ブックタイトルメカトロニクス1月号2016年

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概要

メカトロニクス1月号2016年

8 MECHATRONICS 2016.1省スペースで生産性を向上させた70,000lm超の大光量を実現した新小型6軸ロボットを開発照明用LEDを開発 セイコーエプソン(株)は、新開発の折りたたみ式新型アーム構造を採用し、省スペースでの設置を可能にした新小型6軸(垂直多関節型)産業用ロボット『Nシリーズ』を開発した。 同製品は、新開発の折りたたみ式スリムアームの採用により、設置面積600×600mmと同社従来機種比約40%の削減を達成し、省スペースで人と同等の作業スペースでの設置を可能にするとともに、重量は同社従来機種の2/3と大幅軽量化を実現。6軸でありながら、ショートカットモーションで多面方向へのアクセスが可能で、繰り返し精度は±20μmを実現。稼働範囲の広さから、セル内のスペースを効率的に使用できる。第3 軸アーム肘が張り出していないため干渉物に当たらず、従来必要であった回避動作が減り、教示含めた装置立ち上げ時間ならびに シチズン電子(株)は、同社製照明用LED『COBシリーズ』の製品ラインアップ拡充として、70,000lm超の大光量を実現した『CLU550』を開発した。 今回開発されたのは、『CLU550-3626C1-XXAL7G4-B24 / XXM2G2-B24』の2モデルで、同社のもつ高密度実装技術を活かし、従来と同じスペースに45%増の素子の実装が可能。また、同社独自のチップ・オン・アルミ工法により、従来製品と比較して光量が約20%アップし、70,000lmを超える大光量を実現。投光器をはじめとする屋外照明や高天井照明など、大光量が必要とされる照明器具において、1つのLEDパッケージで大光量が確保できることから、器具の小型化や回路設計の簡略化に貢献。パッケージに4 端子設けることにより駆動電力を分散できるようになり、器具メーカーは、大光量のLEDタクトタイム短縮で生産性向上に貢献。同社従来製品のスカラロボット『RSシリーズ』と取り付け互換の仕様になっており、既存生産ラインへの適用も容易。これらの特徴から、欧米、中華圏での電子機器/電子部品や車載部品の組立および検査作業、医療分野などの用途に最適な機種となり、ねじ締め、部品挿入、検査装置への製品のセット、部品供給などの自動化に貢献する。 近年、スマートフォンなどの小型電子機器の組立においては、人件費の高騰に加え、商品の高度化や複雑化によって、もはや人の手では実現できない精度のものづくりが求められるケースが増えていることから、ロボットによる自動化のニーズが高まっている。しかし、従来の自動化装置では、大きな設置スペースを要し、人と同等の作業スペースでの置き換えが困難であった。そのため、狭い空間でも設でありながら特殊な電源を用いることなく、市場の汎用電源でLED の駆動が可能。従来の『COBシリーズ CLL /CLU05X』系と同一パッケージサイズであり、照明器具設計の効率化が図れる。主な仕様は、外形寸法:38.0×38.0×1.4mm、光量:59,209~71,735lm(各カラーバリエーションのtyp. 値)、など。 近年、省エネやエコ対応の観点からLED照明が普及しており、今後は、従来、水銀灯やHIDランプを使用していた投光器やスタジアム照明をはじめとする屋外照明や高天井照明などに対応できる大光量のLEDが求められている。 同社では、2015 年11 月より量産を開始している。2016.1置できる生産性の高いロボットが望まれている。 同社では、第一弾の製品を2016 年5 月より全世界で発売する予定。請求番号A5002請求番号A5001請求番号A0007