ブックタイトルメカトロニクス4月号2014年

概要

メカトロニクス4月号2014年

MECHATRONICS 2014.4 9請求番号D0005輻射ノイズ低減とシステムコストダウンの両立を実現するコンパクトなボディに高性能を凝縮した128／256MビットSDRAMを開発少量用2液型ディスペンサを発売　ロームグループのラピスセミコンダクタ（株）は、同社の高信頼性DRAMシリーズとして、出力ドライバビリティ調整機能搭載の128MビットSDRAM『M D 5 6 V 7 2 1 6 0 C 』／ 2 5 6 M ビットS D R A M『MD56V82160A』を開発した。　同製品は、SDRAMの動作時に発生する輻射ノイズの低減、インピーダンスマッチングによるリードデータ出力波形の特性改善のため、リードデータ出力時の電流駆動能力を変更する出力ドライバビリティ調整機能を搭載し、拡張モードレジスタセットにより4段階のドライバビリティ設定が可能。同機能により、ユーザーシステムに対応した電流駆動能力の最適化を実現し、輻射ノイズ低減、輻射ノイズ対策部品削減に貢献する。また、車載機器分野における基板とのはんだ接続性の高い信頼性（株）ナカリキッドコントロールは、様々な産業分野で信頼を得ている少量用2液型ディスペンサ『カッパーシリーズ』の最新モデルとして、『カッパー5』の発売を開始する。同製品は、数多くの実績で定評ある同社独自の容積計量方式ポジロードポンプを採用し、材料液の粘度変化に影響されにくい、常に安定した高精度計量吐出が可能。同社従来機種に比べ、タッチパネルの採用により操作性をさらに向上させ、各種タイマなどを標準装備してさらに機能を充実させている。コンパクト設計で、使いやすく、小さな設置スペースでセットアップも簡単に行える。ミキサには、動作音も静かな小型高速ブラシレスモータを採用し、より快適な作業環境を提供する。比率計量／混合／定量吐出を自動処理し、作業終了後は簡単操作の要求をクリアするため、接続信頼性に優れる銅（Cu）リードフレームを採用。従来の42アロイのリードフレームと比べ、基板の熱膨張係数と近いため、はんだ接続信頼性が向上し、自動車メーカー要求の基板実装状態での熱膨張サイクル基準をクリアする。さらに、高品質を実現するために、ユーザーの要求品質に合わせたテスト工程にカスタマイズ対応することや、ウエハレベルでパッケージ品と同等の品質を保証し、ユーザーの使用方法に合わせたテスト工程により高い品質のチップ品を提供する。　中／小容量SDRAMの用途のひとつである車載機器システムでは、動作時に発生する輻射ノイズが高周波数帯域などへの影響を与えるため、システムの品質向上にとって輻射ノイズの低減が重要な課題となっていた。洗浄機能付きのため、人と環境にやさしい設計。シンプルなボディデザインは、作業効率を向上させ、清潔で快適な作業環境を実現する。主な適用製品は、電子部品／精密機器／光学製品／家電製品／機械部品／スポーツ用品／事務機器、など。主な適用樹脂は、低粘度2液エポキシ／2液ウレタン／高粘度2液エポキシ／2液性RTV ゴム／フィラ入り樹脂。主な仕様は、吐出量範囲：0.03 ～ 2.0ml ／ shot（ポンプコンビネーションによる）、適応比率範囲：100:100 ～100:5、使用可能粘度：1 ～300,000mPa・s、計量方式：容積計量（ポジロード方式）、制御方式：小型シーケンサ制御、エア源：0.4MPa（ドライエア）、電源：AC100V／ 500W、本体寸法：535（H）× 350（W）× 615（D）mm、など。　同社では、すでにサンプル出荷中で、2014年3月より月産100万個の体制で量産出荷を開始する予定。同社では、2014 年2月より販売を開始し、2014 年度は100 台の販売を計画している。2014.4請求番号D5004請求番号D5003