ブックタイトルメカトロニクス12月号2016年
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メカトロニクス12月号2016年
8 MECHATRONICS 2016.12新開発の統合制御型ロボットシステムに対応したBluetooth通信機能搭載で作業効率が大幅に向上するリニアコンベアモジュールを発表絶縁抵抗計を発売 ヤマハ発動機(株)は、新開発の統合制御型ロボットシステム『Advanced Robotics Automation Platform」に対応したリニアコンベアモジュールの新製品『LCM-X』を発表した。 同製品は、モジュール構造およびリニアモータによる高速ダイレクト駆動により、高付加価値を備えた汎用性ある工程間搬送が実現できる同社製『LCM100』の後継モデル。同社の新統合制御型ロボットシステムである『Advanced Robotics Automation Platform』により、循環動作を含め、搬送工程上すべてのスライダの動作を統合コントローラ1 台で集中管理し、同社製2 軸ロボットと各工程で結合、同期制御することにより、直交3 軸ロボットとしての応用動作も可能。また、構造も一新し、新開発のリニアモータ、センサモジュールおよび本体内蔵一体 日置電機(株)は、同社従来製品である太陽光発電システム用絶縁抵抗計『IR4053』に、Bluetooth通信機能を搭載することで作業効率を大幅に向上させることが可能な絶縁抵抗計『IR4054 / 4055』を発売した。 同製品は、Bluetooth通信機能が搭載されているため、同社が発売しているスマートフォン/タブレット端末用アプリ『GENNECT Cross』『GENNECT Field』を組み合わせて使用することで、作業者の携帯端末に測定データを簡単に送信するだけでなく、送信データに基づきその場で報告書を簡単に作成することができる。これにより、作業効率が大幅に向上し、また測定値の転記ミスをなくすこともできる。主な使用用途は、電気設備の保守点検、ビルメンテナンス/工場設備の保守点検、通信設備/計装設備の保守点検、太陽光発電や電気自動車の電圧測定、など。型モータドライバの採用により、モジュールの高さ、スライダ間ピッチとも従来の約半分にする一方で、加減速度/停止精度ともに向上。さらに、原点復帰が不要な完全アブソリュート方式にするほか、動作全領域でのスライダのID 認識、落下異物からガイドレールやモータ、センサを保護するための天面フルカバー、各モジュールの機械的位置決めと電気的接続をワンタッチで実現するコネクションユニットなど、より高い使い勝手を実現している。 ものづくりの現場においては、製品のライフサイクルの短縮化により、多品種変量生産が増えるなか、搬送工程にもより一層の効率化が求められている。また最近では、さらなる搬送時間の短縮と省スペース化への要望も増えてきている。 同社では、2016 年12 月1日より発売し、国内外で 絶縁とは、電気抵抗が大きいために電流が流れない状態のことをいい、絶縁抵抗はこの流れない状態を表す指標のことで、この値が高ければ高いほど十分な絶縁があり、安全ということになる。電気機器や電気設備などでは、十分な絶縁状態にないと漏電を引き起こし、火災や感電事故などの深刻な災害が発生する。そのため、この危険な状態に陥ることを防止するために絶縁抵抗試験が行われる。この試験に用いられるのが絶縁抵抗計であり、例えば電気設備の保安業務では欠かすことのできない計測器の一つになっている。そして、電気設備の検査などにおける絶縁抵抗計の測定個所は非常に多くある。そのため、これまでは測定値を手書きで記録し、その後報告書を作成する必要があり、作業者には大きな負荷となっていた。 同社では、2016年10月31日より発売し、年間1,500台の販売を目標にしている。3,000 台(発売から1 年間)の販売を計画している。2016.12請求番号M5002請求番号M5001請求番号M0008