ブックタイトルメカトロニクス4月号2015年

ページ
9/52

このページは メカトロニクス4月号2015年 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

メカトロニクス4月号2015年

MECHATRONICS 2015.4 9置くだけで監視カメラネットワークを構成する高確度、広帯域、高い安定性を実現する仮設用途対応の監視カメラ向け無線ネットワークを開発パワーアナライザを発売 三菱電機(株)は、マルチホップ通信技術を適用した仮設用途対応の監視カメラ向け無線ネットワークを開発した。マルチホップ機能を備えた無線LAN 内蔵の無線監視カメラを複数台設置することにより、電源や回線の工事なしに監視カメラのネットワークを構築/運用できる。 同製品は、無線LANにマルチホップ機能を加えることで無線LAN同士での通信を可能にし、有線LANの敷設工事を不要にした。同時に、バッテリー駆動とすることで、電源などの工事不要の簡単設置を実現。マルチホップ機能により、無線回線の状況に応じて伝送量を制御し、最適な伝送ルートを選択することで途切れなく映像を伝送することができ、監視能力の強化につなげられる。無線監視カメラネットワークを構築する際に、専門知識がなくても監視カメラの設置場所を決められるように、各監視カメラの無線 日置電機(株)は、優れた測定確度、従来機種と比べて測定周波数が広帯域、耐ノイズ性向上による高い安定性といった特徴をもつ、パワーアナライザ『PW6001』を発売した。 同製品は、電力基本確度±0.05 %、DC 測定確度±0.02 % rdg.±0.05 % f.s.を実現。同社が用意する50A 定格から1000A 定格までの豊富な電流センサを組み合わせて使用し、センサ確度を加算しても最高±0.11%といった高確度を実現。アナログ信号をデジタル信号に変換するA /Dコンバータには、18bitを採用し、より細かい分解能による高精度測定が可能。測定周波数は、従来機に比べて広帯域になっており、高速スイッチング化が進むインバータの測定でも、十分な測定が可能。エネルギー変換効率の測定では、波形解析が必要になること回線品質をタブレット端末にデータベース化し、無線ネットワーク全体の状況を可視化した。設置後に回線状況が劣化した場合にも瞬時に障害発生場所を特定し、タブレット端末に表示するので、専門家でなくても容易に対策を打つことができる。 近年、マラソン大会や野外コンサートなど人が多く集まるイベントにおいても、安全/安心確保の手段として映像監視システムの導入が求められている。一方、短期間のイベントであるがゆえに、電源やインターネットの回線敷設は技術/コストの両面で難しい状況にあった。同社は今回の開発で、設備投資を抑制しながら安全/安心の確保に貢献し、イベントだけでなく、既設の有線監視カメラネットワークを補完する目的にも導入できることから、様々な場面でのセキュリティー強化に期待している。から波形解析機能を搭載し、電圧/電流波形に加えてトルクセンサやエンコーダ信号も同時に表示可能。1台につき最大6チャネルの測定が可能で、2 台を光接続ケーブル(最長500メートル)で接続することで、最大12チャネルの電力計として使用できる。エネルギー変換効率の測定を安定的に行なうためには、ノイズの影響を減らす必要があるため、金属を独自の形状で削り出したソリッドシールドと電気信号を光に変える光絶縁デバイスを搭載したことで、耐ノイズ性能が向上し、測定の安定性が向上。 省エネ活動を推進するために、これまでは家電やAV 機器といった電気機器などの消費電力削減のための電力測定がパワーアナライザの主要な測定用途だったが、現在はエネルギーの変換効率を測定する用途が増えいる。それにともない、エネルギー変換効率の測定に対するニーズも高まっており、これらの測定に際しては、高確度、広帯域、高い測定安定性が求められている。 同社では、年間販売台数70 台を目標にしている。2015.4 同社では、2016 年度以降に事業化を予定している。請求番号D5004請求番号D5003請求番号D0004