ブックタイトルメカトロニクス4月号2015年
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メカトロニクス4月号2015年
MECHATRONICS 2015.4 4572図2-245 反射型レンズを用いた直下照明方式2-141)(その2)2-246 特許事例①の補助説明図2-247 特許事例③の補助説明図ば、レンズの形状と照度曲線との関係を数理工学として考察できたであろうと、悔やまれた。※“設計からはじめよう”をしばらく続ける後に“製造の様子を知ろう”を論説の予定です。【参考文献】2-141)特許電子図書館(IPDL)2 設計からはじめよう(その71)①では杯状の部材が上部に接続されているので、透過光線束を全反射させ、球面状の下部分に邪魔されないで水平方向へ放出している。そしてこのレンズの上方に種々の拡散体を配置すると、配光特性を任意に発現させている(図2-246)。 特許事例②では、この窪みをレンズ頂点に設けている(図2-247)。発光素子からの近軸光線束は窪みで全反射し、周辺部の曲面で若干偏角されながら水平方向へ放出される。発光素子からの周辺光線束は、周辺部で大きな照射角になり屈折して広範囲に放出される。 特許事例⑧は、レンズは照射面をレンズの光軸に平行な位置に設定している。近軸光線束をレンズ頂点付近で屈折させながら放出し、周辺光線束をレンズ周辺部表面で全反射させて、やはり近軸方向へ放出させている。レンズ頂点付近を凸円錐面で形成し、開口端部に粗雑面を設けることにより、在来レンズよりも均等な照度分布を期待している。 先人のこのような技術開発をさらに詳しく認識したいが、特許明細書には本来は角度を基準として表記すべき光度指向特性が距離基準で表現されているので、光学系としての性能を吟味できなかった。光線経路図や照射距離間隔を明示した上で、照度分布図が記載されていれ