ブックタイトルメカトロニクス5月号2014年
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メカトロニクス5月号2014年
MECHATRONICS 2014.5 51100名④持続可能な開発のための教育に関する拠点の会議 ・日程:2014年11月4日(火)~7日(金) ・会場:岡山コンベンションセンター ・世界各国のESD実践者約300名3. ロゴマーク 世界会議の周知のため、各組織から各種のロゴマークやマスコットキャラクターが紹介されている(図3はユネスコと日本政府が作成したロゴマーク)4)。4「. ESDスローガン」「 ESDは自分に関係あるもの」という意識を啓発するため、文部科学省において、スローガンを策定。 ・スローガン:「あなたの毎日が、未来になる」(図4参照) ・趣旨: 「自分たち一人一人が毎日身近なところから行動を起こすことが、持続可能な地球の未来につながる」5.「 ESD QUEST」について文部科学省は、ESDを分かりやすく説明する冊子「ESD QUEST」を作成(図5)6)。6.「 ESDに関するユネスコ世界会議」ウェブサイト ユネスコでは世界会議ウェブサイトを開設した。http://www.unesco.org/new/en/unesco-worldconference-on-esd-20147. ESDに関するユネスコ世界会議の成果文書世界会議では、「ESDグローバルアクションプログラム」注4)の具体的な実施に向けて、各ステークホルダーがESDをさらに強化し、そのための行動を起こすことを宣言する文書を採択する予定。 これを通じ、2015年以降のグローバルアクションプログラムに沿った関係者の取組がより強固で広範なものとなることが期待される。注4)ESDグローバルアクションプログラムについて・「ESDの10年」の後継プログラムとして位置付け、2015年以降のESDの取組を推進する。・2013年10月の第192回ユネスコ執行委員会で承認され、11月の第37回ユネスコ総会に諮られた後、2014年秋の国連総会で採択される予定。(2014.3.22記)<参考資料>1)小田切力:「ものづくりと地球環境(第117回):「国連持続可能な開発のための教育の10年」~その活動経緯と今後の予定」メカトロニクス、Vol.36, No.12(2011.12)2)小田切力:「ものづくりと地球環境(第115回):「2011年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」~“持続可能性”についての検討の経緯」メカトロニクス、Vol.36, No.10(2011.10)3)内閣官房ホームページ:「ESDって何?」4)文部科学省(日本ユネスコ国内委員会)ホームページ:「ESDに関するユネスコ世界会議について」5)文部科学省:「(報道発表)ESDに関するユネスコ世界会議に向けた広報について」(2014.2.10)6)文部科学省:「(パンフレット)ESD QUEST」(2013.10)7)文部科学省:「ESD QUEST」(2013.10)を交渉する過程で、日本は、国内のNPOから提言を受け、「持続可能な開発のための教育の10年」を提案し、各国政府や国際機関の賛同を得て持続可能な開発に関する世界首脳会議実施計画に盛り込まれることとなった。●2002年:国連への日本のESD提案 日本より第57回国連総会に、2005年からの10年間を国連持続可能な開発のための10年(以下「国連ESDの10年」)とする旨の決議案を提出し、満場一致で採択された。 “持続可能な社会の実現”についての提案の内容は、“持続可能な社会の実現に向けて、私たち一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革することが必要であり、そのための教育が「持続可能な開発のための教育」である”というものである。●2003年6月:「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)教育関係NGOの横断的組織としてESD-Jが発足。●2003年9月:ユネスコが発表した国際実施計画枠組案に対する提言書を提出●2003年~2004年:日本の国連への提案 日本は、第58回国連総会(2003年)、第59回国連総会(2004年)においてもESDの10年を推進するための決議案を提出し、それぞれ満場一致で採択された。●2005年9月:ユネスコの国際実施計画 「ESDの10年」の推進機関に指定されたユネスコにより国際実施計画が策定され、国連で承認された。また、各国政府に対しては国内教育戦略等にESDを盛り込むよう呼びかた。●2007年7月:「第4回世界環境教育会議」 ダーバン(南アフリカ)で開催。●2007年11月:「第4回環境教育国際会議」 アーメダバード(インド)で開催。●2008年12月:「ESD国連フォーラム2008」 国連大学(東京)で開催。●2009年3月:「ESD世界会議」 「ESD世界会議」(UNESCO World Conferenceon ESD)を、「国連ESDの10年」の中間年にボン(ドイツ)で開催し、「ボン宣言」を採択。●2012年:「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」 リオ・デ・ジャネイロ(ブラジル)で開催。宣言文の中で、2014年以降もESDを推進することが盛り込まれる。●2014年11月:「ESDに関するユネスコ世界会議」 「国連持続可能な開発のための教育の10年」の最終年が2014年であり、最終年会合を提唱国である日本で開催(名古屋市・岡山市:その閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合は名古屋市で行う)。2.付随する国内の動向 前述の国際的な動向に対応して、日本国内では、関係組織が最終年の行事の準備を進めてきた。その一部を以下に紹介する。●2005年:「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議 「国連持続可能な開発のための教育の10年」に係る施策の実施について、関係行政機関相互間の緊密な連携を図り、総合的かつ効果的な推進を図るため、内閣に「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議(以下「連絡会議」という。)が設置され、第1回会合が2005年12月に開催された3)。 同連絡会議出席者を含めて関係省庁の担当窓口は以下のごとくであり、検討課題の巾の広さがうかがえる。・内閣官房:・内閣府:大臣官房国際課・法務省:人権擁護局人権啓発課・総務省:大臣官房企画課・外務省:国際協力局地球環境課・文部科学省:大臣官房国際課・厚生労働省:労働政策担当参事官室・農林水産省:農村振興局・経済産業省:産業技術環境局環境調和産業推進室・国土交通省:総合政策局環境政策課・環境省:総合環境政策局環境教育推進室●2010年12月:「2010年度国連持続可能な開発のための教育(ESD)の10年円卓会議」(第1回)を開催。■ESDに関するユネスコ世界会議について 「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」は、2005年から開始され、本年(2014年)はその最終年となるので、日本政府とユネスコの共催で「ESDに関するユネスコ世界会議」が日本において開催される。以下は文部科学省その他の関係省庁が発表した同会議の概要である4)。1. 開催の目的 我が国を始め世界各国における国連DESDの活動を振り返るとともに、2014年以降のESD推進方策について議論し、ESDの更なる発展を目指す。2. 開催概要 愛知県・名古屋市において閣僚級会合及び全体の取りまとめ会合を開催する。それに先立ち、国連機関、研究者、学校関係者等各種ステークホルダーの会合を岡山市において開催し、その議論結果を愛知県名古屋市での会合に反映させる。①僚級会合及び全体の取りまとめ会 ・日程:2014年11月10日(月)~12日(水) ・会場:名古屋国際会議場 ・参加者:ユネスコ加盟195ヵ国から閣僚を含む約1,000名・備考:11月13日(木)に国内関係者によるフォローアップ会合を開催②ユネスコスクール世界大会 ・日程:2014年11月6日(木)~8日(土) ・会場:ホテルグランヴィア岡山、 国立大学法人岡山大学 ・参加者:国内外の高校生及び教員約1,000名③ユース・コンファレンス ・日程:2014年11月7日(金) ・会場:岡山国際交流センター ・参加者:世界各国の18~35歳のESD実践者等約<図3>ユネスコと日本政府が作成したロゴマーク4)<図5>「ESD QUEST」の表紙6)<図4>スローガンの入った環境省・文部科学省のコラボキャラクター5)