ブックタイトルメカトロニクス5月号2014年
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メカトロニクス5月号2014年
MECHATRONICS 2014.5 5361【参考文献】2-134)特許電子図書館(IPDL)図2‐210 直射型レンズを用いた直下照明方式(その2)(次回につづく)2-134)2 設計からはじめよう(その60)r とし、レンズ表面の曲率半径ρとの比r /ρによってレンズ表面形状を分割しながら規定している。ただし最中央部が窪んだ円錐面であり、周囲曲面に対して不連続な円線が形成されているので、レンズ内部を通過する光線が全反射を起こし易い(図2-213)。 なおこの事件⑥のレンズ形状が事件③のものと類似しているが、この事件⑥の出願日は事件③の公開日と僅差であるから、レンズ形状が類似しているのは相互に影響し合ったためであろうとは考えられない。 こうして概観すると、光軸方向が明るくなるのを抑制するために光線束を周囲に拡散すればよいのだと短絡して考え、レンズの表面形状を部分分割して変形しながら試行錯誤を繰り返しながら光学設計しているのであろうか。特異な経緯に感じる。照射面の周囲まで明るくするには、光線束を大きく拡張する必要がある。しかし発光素子から照射面へ届けるべきものは“光束”であって“光度”ではない。光線束は光束の運び役である。“光線束”と“光束”との用語の意味や物理実態を間違わないこと。この思考観点に目覚めると、照明用レンズの設計ができるようになる。図2‐211 光度と光束との関係図2‐212 特許事件③への補助説明図図2‐213 特許事件⑥への補助説明図