ブックタイトルメカトロニクス6月号2016年

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概要

メカトロニクス6月号2016年

8 MECHATRONICS 2016.6高速ロータリヘッドを搭載し20万CPHを実現した大容量フラッシュメモリと高解像度LCDドライバを搭載した高速モジュラを発売低消費電力16ビットマイコン3機種の提供を開始 ヤマハ発動機(株)は、20万CPHの生産性を誇る表面実装機の新製品『Z:TA-R(ジータ アール)YSM40R』を発売した。 同製品は、画期的な同時吸着機構により、一般的なロータリヘッドの半分の時間で吸着可能な高速RSヘッドを新開発。ヘッド重量は従来のHSヘッド比で50%軽量化、新型アルゴリズムにより高速化したサーボモータ制御やZSフィーダ、さらに認識スピードを高速化した新型マルチカメラなどの最新技術により、4ビーム/ 4 ヘッドで20 万CPH の搭載速度を達成し、優れた面積生産性およびライン長生産性を実現。また、リアルタイムに吸着直後/装着直前/装着直後の部品保持状態をチェックする新開発高速サイドビューカメラや、新型高剛性ベースフレーム、新型軽量Xビームの採用などにより、搭載精度と実装信頼性を セイコーエプソン(株)は、低消費電力16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン『S1C17Wシリーズ』の新製品として、『S1C17W34』、『S1C17W35』、『S1C17W36』の3 機種を開発し、サンプル出荷を開始した。 『S1C17W36』は、シリーズ最大となる384kB のフラッシュメモリ内蔵マイコンと最大2,084ドットを駆動するLCDドライバを1チップ化し、さらに低電圧および低消費電流動作を実現することで、ユーザーによる充電を想定しない従来型のウオッチを開発するユーザー向けに最適な仕様となっている。内蔵されるLCDドライバは、最大2,048ドットの解像度の液晶を駆動することができるので、漢字やグラフ表示など多彩な表現を実現。また、3つの時刻エリアに対応するリアルタイムクロックを内蔵し、時差のある3つの国や地域の時刻を瞬時に呼び出し表示す向上させ、0201(0.25×0.125mm)サイズの極小チップ部品実装にも対応。さらに、メンテナンス性を高める様々な機能を標準装備し、稼働率を向上。汎用性が高く、多種多様な生産形態に柔軟に対応することができる。 近年、タブレットやウエアラブル端末、スマートフォンなど、様々なデジタル機器製品において、小型/高密度/高機能/多様化とともに製品サイクルの短期化がますます加速し、それら製品の電子部品実装工程では、与えられた工場スペースの中で短期間でのさらなる大量生産を可能とする圧倒的な生産性が求められている。同時に、0402(0.4×0.2mm)サイズなどの極小チップ部品の採用比率が増加し、0201(0.25×0.125mm)や03015(0.3×0.15mm)サイズの実装も開始されており、それらに対応する高い搭載精度や実装品質が求められている。ることが可能となった。これにより、CPU 負荷やプログラム容量の軽減に効果を発揮する。さらに、フラッシュメモリ容量のバリエーションとして『S1C17W34』(128kB)、『S1C17W35』(256kB)を用意し、必要とされる制御プログラムのサイズに合わせて最適な機種を選択可能。新製品の3 機種には互換性があり、特別な設定なしに互いを入れ替えることができる。 近年のデジタルウオッチは多機能化が進んでいる。複数のセンサが搭載され、活動量や温度/高度などの計測機能をはじめ、GPSやBluetoothなどの無線通信機能も加わり、マイコンで処理する情報量は増加の一途にある。このため、マイコンの内蔵メモリの大容量化が求められている。また、表示する情報が増えたために、ウオッチの液晶画面は大型化や高精細化の傾向にあり、これに対応する高解像度なLCDドライバも求められている。 同社では、2016 年10 月より量産出荷を開始し、それぞれ月産20 万個を予定している。2016.6 同社では、2016 年5 月3日より発売しており、発売から1 年間で100 台(国内外)の販売を計画している。請求番号F5002請求番号F5001請求番号F0007