ブックタイトルメカトロニクス11月号2014年

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概要

メカトロニクス11月号2014年

10 MECHATRONICS 2014.11ロングストローク/高速性/高精度を同時に実現したモジュラデザインを取り入れた単軸ロボットを発売主軸台移動型CNC自動旋盤を発表 ヤマハ発動機(株)は、サーボモータを使用した単軸ロボット“FLIP-X(フリップエックス)シリーズ” の新製品『GF14XL』『GF17XL』を発売した。 同製品は、サポート部品を複数配置しボールねじの振動を抑える同社独自の最適サポート機構により、全ストロークにおいて最高速で動作することを可能にした。これにより、ロングストロークの動作でもタクトアップが期待できる。また位置検出器には、磁気式の位置検出器であるレゾルバを使用している。レゾルバは、本体に外乱の影響を受けやすい電子部品を使用しておらず、自動車/航空機/医療など、信頼性を最も必要とされる分野で数多く採用されている。レゾルバを位置検出器に採用することにより、耐環境性、高信頼性を実現した。さらに、ロングストローク対応可能な従来の単軸ロボットと比べ、断面積がコ シチズンマシナリーミヤノ(株)は、様々な業種の金属加工用に汎用性のある主軸台移動型CNC自動旋盤シンコム『Lシリーズ』の最大加工径をΦ32mmとし、新たにモジュラデザインを取り入れた『L32シリーズ』を発表した。 同製品は、軸構成や回転工具駆動装置など、ユーザーの欲しい機能を組み合わせたユーザー独自の機械構成に柔軟に対応し、必要十分で最適な仕様の機械選定が可能となった。モジュラデザインにより、正/背面主軸、回転工具付きくし刃刃物台、対向刃物台と背面刃物台の基本構成に、①くし刃刃物台にはB軸回転工具、②対向刃物台には回転工具、③背面刃物台には回転工具とY2軸の選択が可能となっており、各々必要に応じて自由に組み合わせることができる。これまでは、加工ワークの長さによって機械本体をガイドブッシュ付きかガイドブッシュレスかを選択すンパクトになった。ケーブルベアの必要なリニア単軸ロボット、ナット回転型単軸ロボットと比較して、40%以上断面積が小さくなっている。主な仕様は、繰り返し位置決め精度:±0.01mm、ボールねじリード:20mm、最高速度:1,200mm/sec、分解能:20,480パルス/回転、など。 生産設備では、ロングストローク/高速性/高精度など、複数の条件が求められる場合がある。ところが、ボールねじを使用した単軸ロボットは、ロングストロークになると最高速が制限されるという課題があった。今回発売された同製品により、ロングストローク+αが求められる場面でユーザーニーズに応え、生産設備に最適な単軸ロボットを選択できるようになった。 同社では、2014 年9 月11日より発売しており、2 機種合わせて1,000 台(発売から1年間/国内外)の販売る必要があったが、ガイドブッシュの取り付け取り外し作業を短時間で簡単に行える切替方法を実現。ソフトウエアオプションのオンライン販売サービス、高速プログラムチェック機能を標準で装備(ソフトウエアオプションは機能一式の購入または必要な時間のみ購入の選択が可能)。自動旋盤の複雑な操作を支援軽減するヒューマンインタフェースを搭載し、作業者に優しい操作性を実現。 モジュラデザインは、同社が提唱するモノづくりコンセプト『個の量産』に基づくものであり、軸構成や回転工具装置に加え様々なアタッチメントなどを、要望に応じて組み合わせることでユーザー個々に最適な機械を提供する。それにより、ユーザーのモノづくりの最適化に貢献する。 同社では、2015 年4 月より発売し、月産台数20 台(L32シリーズ合計)を予定している。2014.11を計画している。請求番号L5002請求番号L5001請求番号L0006