ブックタイトルメカトロニクス4月号2014年
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メカトロニクス4月号2014年
MECHATRONICS 2014.4 47挫)。・2004 年12 月:栄区と横浜市都市計画局が「栄区まちづくり方針」を発表。・2005 年3 月:横浜市、都市経営執行会議で東急建設(株)の「上郷開発計画」を了承。・2006 年2 月:横浜市は環境影響評価(以下アセス)を開始(2007 年11 月にアセスを終了)。・2006 年2 月:国土交通省、「円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域」に新たに98ha の地区を加える。・2007 年6 月:「上郷開発から緑地を守る署名の会」(以下「署名の会」)発足。・2007 年7 月:アセス評価書の公告縦覧。・2007 年9 月:「署名の会」は、金田横浜副市長と会見、緑地全面保全の要望を伝える。・2007 年11 月13 日:東急建設(株)が、都市計画提案制度を利用して「上郷開発計画」を横浜市に提出。・2007 年12月3日:「署名の会」は横浜市長、市会に72,736筆の署名を添えて陳情書を提出(12月14日に追加分を提出し、合わせて90,692筆となる)。・2007 年12月28 日:横浜市は東急建設(株)が11月に提出していた「上郷開発計画」を受理。・2008年1月9日:東急建設(株)が、「市街化調整区域」である開発予定地区を、「市街化区域」へ用途地域変更する提案を神奈川県に提出、県は即日受理。・2008 年7 月12 日:特定非営利活動法人「ホタルのふるさと瀬上沢基金」(以下、「NPO瀬上沢基金」)設立総会。・2008 年9 月:横浜市都市計画評価委員会は、①海山に連なる緑地を破壊するなど、横浜市のまち づくりの方針に反している。②周辺住民の大方の賛同を得ていないを理由に本計 画提案を否決した。・2012年1月:東急建設(株)は第3次の開発事前相談書を横浜市に提出。・2012 年3 月:横浜市は同相談書への助言書を交付し東急建設(株)に修正都市計画案の提出を求める。・2012 年4 月:本計画の白紙撤回を求めるため署名活動を強化すべく「署名の会」の内部組織として「上郷・瀬上の自然を守る会」(以下「守る会」)を発足させる。・2013 年12 月25 日:東急建設(株)は新しい都市計画提案を2014 年1 月に行うことを発表。・2014 年1 月:「署名の会」・「守る会」の署名運動は、2013 年12月末に106,750筆に達したと発表。・2014 年1 月25日:東急建設(株)は「上郷猿田地区開発計画」を公表。・2014 年2 月7 日:「署名の会」は林市長に緑地の全面保全を求める陳情書と109,836筆分の署名を提出。(2014.2.11 記)<参考資料>1)新聞記事1a) 神奈川新聞:「横浜・上郷猿田地区、東急が開発計画案公表、緑地7 割を保全、自然保護団体ら反対」(2013 年12 月26 日)1b)朝日新聞:「栄の緑地開発計画再開案、来月にも」(2013 年12 月26 日、神奈川版)1c)神奈川新聞:「横浜・栄区上郷地区、公表反対の署名11万人分を提出」(2014年2月8日)1d) 東京新聞:「栄区「瀬上の森」周辺保全、署名 11 万筆提出」(2014年2月8日)1e)朝日新聞:「栄区の開発計画、緑地保全を陳情、住民団体が署名提出」2)関連ホームページ2-1) 東急建設(株)http://const.tokyu.com/topics/topics_08.pdf2-2) 「上郷・瀬上の自然を守る会」、「上郷開発から緑地を守る署名の会」http://segamizawa.blog54.fc2.com/2-3)「 ホタルのふるさと瀬上沢基金」http://www.segamikikin.org/2-4) 瀬上の森パートナーシップ(SMP)http://www.yokohama-smp.org/・電話 045-891-5475・メール:kamigousegami@yahoo.co.jp・ホームページ:http://segamizawa.blog54.fc2.com/②ホームページ記載の関連情報例 「市民の願い10万9,836 筆:7 日、市長と市会議長に陳情書と署名簿を提出した」(2014年2月7日) 横浜7大緑地のひとつ、円海山の麓に連なる瀬上沢緑地(栄区上郷猿田地区)の東急建設(株)(東京都渋谷区)による大規模開発計画に反対し緑の保全を求める市民の願いをこめて、「上郷・瀬上の自然を守る会」(山仲章介代表)および「上郷開発から緑地を守る署名の会」(同)の代表14名が2014年2月7日(金)午前、横浜市役所を訪れ林文子市長、佐藤祐文市議会議長宛ての陳情書を提出した。 林市長宛の陳情書は、市で開発計画案の審査にあたる都市計画提案評価委の座長である坂和建築局長、秋元企画部長、佐藤都市計画課長に託した。午後には市政記者クラブにおいて、今回の東急建設(株)による都市計画提案制度を用いた開発計画案の問題点を説明、横浜市がみどり税による買い取りを含む緑地保全策など、抜本的な解決策を早急に講ずるよう訴えた。 山仲代表によると、署名活動は2012 年4 月から開始。同地区周辺の駅頭や開発予定地に隣接する円海山などで呼び掛け、市民を含め全国各地から計109,836人分の署名が集まったという。 陳情書では、東急建設(株)による都市計画提案「上郷猿田地区開発計画」を市の計画としないよう訴えているほか、5 年間の延長が決まった「横浜みどり税」を活用して開発予定地を市が買い取り、全面的に緑地として保全するよう求めている。 同日、坂和伸賢建築局長らに署名と陳情書を提出した山仲代表らは「反対の声を真剣に受け止め、緑を守ってほしい。開発は絶対にやめてもらいたい」と話している。(2)「ホタルのふるさと瀬上沢基金」①組織概要・代表者:角田東一(理事長)・電話 045-832-9167・メール:segamikikin@gmail.com・ホームページ:http://www.segamikikin.org/②ホームページ記載の関連情報例「都市計画提案」が提案されました!(2014 年度1月20 日公示) 私達の街、横浜南部に残る瀬上沢地区の貴重な自然と里山に、甚大な影響を及ぼす都市計画提案が、事業者・東急建設(株)より正式に提案されました。 前回(2007 年)の提案では、地区東側の緑と西側の壊滅的な自然破壊が計画され、到底市民に受け入れられるはずもなく、横浜市も当然ながら却下しました。 今回再びの提案は端的にいって、「東側の樹林地と谷戸の多くは保全することにしたので、西側には、新たな街を作らせてくれ。」というものです。今計画においても、西側地区一帯の自然は完全に破壊され宅地化、商業地化されます。舞上線沿い西側には大型商業施設、ビル、マンション、戸建住宅などが建ち並び、現在の豊かな緑の景観は失われます。 ”横浜市都市計画マスタープラン”に述べられた、「駅から徒歩1km 圏内での、コンパクトな市街地形成」という構想を逆用した事業計画といえます。市のマスタープランは、駅近くに残る貴重な自然を潰してまでの、新しい街作りではないはずです。現に港南台周辺にも、40年来使われていない学校予定地等の空き地や、人口減少に伴う空き地、空き家が多数存在します。 今、残された自然と里山を削っての街作りの必要性がないばかりか、市街化、乾燥化の悪影響は瀬上沢地区全体と周囲の街に及ぶに違いありません。三浦丘陵から、円海山、瀬上市民の森につながる緑地帯の北端にかろうじて残り、貴重な湿地帯をともなう、12haもの豊かな里地、里山を失ってはいけません。市民と横浜市は、将来の世代へ引き継ぐべき大切な財産を失うことになるでしょう。 今回の都市計画提案書及び今までに説明、発表された事業者:東急建設(株)からの計画には、多くの点で、疑問と都合の良い解釈・論理があります。追って、このホームページでも詳しく指摘していきます。 私たちは、大切な横浜の緑を削るこの提案が却下されるよう、様々な活動に注力します。基金会員の皆様、市民の皆様、この提案のあやまりを正しく理解し、広く伝えてください。横浜市と評価委員会には、市民と将来の世代に誇れる正しい判断をされるよう、切望します。議会、議員の方々には、市民の代表として市民の立場で絶大なご協力をお願いします。マスメディアの方々にも、この提案の本質を見極めて正しい広報をお願いします。(3)瀬上の森パートナーシップ(SMP)①組織概要・代表者:中塚隆雄・電話:080-5379-6409・メール:segami-ps@hotmail.co.jp・ホームページ:http://www.yokohama-smp.org/②ホームページ記載の関連情報例・瀬上の森パートナーシップ:「上郷猿田地区開発計画に対する実効ある生態系保全への見解と提言」(2012年2月28日) これは、A4版で37ページの分量で以下の項目に詳細に触れた“見解と提言”であり、東急建設(株)の初期の計画を批判したものである。・要旨・1. 瀬上の森パートナーシップの環境保全活動と開発計画に対する立場・2. 上郷猿田地区開発計画の内容とそれに至った経緯に関する見解・3. これまでの事業者や地権者の生態系保全に関する認識に対する見解・4. 瀬上の森の生態系の特徴と生態系保全への課題についての見解・5. 計画が瀬上の森の生きものや生態系に与える影響や懸念にかかわる見解・6. 瀬上の森の実効のある保全のため事業者と行政(横浜市)と市民に向けた提言・【添付資料】計画地における生きものの生息成育に関する情報(非公開)■「上郷開発計画」問題の発端と経緯 「上郷開発計画」に関する発端とその後の経緯は、関係NPOの資料を総合すると以下の如くである。・1992 年:東急建設(株)と松里総業(株)が「上郷開発計画」を横浜市に提出。(開発予定地が市街化調整区域であるため、農地転 用についての県の許可の見込みがなく計画は頓<写真2>坂和建築局長(中央)に林市長宛の陳情書を手渡す山仲代表