ブックタイトルメカトロニクス8月号2015年
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メカトロニクス8月号2015年
MECHATRONICS 2015.8 49高圧/大電流対応のノイズフィルタに関する展示『GPSA-1000 Series』『WM9500narda』のデモアブソリュートモジュラエンコーダ『ASM36』プロトラブズ合同会社のブース同社の創エネ/蓄エネシステムに関する展示『GPSA-5000』シレスモータへの直接組み込みが可能なアブソリュートモジュラエンコーダ『ASM36』の展示を行っていた。 同製品は、従来のエンコーダと違い、OEM 仕様かつ非常に小さなディスクと回路部のモジュールパッケージで構成され、ユーザーが簡単に組み込みできる。取付時のツールとして自動校正/ソフトウエアキットを用意しているので、組み立て時間が大幅に簡略化され、取付調整に必要な時間は数秒に短縮された。ロボット/ XYテーブル/チップマウンタ/ミシン/食品加工機/コンベアやその他材料搬送システムなどの用途に使用されるモータに適している。■ネットでたのめる切削加工、 及び、射出成形 プロトラブズ合同会社では、ネットでたのめる切削加工、及び、射出成形に関する展示を行っていた。 同社では、ITを駆使した短納期システムによって自動化を最大限に発揮、実現し、ネットでたのめる射出成形、及び、切削加工による樹脂や金属パーツの試作と小ロット生産を受託している。さまざまなエンジニアリンググレードの樹脂や金属製の部品を製作できるFirstcut切削加工は、3D CADで設計したモデルのデータをアップロードすれば平均2時間で解析して見積もり回答し、最短で1日、標準3日で製作。また、機能試験だけでなく小ロット生産にも利用されているProtomold射出成形に関しては、データのアップロードから平均3時間で解析して見積もり回答し、最短で1日、標準10日で製作する。切削加工では金属/樹脂を20種類以上を在庫。射出成形については樹脂約40種類の他、液状シリコーンゴム、支給樹脂にも対応している。■ノイズ測定/診断/対策を トータルでサポート 双信電機(株)では、各種ノイズ試験EN、FCC、VCCI、KCsなどEMC規格適合試験に関する展示を行っていた。 同社は豊富な経験と実績を有している上、EMC技術と連携し、精度の高いテストを行っている。同社の浅間テストラボは、VLAC(VLAC-038)認定サイト、VCCI(NO.A-0189)登録済み、FCC(ANSI C63.4)ファイリングなどの特徴をもつもので、10m法の大型電波暗室/大型シールドルームにて高度なノイズ測定診断が可能で、独自の電波吸収体により、圧迫感のない、明るくフラットな壁面で良好な作業環境となっている。電波暗室は室内有効寸法が19×13×8.5mで電磁波発射妨害は9kHz~40GHz、シールドルームの室内有効寸法は7.0×7.0×2.8mとなっている。この他にも同社では、電波暗室に持ち込むことができない大型装置などの測定/診断/対策については、直接にその設置場所まで出向き出張テストを行うオンサイト測定も実施している。 併せて、ブース内では高圧/ 大電流対応のノイズフィルタについても展示。電圧:~6600VAC、電流:~3000Arms、という特徴に、多くの来場者が注目していた。■屋外設置に対応する 太陽光発電用のパワーコンディショナ デルタ電子(株)では、「エネルギーマネジメントソリューション」として、同社の創エネ/蓄エネシステムを紹介していた。 太陽光発電用の単相連系パワーコンディショナ『RPIHシリーズ 4.0kW 4.5kW 5.5kW 5.9kW』は、変換効率96.5%以上、かつ大容量マルチストリングスによりシステム設計に高い自由度がある点、防塵/防水対応(IP65)により、住宅屋外、野立設置、塩害地域設置可能である点、アルミ筐体設計により軽量化を実現する点、などの特徴をもつ製品。また、三相連系パワーコンディショナ『RPI Mシリーズ 165.5kW 20kW』は、高効率(Max98.4%)、防水/防塵 IP65対応、マルチストリングスにより各種設置に対応するなどの特徴を有する。この他、蓄電システムとして、リチウムイオン蓄電池を参考出品し、注目を集めていた。 また、同ブースでは、産業機器用標準電源のラインアップも紹介。 オープンフレームタイプの高信頼性、長寿命電源である『PJ』『PJB』『PJT』は、①ワールドワイドAC入力電圧対応、②入力電圧による出力ディレーティングなし、③米国電気工事基準NEC Class 2対応、④IEC/EN/UL60950-1&UL508安全規格、などの特徴を有する。■小型、かつ高効率の 大容量1000W電源 (株)ニプロンでは、開発中であるユニット型単出力電源『GPSA-1000 Series』を紹介していた。 『GPSA-1000 Series』は、小型、かつ高効率の大容量1000W電源で、他社1000W 電源と比べて小型化/高ピーク出力を実現する。並列運転に対応し、用途に合わせた容量アップが可能。最大2016Wの高ピーク出力を実現。冷却ファンは排気/吸気タイプをラインアップする予定であるという。 また、同ブースでは、レーザ機器や充電器に適した大容量単出力電源『GPSA-5000』も展示していた。同製品は最大93%の高効率を実現。並列運転に対応する他、12Vスタンバイ電源/出力可変ボリュームの搭載、リモートセンシング信号への対応、PS_ON信号、停電検出信号、PWR_OK信号など各種信号への対応などの特徴を有する。■ノイズの発生源を多角的に分析 森田テック(株)のブースでは、3次元空間電磁界可視化システム『WM9500narda』を紹介していた。 同システムは、人体防護を目的とした低周波次回測定の国際スタンダードであるNarda S.T.S社『ELT-400』を使用し、ICNIRP人体防護ガイドラインとの相対値(%)、磁束密度(T)を3次元で色分けし、空間上に表示できるもの。モーションキャプチャカメラによって『ELT-400』の空間座標を検出することにで、被測定物から放射される空間磁界強度を3次元で可視化することができる。赤外線で座標を認識するため測定現場の照度や対象物の色の影響を受けない点や、自動車のエンジンルームなど狭所や暗所での測定が可能である点、周波数解析機能により測定帯域幅を絞った評価が可能である点などが特徴となっている。 次回の同展示会は2016年4月20日(水)~22日(金)『PJ』『PJB』『PJT』に関する展示 の3日間、幕張メッセにおいての開催が予定されている。