ブックタイトルメカトロニクス8月号2016年

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概要

メカトロニクス8月号2016年

8 MECHATRONICS 2016.8自動化未対応部品の実装工程を革新する車載用タッチパネルに要求される高耐環境性に対応したNPM共通プラットフォームの新異形部品挿入機を受注開始静電容量方式タッチパネルを開発 パナソニック ファクトリーソリューションズ(株)は、プリント基板の実装工程において、電子部品の実装を行う異形部品挿入機の新機種『NPM-VF(品番:NM-EJR9A)』を本格受注開始した。 同製品は、手挿入工程を自動化することで省人化に貢献し、スタンドアローンでの単体生産はもちろん、挿入機ラインにインライン化して生産することが可能(SMTラインへのインライン化も開発中)。従来の挿入機対応部品寸法と比べ、大幅に対応力を向上し自動化を促進(RL132:L22.5×W14×H26mm ⇒ NPM-VF:L130×W35×H60mm)。2ビーム(2 ヘッド)交互挿入動作により、最高タクト0.8 秒(同社条件による)の高速挿入を実現。また、生産中に部品の補充が可能なスティックフィーダ、ラジアルテープフィーダ、トレイフィーダなどにより、ノンストッ 富士通コンポーネント(株)は、車載用タッチパネルに要求される高耐環境性に対応した静電容量方式タッチパネルを開発し、今後量産を開始する。 今回開発した製品は、抵抗膜方式タッチパネルで培った設計ノウハウと最新設備を導入することで、高信頼性を実現。カスタム設計にも対応し、①位置検出エリアと周辺部の静電方式スイッチを一体化することで、操作部に高いデザイン性をもたせる、②ユーザーが触覚で操作を実感できるように、クリック感や凸凹のあるメカニカルなスイッチを実装するための穴開け等のガラス異形加工、などの対応が可能。また、要望に応じ、コントロールICチューニングサポート並び必要ドライバソフトウエアのサポートも行う。主な仕様は、パネル:静電容量方式(ガラスセンサータイプ)タッチパネル、使用温度範囲:-30~85 ℃、パネルサプ生産を実現。4種類のヘッドモジュール(ボディチャック、ノズル、リードチャック、スイングノズル)を1 ヘッドあたり最大3種搭載し、多様な部品のハンドリングに対応。さらに、4種類の部品供給部(スティックフィーダ、ラジアルテープフィーダ、トレイフィーダ、ボウルフィーダ(個別仕様))により、多様な部品の供給に対応。基板マーク/基板穴認識による基板位置補正、部品リード/外形認識による部品位置補正、部品検査機能により、実装品質を向上。 各実装工場で生産される実装基板の大型/異型部品は、寸法/形状/荷姿などが多種多様なため自動化が困難で、作業者による手挿入の工程が必要となっている。また、昨今では人件費の高騰、人材不足の顕在化により、コスト低減のための省人化や品質向上のための自動化などのニーズがより一層高まっている。イズ:10.4インチ(Max)、対応コントロールIC:Atmel /Cypress、など。 カーナビなどの車載用タッチパネルでは、軽快な操作性への志向により主流の抵抗膜方式タッチパネルから静電容量方式タッチパネル採用への動きが進んでいる。同社は、これまで抵抗膜方式において独自の構造で静電容量方式タッチパネルに劣らない軽快な操作性を実現し、高い評価を得ていた。しかし、透過率、表面硬度の観点から静電容量方式を好むユーザーも多い状況であった。 同社では、量産時期として2016年下期を予定している。また今後も、軽荷重方式と静電容量方式それぞれの特徴を活かし、様々なカスタム対応により、よりユーザーニーズにマッチしたタッチパネル製品の提供を進めていく。2016.8 同社では、2016 年4 月22日より受注を開始し、今後も実装工程におけるソリューションを提供し続けるとともに、TCO の削減にも貢献していく。請求番号H5002請求番号H5001請求番号H0009