ブックタイトルメカトロニクス10月号2015年
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メカトロニクス10月号2015年
MECHATRONICS 2015.10 9電力基本確度±0.15%を実現したコストパフォーマンスの高い「スピーディーで、使用環境を気にしない」をコンセプトにした小型汎用電力測定器を発売AC/DCクランプメータを発表 横河メータ&インスツルメンツ(株)は、電気/電子機器の省電力化に向けて、開発から生産ラインまで幅広い用途で使用できる小型でコストパフォーマンスの高い汎用電力測定器『デジタルパワーメータ WT300Eシリーズ』4 機種を発売した。 同シリーズは、電力基本確度を同社従来製品(WT310/ 330シリーズ)の±0.2%から、小型電力測定器ではトップクラスの±0.15 %に向上し、上位機種と比較しても遜色のない高い測定精度を実現したことで、家電/OA機器などの開発時の性能評価や、厳しい電力規格に対応した出荷検査に使用できる。産業用ネットワークに広く採用されている通信プロトコルModbus/TCPに対応し、性能評価装置や生産ラインの検査装置に同シリーズを組み込む場合、Modbus/TCPに対応したレコーダやPLC(プログラ 日置電機(株)は、「プロの仕事をスピーディーに、使用環境を気にしないタフなクランプメータ」をコンセプトに開発された、AC / DCクランプメータ『CM4371 / 4373』を発表した。 同製品は、ロータリスイッチを「電流測定」「電圧測定」に合わせるだけで、交流/直流を自動判別して測定し、交流/直流が混在する場所でもロータリスイッチの切り替えが不要になるため、測定ミスを防ぐことができる。モータ起動時や溶接電流などで発生する突入電流の実効値と最大波高値を同時に測定して表示し、突入電流発生期間を自動的に検知して測定するため、一般的な100ms固定測定のクランプメータよりも正確に測定できる。ジョー(電流センサ部)の設計見直しにより強度を向上させ、開閉回数は従来の1 万回から3 万回の保証となった。同社従来製マブルコントローラ)とPCを経由せずに直接接続することができる。負荷変動時も連続測定が可能。 電力測定器は、家電、OA 機器、産業機器、ハイブリッド/電気自動車、太陽光/風力発電関連機器などのエレクトロニクス、メカトロニクス市場で、製品開発や生産現場における電力測定に使用されている。ユーザーは、開発時の性能評価には高精度で多機能な電力測定器を使用し、生産ラインでは機能を絞った汎用の小型電力測定器を使用している。近年は、環境保護/省エネルギー意識の高まりを背景に、開発用途のみならず生産ラインで出荷判定する際の電力測定条件も厳しくなっている。そのため、上位機種と比較しても遜色のない高い測定精度を備えた、コストパフォーマンスに優れた電力測定器が求められている。 同社では、2015年8月25日より販売を開始しており、品(3285-20)の使用温度範囲(0~40 ℃)に比べて、使用温度範囲を-25~65℃に拡大し、氷点下や高温の状況下でも使用が可能。ユーザーニーズに基づき操作性や利便性を高めた製品設計、デザインを採用。本体のロータリスイッチは、作業用手袋をしたまま片手で操作できるように設計し、このほか、暗いところでも測定値をしっかり目視できるように白色バックライトを、どんな角度からでも測定値が読み取れるように広視野角ディスプレイを搭載している。防塵/防水の国際保護等級であるIP54を取得し、砂やほこりといった粉塵や水滴がついても測定機能を維持できる。測定カテゴリがCAT ? 600Vとなり、対地間電圧600Vまでの引き込み電線や分電盤の測定を安全に行なうことができるようになった。 同社では、電気設備、太陽光発電設備の保守点検、電気自動車などの開発現場、修理メンテナンス、などを主な使用用途とし、年間販売台数4,000 台を目標にしている。2015.102015 年度3,000 台、2016 年度6,000 台(海外の販売台数を含む)を目標にしている。請求番号K5004請求番号K5003請求番号K0005