ブックタイトルメカトロニクス9月号2017年

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概要

メカトロニクス9月号2017年

48 MECHATRONICS 2017.9 画像に関する機器およびシステムなどが一堂に集結する専門展示会『画像センシング展 2017』が、6月7日(水)~9日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催された。 同展示会は今年で32 回目を迎え、世界に誇る日本の精密加工技術を支える測定をテーマにした『精密測定展 2017』と『第23 回画像センシングシンポジウム(SSII)』とともに同時開催され、3日間の来場者数は16,068 人を集めた。■出力する波長を選択して照射可能 (株)ブルービジョンは、ハロゲンを主光源とし、出力する波長を選択して照射が可能な波長可変型光源『BVM1020/ M1021』の展示を行っていた。 同製品は、波長の選択にLVF(Linear VariableFilter)を採用しており、LVFは設定波長範囲でそのメカ的位置と波長が直線的に変化するフィルタで、照射する位置によって波長が選択できる。分光イメージングでは、物質のもつ光に対する反応、すなわち任意の波長における物質からの反射光、透過光、吸収光の違いを計測することにより、様々な対象物の異物混入、傷、内部状況などの検査を可能にする。BV-M1020 はSWIR 帯域の波長を選択し、BV-M1021では近赤外からSWIR 帯の波長が選択できる。 自動車業界の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展『人とくるまのテクノロジー展2017』が、5月24日(水)~26日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。 今回は、主催である自動車技術会の創立70 周年という節目の年でもあり、各種企画や講演なども充実し、3日間の総来場者数は90,687 名を集めた。■目的に応じて各種センサ入力用 測定ユニットの組み合わせが可能 (株)東京測器研究所は、目的に応じて各種センサ入力用の測定ユニットを容易に組み合わせることができる小型多チャンネルデータ収録システム『マルチレコーダTMR-300シリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、小型/軽量により、取り付けスペースに制限のある既設構造物(設備機器/橋梁など)だけでなく、自動車/航空機/船舶などの移動体へも設置および測定が容易に行える。自動車においては、走行性能評価試験をはじめ、操作性、乗り心地や安全性にいたる多種の試験で使われているセンサに対応した機能をもっている。■簡単かつ直感的操作性を実現 (株)テクノスコープは、簡単かつ直感的操作性を実現したGenlCam 用フルスクリーン描画ソフトウエア『MKS-01』の展示を行っていた。 同製品は、フルスクリーン表示のため、モニタがもつ最大限の描画パフォーマンスを引き出せる。最大4台のカメラに対応し、ワンボタンでチャンネルやモードの切替、ドラッグによるカメラ位置の入替、デジタルズームインアウトなど、簡単かつ直感的に操作できる。豊富な図形形状、ライン形状から任意に選択でき、複数の形状でも同時に描画することが可能。GenlCamに準拠しているため、国内外の豊富なカメララインアップから各シーンに最適なカメラを選択できる。■高精細写真技術により、 精密さ/厳格さ/均一性を実現 富士フイルムイメージングシステムズ(株)は、独自の高精細写真技術により、精密さ/厳格さ/均一性を実現するテストチャートの展示を行っていた。 同製品は、長年培われた写真製法技術を基に製作した、高精度な評価/分析/検査ツールで、汎用性の高■ 6自由度をカメラ1台で モーションキャプチャ可能 (株)フォトロンは、特殊なマーカを利用し、6自由度をカメラ1 台でモーションキャプチャ可能なシステムを実現する6D-Marker の参考出展を行っていた。 同製品は、3D 座標/角度データ(6自由度)をリアルタイムに出力し、保存することができる画期的なシステムで、様々な動き解析に活用が可能。カメラ1 台で3D座標空間を簡単に定義でき、複数台のカメラを使用する必要がないためシステム構成がシンプルにできる。正面撮影時の角度計測が、従来手法と比べて約10倍の精度アップを実現。対応カメラは、Windows標準ドライバ対応カメラと同社製『FASTCAM シリーズ』対応カメラ。■スラスト荷重とトルクを同時に計測 ユニパルス(株)は、スラスト荷重とトルクを同時に計測可能な分力型ロードセル『URT-20-5K』の展示を行っていた。 同製品は、オーバーロードに強く、2kHz の高速応答と高剛性を両立した二分力計。専用のアンプが必要で、各軸間の干渉を補正し出力することが可能。アプリケーション例としては、ベアリングのスラスト荷重に対すいレディメイド製品から、ユーザーニーズに沿ったオーダーメイド製品まで豊富なラインアップを用意している。オーダーメイドチャートは、ユーザー希望の仕様に合わせたサイズ、デザイン、濃度規格など自由に選択することができる。■手軽に持ち運びが可能 JFEテクノリサーチ(株)は、手軽に持ち運びすることができる可搬型膜厚プロフィル測定装置『FDC-1000L』の展示を行っていた。 同製品は、ハイパースペクトルカメラを使用した測定により、空間軸方向の画素数は1320 画素と多いため、高精細な膜厚の分布を観測することが可能。点測定の膜厚計では読み飛ばしていた微小な膜厚変動を見逃さずに測定するため、突発的な膜厚変化を見つけられるだけでなく、その変化した個所まで見つけ出すことも可能。 同展示会の次回開催は、2018年6月13日(水)~15日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。る回転摩擦力測定/ホーニングマシンの推力とトルクの測定/タッピング中の軸力とトルクの測定などが挙げられる。主な仕様は、定格容量 :( Mz)±20Nm/(Fz)5kN、電源入力 :DC24V±15%、消費電流 : 150mA 以下、負荷抵抗 : 2kΩ以上、応答性: 2kHz、など。■ 200 万画素の CMOSイメージセンサ搭載 (株)SPIエンジニアリングは、200 万画素(縦1080画素、横1920画素)のCMOSイメージセンサを搭載した工業用フルハイビジョン内視鏡の展示を行っていた。 同製品は、同社従来製品と比べ約12倍の画素があるため、拡大/印刷しても画像の粗さが気にならない。さらに、各種広角レンズを採用しているため、大画面に映しながら被写体全体を細部まで観察することが可能。また、動画を撮影(オプション機能)し、あとで細部を拡大しながら再確認することもできる。 同展示会の次回開催は、2018年5月23日(水)~25日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。2017年6月7日(水)~9日(金)パシフィコ横浜アドコム・メディア(株)2017年5月24日(水)~26日(金)パシフィコ横浜(公社)自動車技術会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催画像センシング展 2017人とくるまのテクノロジー展 20176D-Marker小型多チャンネルデータ収録システム『マルチレコーダTMR-300シリーズ』分力型ロードセル『URT-20-5K』工業用フルハイビジョン内視鏡フルスクリーン描画ソフトウエア『MKS-01』可搬型膜厚プロフィル測定装置『FDC-1000L』テストチャート波長可変型光源『BV-M1020 / M1021』