ブックタイトルメカトロニクス9月号2015年
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メカトロニクス9月号2015年
MECHATRONICS 2015.9 4577図3-11 光源間隔と放出部材とが照度分布に与える作用図3-10 均等な放出率の放出部材を用いたときの照度分布むら用しなければならなかった(既出図2-254)。対するこの中央照射方式導光板型では、先ず生産コストに考慮して発光素子の総個数を決め、画面の大きさを考慮してその素子の発光強度を設定する。次にとりあえず均等な放出率を敷設して試作し、照度むらや明るさを試験しながら是正してゆけば製品化にたどり着ける(図3-11)。3 製造を見てみよう(その4)た放出素子の作用にかかわらずに一定で、その体積の大きさは発光素子の全光度によるとの関係が解明できる。 発光素子を互いに隣接させて、その間隔距離を100としたとき、この半幅σを狭隘したり拡張したりしたときの照度分布状況を図3-10(d)に示す。半値σが隣接距離Dの半分以上に設定すると、相互の照度が補完され均等になるようだ。 因みに、この全面照度分布図は、前項で得た釣鐘曲面の因子の性質を活用して、PC面でEXCELの等高線図を用いて作成した。横軸xおよび縦軸yにより範囲を表現し、光源間隔距離をD=100に設定する。そして各光源位置を0からDや2D、さらに3Dへと決めて、それぞれの光源により合成された照度分布は A(1/2)^[{x^2+y^2}/σ^2]+A(1/2)^[{(x-D)^2+(y-D)^2}/σ^2]+A(1/2)^[{(x-2D)^2+(y-2D)^2}/σ^2]+・・・と示すように多数の関数をならべてゆく。ここで A=K/σ^2 と別欄で設定しておくと、半幅σを変更したとき全値Aも同時に変化するので、条件を変えた場面が瞬時に次々と表現できる。Kは発光素子固有の光強度とする。なお放出光束を放出しているのは導光板に敷設した放出素子の作用であって、白色の反射シートに発光素子を配置した構造とは異なる。混同しないように留意されたし。 この中央照射方式導光板型は直下照明方式に最適であろう。第74回で既に説明した分割導光板形式(タンデムブロック)では方方向照射方式導光板を採用しているので、放出率の分布敷設に可変曲線の特性を採