ブックタイトルメカトロニクス2月号2017年

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概要

メカトロニクス2月号2017年

事業説明、他??????????????????????????事業説明精密ねじ締結コンサルティングサービス知能化ドライバねじ外形と接着剤塗付状態の画像検査ねじテープフィーダとねじ締めロボットねじテーピングPRO-FUSE シリーズPRO-ROBOT 2012年度関東経済産業局の異分野連携新事業「新連携」に認定され、補助金を始め多くの支援を受けて知能化ドライバ『PROFUSEシリーズ』を開発。当初ねじの対象がM0.6~3.0のような微細なねじや小ねじを対象にしたことから、スマートフォンや、ウエアラブル機器のねじ締めの用途で販売実績が出ている。認定事業名は、「精密ネジ締め電動ドライバーと履歴管理システムの開発、製造、販売」。 2015年度には新設された「平成27年度 商業・サービス競争力強化連携支援」の認定を受け、ねじ締めに関するトータルソリューションビジネスに進出している。新連携認定事業は、「精密ネジ締結高度コンサルティングサービス」。 ねじはあらゆる製品に使われているが、ねじ締結の現場では多くの問題が発生しており、その解決のために開始した新連携認定事業。特に最新のスマートフォンやウエアラブル機器は、薄い外形ケースの中に、高密度に部品が実装された各種モジュールを締結するために、多くの微細なねじが使われ、問題の難易度も高くなっている。コンサルティングサービスの特徴は、①微細ねじを締結する最適な電動ドライバのビットやマウスピースの選定、②ねじの外観検査で不良品を除去する検査サービス、③ねじのテーピングサービス、④ロボットへねじを供給するねじテープフィーダ、⑤ねじ締結におけるノウハウや最適トルクデータ提供、など。 クローズドループステッピングサーボ制御システム『ST-Servo』の技術をねじ締めに応用した知能化ドライバ。特徴は、①同社独自技術である駆動モータにステッピングモータを使い、高度なベクトルサーボのアルゴリズムを使ってねじ締めに必要な微細なトルク制御を実現、②ねじ締めプロセスの条件が細かく設定できる、③履歴(トレーサビリティ)がとれる、④Ethernet接続により、上位から条件の設定およびねじ締めデータの出力が可能、⑤小型/軽量でロボット搭載に必要なインタフェースを装備、⑥ねじ締結プロセスの良否判定が最大8 個のウインドウ(時間/トルク値)により設定できる、など。 自動化されたねじ締結工程において、ねじ自体の不良による工程上のトラブルは深刻な事態を引き起こす可能性がある。それを避けるため、ねじ締結の現場には全数外観検査済のねじを供給する必要がある。特に、最新のスマートフォンやウエアラブル機器に使用されるねじは長さが極端に短いものがある。このようなねじには、接着剤を付着させることにより締結力を増す必要があり、ねじの外観検査と同時に接着剤の塗付状態を画像システムにより検査し、塗付過大なねじを取り除くことが可能である。 『PRO-FUSEシリーズ』は、各種ロボットに取り付けてねじ締めが可能であるが、同社はXYZ 型のねじ締めロボット『PRO-ROBOT』を販売している。ねじの供給には、テーピング方式、ねじトレイ方式、パーツフィーダの3 方式が選択でき、顧客製品を交互に供給し、ねじ締めできる2シャトルのテーブルを装備している。最初にねじ締め位置をティーチングカメラ、『PRO-FUSEシリーズ』にねじ締め条件を設定、ねじ締め後のトルクデータを表示するモニタ、実際にねじを締め、トルクを管理するトルクチエッカなど、ねじ締結に必要な装備を備えている。 同社では、ねじの供給方法としてテーピング方式を推奨している。パーツフィーダ方式の問題点●ねじを挟み込むレール幅の調整により、詰まり(ジャム)が発生する。●フィーダの先端でねじの姿勢が不安定のため吸着ミスが発生する。●パーツフィーダ内で振動によりバリ等の金属ごみが発生する。●ねじの数量管理ができない。テーピング方式の優位点●エンボスキャリアテープのポケット内にネジが収容されるので安定確実に  搬送される。●ねじの姿勢の安定化により吸着ミスが激減する。●バリや金属ごみが発生しない。●ねじの数量管理ができる。●(株)バンガードシステムズ 埼玉県所沢市東所沢1-27-23請求番号B5070請求番号B5069請求番号B5071請求番号B5072請求番号B5073請求番号B5074I oT 関連FA 周辺機器22 MECHATRONICS 2017.2