ブックタイトルメカトロニクス1月号2015年

概要

メカトロニクス1月号2015年

48 MECHATRONICS 2015.1　2014 年10 月15日（水）～17日（金）の3日間、パシフィコ横浜において、LED の設計・アプリケーション開発の専門展『LED Japan 2014/Strategies in　Light』が開催された。　同展示会は、『InterOpto』『BioOpto Japan』『LaserTech』と同時開催された。3日間の来場者数は8,467 名にのぼった。■紫外線LED 寿命テストに最適　理想計測（株）のブースでは、紫外線LED 寿命テストに最適な、S2chUV－LED 寿命試験装置『UVLifeMAPS32-5ATH』を紹介していた。同製品は、LED照明装置や、LEDランプなどのパワーLEDやOLEDパネルの寿命試験に理想的。32チャンネルのLED駆動電流源と恒温恒湿槽が1セットであるが、32グループまで増設し、全体で100Och 試験もできる。また、標準32チャンネル装置の他に、UV試験専用治具やソフトウエアを装備し、最大5Aの大電流で、紫外線LED 全32チャンネルのおのおのを別々の信号パターンで駆動し、同一温度で加速試験できる。　2014年9月17日（水）～19日（金）の3日間、東京ビッグサイトにおいて、センサと応用技術・機器、システム、ネットワークなどを展示する『センサエキスポジャパン 2014』が開催された。　開催期間中は、『第24 回フルードパワー国際見本市』『第26回国際計量計測展』『第7回総合検査機器展』も同時開催された他、同会場で『エヌプラス』も行われていた。　3日間の総来場者数は、『センサエキスポジャパン2014』だけで11,368 名に上った。■高温雰囲気での良好な安定性　KOA（株）では、面実装タイプの白金薄膜温度センサ素子SDT73シリーズを展示していた。　おもな仕様は、サイズ3.2 ㎜×1.6 ㎜、抵抗値100Ωor500Ω、抵抗値許容差±0.2％ or±1％、T.C.R.＋3850×10－6/K（JIS・IEC 規格相当）。車載向けに■軽量、かつ高耐久性を実現　（株）ニュービズソリューションでは、店舗看板や、駐車場、景観、船舶の照明など、多様な用途に幅広く対応できる高性能小型LED 投光器を紹介していた。　高性能、高耐久性、ローコストと軽量化を実現した優れた同製品は、IP67 防水評価や、3m 落下試験などにも耐える丈夫な機構設計、従来の照明に比べ計量、小型を実現している点、などの特徴を有しており、20W、32W、85W、160W のモデルを用意している。■いつでもつながる通信インフラ　ランプサーブ（株）では、LED 通信に関する展示を行っていた。　この通信技術は、バックホールの省配線化による通信インフラの大幅なコストダウンを実現するもので、屋内AEC-Q200 のデータを取得した『SDT73V』、250 ℃の高温耐熱製品『SDT73S』、カスタム品として耐熱400℃タイプ品やワイヤーボンディング対応電極品の提供も可能。基板温度管理、高精度温度補償、パワー半導体の温度管理などに採用されている。■ Si- 赤外レンズ付き8×8 画素の　赤外線アレイセンサモジュール　セイコーNPC（株）のブースでは、Si- 赤外レンズ付き8×8画素の赤外線アレイセンサモジュールを紹介していた。　本モジュールは処理回路を内蔵。Si-Lens 赤外線光学系搭載で、温度変換デジタル出力、2Frame/ 秒、±1.5 ℃、という特徴を有する。　また同ブースでは、高感度、低ノイズ、GAP 特性に優れる磁気センサも紹介。センサ素子とアナログ回路を小型パッケージに集約し、オートバイアス機能による環境磁場の影響を低減する、という特徴を有する。外、日中を問わず利用でき、省電力にて動作可能なため、LED 街灯や自動車、モバイルなど、多様な機器にその機能を組み込むことができる。ブースで紹介されていたLED通信装置『ライトマイルズ』は、LEDによって距離200mにおける通信速度2Gbpsの長距離超高速通信を実現したLEDイーサネット通信モジュールであり、多くの来場者の注目を集めていた。■暗室が不要で、角度分解能0.1 °の　簡易型高性能測定器　コニカミノルタ（株）では、小型LEDやモジュールサンプルの配光測定を行う、インスツルメントシステムズ社製の配光測定装置『LEDGON-100』を展示していた。　同製品は、暗室が不要で、角度分解能0.1°の簡易型高性能測定器。水平軸に固定された鉛直軸及び水平可動軸をもち（ タイプC）、最大700g 重の小型LED、モジュールサンプルが測定可能で、IESとEULUMDATデータへのエクスポートが行える。　同展示会の次回開催は、2015 年10 月14日（水）～16日（金）、パシフィコ横浜において予定されている。■疑似的なクリック感を発生　（株）青電舎では、従来の振動モータ、電磁ソレノイド、圧電素子などと違う方式の新方式アクチュエータ、及びその技術を用いたタッチパネル用クリック感発生装置に関する紹介を行っていた。　このアクチュエータは、簡単な部品構成で、小さく、瞬間的に強い力を出せるところが特徴であり、この技術を用いてタッチパネルを動かし、クリック感を発生させる装置に応用した。これによって、実際のボタンを押したようなクリック感を液晶タッチパネルに付加させることが可能。クリック感を付加することでタッチパネル入力の弱点を克服し、従来のタッチ入力に比べて、操作性の向上を実現する。ブースでは、実機に組み込んだ試作機を展示しており、実際のキーボードを入力しているような押し心地を多くの来場者が体験していた。　同展示会の次回開催は、2015 年9 月16日（水）～18日（金）、東京ビッグサイトにおいて予定されている。2014 年10 月15 日（水）～17日（金）パシフィコ横浜（株）ICSコンベンションデザイン2014年9月17日（水）～19日（金）東京ビッグサイトフジサンケイ ビジネスアイ（日本工業新聞社）■ 会　期■ 会　場■ 主　催■ 会　期■ 会　場■ 主　催LED Japan 2014/Strategies in Lightセンサエキスポジャパン 2014KOA（株）のブース赤外線アレイセンサモジュールに関する展示S2chUV LED 寿命試験装置に関する展示ブースでは、製品の耐久性を示す展示を行っていたランプサーブ（株）のブース配光測定装置『LEDGON-100』新方式アクチエータ、及びその技術を用いたタッチパネル用クリック感発生装置に関する展示