ブックタイトルメカトロニクス1月号2016年

概要

メカトロニクス1月号2016年

48 MECHATRONICS 2016.1　2015 年10月14日（水）～16日（金）の3日間、パシフィコ横浜において、LED の設計・アプリケーション開発の専門展『LED Japan 2015』が開催された。　同展示会は『InterOpto 2015』『BioOpto Japan2015』『LaserTech 2015』と同時開催された。3日間の来場者数は9,281 名にのぼった。■電磁ノイズを出さない／受けない　（株）アウトスタンディングテクノロジーでは、照明無線LANシステムを紹介していた。　これは、電波を使用しない無線通信システム。従来の無線LANと異なり、電波の代わりに光を通信媒体に使用するため、電磁ノイズの影響を受けやすい機器のある環境でも誤動作の心配がなく、これまでLAN が使用できなかった　2015年9月16日（水）～18日（金）の3日間、東京ビッグサイトにおいて、センサと応用技術・機器、システム、ネットワークなどを展示する『センサエキスポジャパン 2015』が開催された。　開催期間中は、『第17回自動認識総合展』『測定計測展』『セラミックス＆ガラス技術展2015』『TEST2015[ 第13 回総合試験機器展]』も同時開催された。　3日間の総来場者数は、『センサエキスポジャパン2015』だけで9,654 名に上った。■ステンレス構造の圧力センサ　（株）センシズでは、端子箱型デジタル圧力センサ『DTシリーズ』を紹介していた。　IP67 の防水構造の同製品は、ステンレスダイアフラム構造のため、水、油などの流体に対応可能である他、4けたの赤色LEDによる圧力表示や、スイッチ2 点（オープンコレクタ出力：NPN/PNP 選択）、4-20mA のアナログ出力またはRS-232C のデジタル出力、半導体方式の圧力センサのため、高精度で耐久性に優れる、などの特徴を有する。精密機器のある空間や強い電磁ノイズ環境下でもタブレットやノートPCなどをワイヤレスでネットワークに接続することができる。　また、同ブースでは、高精度位置情報サービス『Commulight』に関する展示も行っていた。これは、照明を情報伝達の手段に変える新しいコミュニケーションプラットフォーム。照明の光に情報を載せ、光が照らす範囲へ情報を伝えるLED可視光通信を利用するもので、既存の照明をいかした導入が可能であり、文章だけでなく、画像や動画、音声など様々なメディアを利用した表現力の高いコンテンツを提供するものとなっている。■装置寿命が長く、　長時間耐久試験にも最適　理想計測（ 株）では、RUV促進劣化試験機『RK-10375』を紹介していた。　同製品は、屋外暴露試験の欠点を克服するUV-LEDによる促進劣化装置。2000W/m2で紫外線耐候性試験が可能で、促進性が優れており、きわめて短時間で試料を評価できる。その他の特徴は、①装置寿命が長く、長時間耐久試験にも最適、② UV-LED なので照射紫外線の波長を選択できる（対応波長：365 ／ 375／ 385 ／ 395 ／405nm、それ以外　また、同ブースでは、データロガ内蔵水位計も展示していた。同製品は、データロガ内蔵の一体型水位系で、軽量小型、ステンレス製の堅牢な構造で環境性に優れる他、2～50m の数レンジから選択でき、高精度に測定するなどの特徴をもつ。■フィルムで測るセンサ　藤倉ゴム工業（株）では、フィルムで測る「超薄ロードセンサ」を紹介していた。このセンサは、シートなので曲面でも使用可能。測定荷重は10g～1tで、形状はユーザーの要望に応じられるという。　また同ブースでは、（株）オーギャとの共同開発品であるエラスティックフレキシブルセンサに関する展示も行っていた。このセンサは、フレキシブルな材料／形状／ 電気特性を実現するもので、ゴム材料のみで構成されており、形状自由度が高い。また、センサ出力は直線的かつ低ヒステリシス（最大は相談）、③高い紫外線エネルギーを照射できる、④紫外線室を自由に設定できる：最大2000W/m2、⑤試料を高い温度に晒せる：温度対応はオプション、⑥卓上サイズの小型装置、⑦外形寸法：32×32×35cm3、などの点がある。■深紫外線のエネルギー量を正確に測定　コニカミノルタ（株）では、UV 光のエネルギー値を精度よく測ることができる深紫外線測定システムを紹介していた。　同社の深紫外線測定システムは、低ノイズ、かつ、絶対値表示が可能で、5×10－8～5×102W/ｍ2/nmと測定レンジが広い。また、ユーザーの要望に応じた6種類の受光プローブ、積分球を用意している。システムの製品としては、CAS140CT-152（200-800nm）、CAS140CT-154（220-1020nm）、CAS120-152（200-800nm）などがあり、来場者はその説明に耳を傾けていた。　同展示会の次回開催は、2016 年9 月14日（水）～16日（金）、次世代マイクロマシンの総合展と同時開催で、パシフィコ横浜において予定されている。300 ％伸長まで対応可能）であり、伸長保持させた状態において初期のセンサ出力を維持する、などの特徴をもつ。■加速度3 軸と角速度3 軸が　同時に計測　エフ・アイ・ティー・パシフィック(株) では、6軸一体型センサ『Model 633 Six-Degree of Freedom Sensor（633DoF）』を紹介していた。　同製品は、小型、コンパクトで、1つのパッケージに3つのジャイロセンサと3つの加速度計を収めており、加速度3 軸と角速度3 軸が同時に計測可能。加速度レンジは±50～±6000g、角速度レンジは±500～±24000 °/secで、過酷な環境における製品研究及び開発のために特に設計されたモデル。強い衝撃下でも正確な測定を行える。低ノイズジャック式ケーブルで、厳格なひずみ除去の実現。自動安全破戒試験や衝突衝撃テストなどでの使用に適する。　同展示会の次回開催は、2016 年9 月28日（水）～30日（金）、東京ビッグサイトにおいて予定されている。2015 年10 月14 日（水）～16日（金）パシフィコ横浜（株）ICSコンベンションデザイン2015年9月16日（水）～18日（金）東京ビッグサイトフジサンケイ ビジネスアイ（日本工業新聞社）■ 会　期■ 会　場■ 主　催■ 会　期■ 会　場■ 主　催LED Japan 2015センサエキスポジャパン 2015端子箱型デジタル圧力センサ照明無線LANシステムに関する展示高速分光測定システム『CAS 140CT』『Model 633 Six-Degree ofFreedom Sensor（633DoF）』藤倉ゴム工業（株）の展示RUV 促進劣化試験機に関する展示