ブックタイトルメカトロニクス8月号2016年

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概要

メカトロニクス8月号2016年

48 MECHATRONICS 2016.8 メカトロニクス/エレクトロニクス分野の要素技術と、製品設計を支援する技術の専門展示会『TECHNOFRONTIER2016』が、2016 年4 月20 日( 水)~22日(金)の3日間、幕張メッセにおいて開催された。 同展示会は、「メカトロニクス・トータルソリューション」、「対策技術・設計支援ソリューション」、「エレクトロニクス・トータルソリューション」、「第2回 国際ドローン展」、「第2 回 IoT Tech」、「第1回 駅と空港の設備機器展」などのエリアに分かれた構成で開催され、3日間の来場者数は31,403 名を集めた。(写真1)会場受付け■ワイヤレス給電の多種多点計測を 完全自動化 日置電機(株)は、ワイヤレス給電の多種多点計測を完全自動化するWPT 評価システム『TS2400』の展示を行っていた。 同製品は、4種類の特性グラフを自動生成するWPT評価ソフトウエア『SF2400』と、送受電コイルの伝送特性を高速測定するWPT評価ステージ『Z5016』が一体になった統合評価システム。簡単シーケンス設定/自動測定/自動表示・自動収集という3つのステップにより、評価時間を大幅に短縮することができる。■ロボット特有の厳しい環境に対応 日本トムソン(株)は、過酷な負荷に耐えながら繊細な動きも要求されるロボット特有の厳しい環境に対応する軸受け『クロスローラベアリング』の展示を行っていた。 同製品は、内輪と外輪の間にローラを直交させた配列により、接触角45°の単列ローラベアリングやボールベアリングの背面取り付け2個分を1個分の断面積に抑えた構造となっており、省スペース化に貢献。軸受け内部の転動体にローラを使用した線接触構造のため、ボールタイプの軸受けと比べて剛性が大幅に向上。使用性、品質、多様性、柔軟性にも優れる。■簡単に設置でき、 ミクロン異物の見える化を実現 (株)インテクノス・ジャパンは、設置が簡単にでき、ミクロン異物の見える化を実現するオンラインコンタミ監視システム『PDS.TM』の展示を行っていた。 同製品は、独自の技術で簡単に設置でき、すぐに上位のPLC/制御盤でリモート操作が可能。対象となる採油ポイントから、内蔵されたポンプでサンプルを自動流入し、コンタミセンサで製品や設備機械の故障問題となる異物を測定することができる。生産ラインではテスト油やワークの残渣検査、設備機械では作動/潤滑油の清浄度管理、燃料ラインでは炭化水素系の汚染監視などに適している。■液晶表示とBluetooth 通信が可能 パシコ貿易(株)は、液晶表示とBluetooth 通信機能を装備した温度/湿度/CO2ロガ『HOBO MX1102』の展示を行っていた。 同製品は、屋内の計測値を液晶表示するとともに、設定したインターバル(記録間隔)で内部メモリに自動記録する。また、Bluetooth通信機能を備えており、iOSおよびAndroid対応の専用アプリ『HOBOmobile』をインストールしたスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末とワイヤレス通信が行える。CO2センサは、計測中の最低値を大気濃度の400ppmとして自動校正する機能を搭載。設置場所が大気濃度に至らない環境においては、屋外での手動校正も可能。■あらゆるモータが駆動できる スマック(株)は、カスタマイズ性をもった機能構成により、あらゆるモータの駆動を実現するモータドライバ『ユニバーサルインバータドライバ』の展示を行っていた。 同製品は、同社の技術を結集した新発想のモータドライバで、ユーザーが必要としているモータ駆動装置を、短納期/省コストで提供できる。またカスタマイズ時は、同社の技術コーディネータがきめ細やかな対応で高度な開発リクエストにも対応。細かなパラメータ設定により、モータ駆動のプロにも高い評価を得ている。研究開発時の特殊モータ駆動用ドライバや、量産開発のプリプロトドライバなどの活用事例がある。■優れた耐環境性能 (株)ミツトヨは、同社独自の電磁誘電式検出方式を採用し、従来よりも優れた耐環境性能を実現するアッセンブリ型リニアスケール『ABS AT1100』の展示を行っていた。 同製品は、さらなる耐環境性を実現するため、スケールおよびセンサを保護するアルミ枠の枠形状および開口位置や、枠内部への異物の侵入を防ぐ防塵ゴムを改良。形状の最適化および耐クーラント性の高い素材の採用により、非常に厳しい設備環境でも確実にスケールとセンサを保護する。センサ間のエアギャップは、約0.4mmと従来の光学式や磁気式センサに対し約4倍と広く、異物などの噛み込みによる不具合を起こしにくくしている。■多彩な測定モードを搭載 (株)電子制御国際は、用途に応じた多彩な測定モードを搭載した電磁波可視化システム『VI-85PD』の展示を行っていた。 同製品は、プリント基板には「画像設定モード」で簡単測定、微小部品には「治具設定モード」で精密測定、ケーブルや定型外の物は「ポイント設定モード」を使うと便利など、用途に応じた多彩な測定モードを搭載。測定範囲は、ハイビジョンカメラで撮影した画像上で、マウスを使って簡単に設定できる。レーザ式距離センサにより、非接触で被測定物の形状を測定。同社開発の近磁界プローブを用意し、測定内容によって使い分けすることにより、効率よく正確な測定が行える。2016年4月20日(水)~22日(金)幕張メッセ(一社)日本能率協会■ 会 期■ 会 場■ 主 催TECHNO-FRONTIER 2016会場受付けWPT 評価システム『TS2400』軸受け『クロスローラベアリング』電磁波可視化システム『VI-85PD』温度/湿度/ CO2ロガ『HOBO MX1102』オンラインコンタミ監視システム『PDS.TM』アッセンブリ型リニアスケール『ABS AT1100』モータドライバ『ユニバーサルインバータドライバ』