ブックタイトルメカトロニクス12月号2014年

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概要

メカトロニクス12月号2014年

MECHATRONICS 2014.12 13所 在 地:U R L:事業内容:東京都目黒区http://www.ainix.co.jp1.自動認識技術および自動データ収集技術 のコンサルティング、2.バーコードの作成、読取、入力、データ収集 等のバーコードソフトウエア、モバイルミドル ウエアおよび倉庫管理等の業務ソフトウエ アの開発、3.バーコード機器、RFID 機器、バイオメトリッ クス機器、モバイル機器、無線LAN機器、 コンピュータ機器、物流機器の販売、4. 倉庫管理システム、音声ピッキングシステ ム、履歴管理システム、文書管理システム、 ラベル発行システム、企業モバイルシステ ム等のシステム構築、5.モバイル通信サービス、モバイル決済サー ビス等のサービス提供。アイニックス株式会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ RFID 監視は、RFID の中に温度や湿度センサを内蔵し、倉庫、工場、事務所、病院などの温度管理や湿度管理を監視したり、振動や運動センサを内蔵することで物の動きを監視することができます。最近では、農業分野でも注目され始めており、事業展開を進めています。 また、この4つのコンセプト以外にも、バーコードのデータを読み取って、NTTドコモのFOMA 網を使用してデータを送信する法人向けの低価格なデータ通信サービス『AINIX MOBILE』を提供しています。 AINIX MOBILEは、高機能な業務/産業用モバイル機器、開発/運用を容易にするモバイルミドルウエアやモバイルセキュリティ、低価格なモバイル通信サービス、そして、業務効率をアップする便利な各種ASPサービスによる統合的なモバイル通信サービスをコンセプトにしています。最近では、月に15MBまでのデータなら低価格になるサービスの利用が多くなっている状況です。 当社は、通信事業まで手掛けることにより、お客様に最適な自動認識ソリューションをワンストップで提供する“We provide the best Auto-ID Solution inthe one stop.”をテーマに事業展開しています。 御社の提案するコンセプトから生まれ た製品についてお聞かせ下さい平本:まずは、Easy Barcoding のコンセプトで当社の創業以来メイン製品となっているバーコード作成ソフトウエア『Starシリーズ』から『BarStar Pro』を紹介します(写真1)。 この製品は、高精度でフレキシビリティの高いバーコード作成ソフトウエアで、バーコードをプリンタ1ドット単位に自動調整して作成するため、高精度なバーコードが印刷できます。また、レーザプリンタやインクジェットプリンタでバーが太る場合は、バー幅を小さくスペース幅を大きくするなど細かく補正できるなどの特徴が挙げられます。 そしてPOTからは、音声ピッキングシステム『POTVoice』と、低価格で棚卸が実現できる『POT 棚卸』を紹介します。 POT Voiceは、ドイツで開発された欧州ナンバーワンの音声認識エンジン『Lydia』を使用したピッキングシステムで、ハンズフリーとアイズフリーにより、バーコードピッキングに比べて作業効率を10~30%改善することができます(写真2)。高い作業効率と出荷精度、大きな製品や重い製品でも楽にハンドリング、音声登録がいらない不特定話者方式、聞きやすく疲れない自然音声アナウンス、などの特徴が挙げられます。 またPOT棚卸は、iPod Touch/iPhoneを使用することで棚卸業務を簡単かつ低価格に実現する棚卸システムです(写真3)。iPod Touch / iPhoneは、背面カメラまたはポケットスキャナでバーコード読み取りを行います。ポケットスキャナは、背面に簡単に取り付け、取り外しができるため、ハンディターミナルのようなワンハンドの操作が可能です。アプリケーションは無料でダウンロードできるので、誰でも簡単に利用できるといった特徴が挙げられます。 次に、AINIX MOBILEからはミニポケットスキャナ『MT1197MW』を紹介します(写真4)。この製品は、モバイル機器の利用範囲を拡大するポケットサイズのバーコードリーダで、BluetoothをPINコードなしでスマートフォンやタブレットなどに接続できます。抗菌/バイブレータ/シリコンカバー付きのメディカル仕様、iOS / Android / Windowsにワンタッチ接続、2MBまでデータ蓄積、USBスキャナとして使用できる、などの特徴が挙げられます。 また最近では、バーコード/ RFID /磁気カードに対応する業務用スマートターミナル『BM180』の販売も行っています(写真5)。この製品は、スマートターミナルとしては最大級の5インチディスプレイを搭載し、Android とWindows Embedded 8.1 Handheldを搭載できるため、用途に合わせて選択可能です。その他にも、3.5G のモバイルデータ通信、高速の無線LANとBluetooth、QRコードなどの二次元シンボルも読み取り、NFC(RFID)、磁気カードリーダに対応、800 万画素カメラ搭載、などの特徴が挙げられます。 今後の展開についてお聞かせ下さい平本:当社のユーザーは製造と物流が柱になっていますが、今後のことを考えていくと、もう少し周辺関連を広げていかなくてはいけません。そこで、農業と医療/介護分野にスポットを当て事業の幅を広げていこうと考えています。当社の自動認識技術を駆使して、農業や医療/介護分野をカバーすることは、この先10年位の目標になっており、すでに準備を進めている状況です。 その1 つが、米国ゼブラ社と提携して始めた医療用リストバンドになります(写真6)。この製品は、レーザプリンタやサーマルプリンタで印刷し、入院患者の安全/快適性を守り、また看護師の効率/省力化をサポートするとともに、病院経営にコストダウンを提供します。医療/介護分野に関しては、この製品をきっかけとして事業展開を図っていきます。農業分野に関しては、先程も少しお話ししましたがRFIDと加速度センサを使用した害獣捕獲監視で事業展開を図っていきます。 これらの事業が上手く広がれば、10年先が見えてきますし、その次の10 年先にも繋げていけると考えています。本日はお忙しい中ありがとうございました。写真1 バーコード作成ソフトウエア『BarStar Pro』のパラメータ設定画面写真3 低価格棚卸システム『POT棚卸』写真5 業務用スマートターミナル『BM180』写真6 医療用リストバンド写真2 音声ピッキングシステム『POT Voice』の出荷指示画面写真4 ミニポケットスキャナ『MT1197MW』