ブックタイトルメカトロニクス12月号2015年

概要

メカトロニクス12月号2015年

MECHATRONICS 2015.12 11小物部品の洗浄／水切り乾燥を一台で自動化する医院／診療所向け、FPDとの組み合わせも可能な環境にやさしいマイクロバブル洗浄装置を発売診断用X線撮影装置を発売　日東精工（株）は、水中で生成させた微細な気泡（マイクロバブル）を利用し、環境負荷の少ない洗浄を実現するマイクロバブル洗浄装置『バブ・リモ（バレル型）』を発売した。　同製品は、縦回転のバレル方式を採用。縦回転させることで部品を撹拌し、隅々までマイクロバブルを当てることで対象物を確実に、また効率的に洗浄することができる。そして、バレル回転数を変更することができ、対象部品に最適な洗浄条件を設定することが可能。エアブローによる水切り機能、熱風による乾燥機能を搭載し、洗浄から乾燥までの工程を1 台で実現。洗浄水の温度を常温から70 ℃の間で、また乾燥用の熱風の温度を常温から100 ℃まで設定でき、洗浄時間や乾燥時間の短縮が図れる。洗浄水温とシャワー洗浄、エアブローによる水切り、熱　（株）島津製作所は、医院や診療所などの小規模医療施設向けに、撮影準備をナビゲートする機能を搭載し、省スペースな設置が可能な診断用X線撮影装置『X'sy ProEFX Version（エクシープロ エフェックスバージョン）』を発売した。　同製品は、検査部位に合った適切な撮影準備情報を操作卓に表示する「ワンタッチガイド」を搭載し、撮影に熟練していない医師にも迅速で確実な撮影が可能。X 線照射野を示すランプには、長寿命で照度の高いLEDを新たに採用し、点灯時の消費電力は同社従来機比で約70％削減。照射野ランプの点灯機能は、撮影直前に操作室からでも照射野を確認できる「LEDアイ」機能として、確実な撮影をサポート。また、オプションのFPD 撮影キットを導入することで、ワイヤレスFPDを利用した撮影が可能。ワ風乾燥による乾燥の各工程時間は、同製品前面のタッチパネルで自由に設定／変更が可能。設定後は洗浄対象をバレルに入れ、起動ボタンを押すだけであらかじめ設定された条件に従って洗浄を行うことができる。可燃性溶剤や酸／アルカリなどの腐食性溶剤を使わないため、環境負荷が小さく、また作業環境への特別な配慮や薬液の管理が必要ない。　製品の切削加工後の洗浄やめっき処理前の洗浄など、製造工程の中で行われる洗浄には、一般によく行われている有機溶剤や酸／アルカリを使った洗浄ほどの洗浄力を必要としない場合が数多くある。同製品で採用しているマイクロバブル洗浄は、このような中間洗浄／工程間洗浄に最適な洗浄方法で、水と空気のみで洗浄を行い、有機溶剤や酸／アルカリを使った洗浄と比べ、環境負荷や洗浄コイヤレスFPDを用いることで、撮影後に画像を読み取る手間を省いて迅速に画像診断が可能になると同時に、撮影装置と撮影条件を連動できるため、検査業務のさらなる効率化を促進できる。さらに、『X’syシリーズ』としては初めてグリッドが着脱可能な設計を採用し、小児撮影の際などにはグリッドの取り外しによってX線量を低減でき、無用な被ばくを抑えることが可能。X 線可動絞りの開き量と撮影条件から線量を計算して表示する機能を搭載しており、適切な線量管理を支援する。　医院や診療所では、装置の設置スペースが限られているケースが多く、医師自らが装置を使用する施設も一般的であることから、コンパクトで簡単に据え付けでき、操作がシンプルな装置が求められている。　同社では、2015 年10 月1日より発売し、発売から1年間で600 台（国内）の販売を計画している。2015.12ストを大幅に削減することができる。　同社では、20 台／年の販売を目標にしている。請求番号M5004請求番号M5003請求番号M0009