ブックタイトルメカトロニクス10月号2016年

ページ
8/52

このページは メカトロニクス10月号2016年 の電子ブックに掲載されている8ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

メカトロニクス10月号2016年

8 MECHATRONICS 2016.10エコカーや新エネルギー関連機器の性能向上を支援する観測と測定機能を強化したプレシジョンパワーアナライザを発売次世代ベーシックオシロスコープを発売 横河メータ&インスツルメンツ(株)は、同社製『WT1800シリーズ』の後継機種として、測定精度を向上させるとともに新たな機能/オプションを追加し、エコカーや新エネルギー関連機器の性能向上を支援するプレシジョンパワーアナライザ『WT1800Eシリーズ』を発売した。 同製品は、商用周波数50/60Hzにおいて、電力基本確度を従来製品(WT1800シリーズ)の±0.15 %から±0.1 %に約30 %向上し、0.1~10Hz の低周波数においても、従来製品の±0.5%から±0.18 %に約60 %向上することで、幅広い周波数帯域で精度の高い測定を実現。EV 用モータのように回転数が変化する機器を測定するには、回転数の変化に伴い入力信号の周波数が変動するため、その都度、測定時間(データ更新周期)を変更する必要があり連続測定が困難であったが、入力信号の周波数に追 テクトロニクス社は、9 型ディスプレイと水平軸15div(ディビジョン、目盛り)の採用により、観測性能を向上させるとともに、トリガや自動計測、プローブ接続性など、基本的な計測機能も強化した次世代のベーシックオシロスコープ『TBS2000シリーズ』を発売した。 同製品は、クラス最大級となる20Mポイントのレコード長とシングルノブでのパン/ズーム操作によって、長時間の信号の取込みが可能で、また水平軸15div の採用により、従来のオシロスコープに比べて時間軸50%増の信号観測を実現し、9 型の大型ディスプレイと相まって信号細部の簡単でクリアな観測を可能にした。インテリジェントプローブインタフェース(TekVPI)を搭載し、電流プローブ、高圧差動プローブ、電圧プローブなど、同社の豊富なプローブラインアップの活用が可能になり、対応アプ従して自動でデータ更新周期を変更する機能を追加したことにより、連続での測定が可能になった。オプションとして、本体に内蔵できる電流センサ用電源と専用アクセサリをラインアップしたことで、大電流測定システムがシンプルな構成になり、耐ノイズ性能が高いシステムが省スペースで実現。 近年、自然環境に配慮したEV、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、太陽光/風力発電に代表される新エネルギー関連機器の開発が進んでおり、これらの開発現場においては、エネルギー効率を正確な電力測定によって確実に把握しなければならない。エネルギー効率向上の??となる電力変換装置(インバータ)の開発では、変換過程における電力損失を抑えるための変換効率の改善が求められ、高い変換効率を得るためには、電力測定器に対しても高い測リケーションを大幅に拡げている。さらに、従来このクラスには搭載されていなかったラントトリガ機能を装備し、視認性と操作性に優れた新しい32 種の自動計測、FFT 機能など、測定機能も強化している。新しいヘルプ機能である「HelpEverywhere」は、状況に応じた表示と設定可能なヘルプ機能をもち、重要な設定におけるオンスクリーンでのヘルプを提供する。 設計エンジニアは、汎用のオシロスコープを使用してプロトタイプ製作、新製品の回路デバック、検証、および一般的なトラブルシュートを行っている。最近では、企業の設計チームだけでなく、メイカーズやハードウエアスタートアップの現場でもベーシッククラスのオシロスコープに対する性能、機能の向上が求められている。 同社では、2016 年8 月3日より販売を開始している。定性能が必要とされる。 同社では、2016 年度550 台、2017 年度850 台の販売(国内外)を目標にしている。2016.10請求番号K5002請求番号K5001請求番号K0004