ブックタイトルメカトロニクス1月号2016年

概要

メカトロニクス1月号2016年

MECHATRONICS 2016.1 94kW出力のファイバレーザ発振器を搭載したハンディタイプで優れた高精度を実現したファイバ大型レーザ加工機を発売単機能プロセスキャリブレータを発売　三菱電機（株）は、大型ワークを高速／高精度に加工できる大型レーザー加工機『XLシリーズ」の新製品として、4kW出力のファイバレーザ発振器の搭載により、省エネおよび薄板から厚板までの加工時間の短縮を実現したレーザ加工機『ML6030XL-F40』を発売した。　同製品は、発振効率に優れたファイバレーザ発振器、独自の高効率サーボモータ／サーボアンプ、インバータ制御冷却装置などの採用により、消費電力を約60％削減（同社従来製品と比較）。加工完了後に発振器／冷却装置などを段階的に停止させる「ecoモード」により、待機時の消費電力を最大70％削減（ecoモード非使用時と比較）。電力／ガス消費量モニタの搭載により、電力／ガスの使用量を見える化し、省エネ運用をサポート。板厚25mmまでの軟鋼切断に最適化した独自の制御／加工技術により、　横河メータ＆インスツルメンツ（株）は、差圧／圧力伝送器、信号変換器、調節計、温度伝送器、温度センサなどの計装機器の校正や点検に使用されるハンディタイプの単機能なプロセスキャリブレータとして、優れた高精度を実現した単機能プロセスキャリブレータ『CA300シリーズ』3機種（CA310／ 320 ／ 330）を発売した。　CA310は、制御ループチェックと機器の動作確認に特化したプロセスキャリブレータで、ハンディタイプの電圧／電流キャリブレータとして優れている。同社従来製品（CA11E）の3 倍に相当する誤差±0.015 ％ rdg の高確度で、電流／電圧の発生や測定が行え、HART 通信とBRAIN 通信に対応している。CA320 は、熱電対の点検／校正に特化したキャリブレータで、ハンディタイプの熱電対キャリブレータとして優れている。同社従来製品同社製炭酸ガスレーザ加工機と同等の切断面粗さとテーパーを実現。板厚12mmから25mmまでの軟鋼切断において、ハイピークピアス技術の採用により、板厚25mmの軟鋼ピアシング時間を最大50％短縮（ハイピークピアス非使用時と比較）。板厚3mmまでのステンレス加工に独自の高速レーザ切断技術「F-CUT」を適用し、加工時間を最大50 ％短縮（F-CUT 非使用時と比較）。安全カバーとオートパレットチェンジャーにより、作業者の安全性と操作性を両立する。　板金加工におけるレーザ加工機市場では、高性能かつ消費電力の少ないファイバレーザ加工機の需要が、運搬車両／建設機械／農業機械／鋼材業などの大型のワークを加工する分野で急拡大している。　同社では、2015 年11 月12日より販売を開始してお（CA12E）の3倍に相当する誤差±0.5℃の高確度で、熱起電力の発生とセンサの出力測定が行える。JIS 規格とIEC 規格に対応した熱電対に加え、DIN 規格、ASTM、GOST-R の熱電対にも対応する。CA330は、測温抵抗体の点検／校正に特化したプロセスキャリブレータで、ハンディタイプの測温抵抗体キャリブレータとして優れている。同社従来製品（CA12E）の2倍に相当する誤差±0.3℃の高確度で、抵抗値の発生とセンサの出力測定が行える。JIS 規格とIEC 規格に対応した測温抵抗体に加え、今回GOST-R の測温抵抗体にも対応する。　近年、プラントの安定操業や安全性確保への意識の高まりを受け、保守や点検の重要性が増しており、質の高い作業をより効率よく行えるプロセスキャリブレータが求められている。また、計装機器の高精度化に伴い、プロセスキャリブレータにも一層の高精度化、高性能化が要求されている。　同社では、2015年11月6日より販売を開始している。2016.1り、年間10 台の生産を予定している。請求番号A5004請求番号A5003請求番号A0008