付けるだけで、製品貼り付け前のラベル検査が可能。特に、医療/医薬品業界から求められる高精度品質に対応。■安全、安定、安心な包装/物流を提案 サクラパックス(株)は、安全、安定、安心をテーマに、包装/物流に関する様々なニーズに対応する提案を分かり易く展示していた。 同社では、安全、安定、安心を軸とした「包むソリューション」を提案。幅広い業界に、小ロットでも企画/構造設計/製造にいたるまで、ワンストップサービスで提案/解決を行っている。 同展示会の次回開催は、2019年10月29日(火)~11月1日(金)の4日間、幕張メッセにて開催される予定。2017年12月6日(水)~8日(金)パシフィコ横浜日本画像・計測機器協議会2017年10月3日(火)~6日(金)東京ビッグサイト(一社)日本包装機械工業会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催国際画像機器展2017JAPAN PACK 2017(2017日本国際包装機械展)双腕スカラロボット『duAro(デュアロ)』PET 容器/空ガラス瓶画像検査システム『P-500』検査ロボットシステム『シマ・ロボシス』「包むソリューション」の事例金属検出機(脱酸素剤仕様)『AD-4971Eシリーズ』新型ラベル全面検査システム『MT-LFC-CIS』Ethernet対応LED 照明コントローラ『OPPD-30E』密着イメージセンサ『表面検査用CIS KD-CXLシリーズ』