ブックタイトルメカトロニクス7月2017年

概要

メカトロニクス7月2017年

MECHATRONICS 2017.7 9国内やアジアをはじめとする各国の食薬市場向けに用紙対応力に優れ、片面45枚/分の高速スキャンを実現するサニタリ用アダプタシステムを開発カラータッチパネル搭載A4シートフィードスキャナを発売　横河電機（株）は、同社製差圧／圧力伝送器『DPharpEJA（ディーピーハープ・イージェーエー）シリーズ』のラインアップとして、食品／医薬品業種のユーザーが安心して利用可能なサニタリ用アダプタシステム『EJAC60J』を開発した。　同製品は、LCD 表示、レンジ設定、通信機能など、『DPharpシリーズ』の機能性と、封入液を用いない『エキレスシリーズ（JPシリーズ）』のセンサ部分を融合させ、多様化するユーザーの幅広い用途に対応が可能。食薬業界の生産工程には、様々な太さの配管があり、圧力センサの取り付け方も多様であるが、同製品はタンクや配管への取り付け用に16種類のアダプタを用意し、生産ライン構築の効率化に貢献。センサ受圧部のダイアフラムは、ユーザーが容易に取り外して交換ができるため、洗浄や交換に　エプソンは、幅広い用紙に対応し、片面45 枚/ 分の高速スキャンを実現する2.7インチカラータッチパネル搭載のA4シートフィードスキャナ『DS-780N』を発売した。　同製品は、薄紙から厚紙（27～413g/m2）までの厚さに対応し、破れやすい薄紙やしわが入った原稿は、スキャンスピードを落とす「低速モード」を利用することできれいにスキャンできる。身分証明用のカード類や、医療機関で使用される心電図などの長尺紙も最大約6mまでスキャンでき、幅広い用紙種類に対応している。A3／B4サイズの原稿などに使用するキャリアシートは、同時に10 枚セットが可能で、「重送検知スキップ」を選択した場合は、ラベルや付箋紙を付けたままの原稿をキャリアシートなしでスキャンできる。用紙給紙は、普通紙100 枚までセットできるので大量スキャンにも対応し、作業効率化を図れる。よって、衛生管理の徹底が可能となる。また、アメリカの食品衛生規格である3A規格（International Associationfor Food Protection、US Public Health Service、Dairy Industry Committee の3 団体が定めたサニタリ規格）の要件を満たしており、今年度中に認定を取得する予定。　食品医薬品用圧力センサは、これまでシリコンオイルを封入した受圧部から封入液を介してセンサ部に圧力を伝え測定する方式が一般的であった。しかし、スチーム洗浄や高水圧洗浄などの特殊環境下で使用する場合、受圧部が破損し、封入液がプロセス流体に混入するリスクがあるため、封入液を使用しない圧力センサの需要が大きくなっていた。　同社では、2017年5月18日より販売を開始しており、2.7インチカラータッチパネル搭載により、誰にでもわかりやすく直感的に操作できる。アプリケーションソフトウエア『Document Capture Pro』と連携することで、タッチパネルだけでスキャンからPC 保存、転送までの一括操作が可能。有線ネットワーク標準対応により、複数のPCで共有使用できる。　医療機関や官公庁、金融機関においては、申請書類や証明書など様々な書類の電子化が進み、処理や管理のためにスキャナによる入力業務が行われている。このような中、スキャナの性能として、幅広い用紙への対応や、高速スキャン、カウンタやバックヤードなどの限られた省スペースでの設置、簡単な操作／使い勝手などが求められている。　同社では、2017年5月25日より販売を開始しており、同製品を含めたシートフィードスキャナの販売台数は、今後1年間で約2万台を予定している。2017.72021 年度には14,000 台（国内、アジアをはじめとする各国市場）の販売を目標にしている。請求番号G5004請求番号G5003請求番号G0007