ブックタイトルメカトロニクス1月号2014年

概要

メカトロニクス1月号2014年

MECHATRONICS 2014.1 9投光器や道路灯など大光量照明用途に適した単3 乾電池2 本で約15,000 時間の連続使用が可能な23,549lmの大光量LEDを開発デジタル酸素濃度計を発売シチズン電子（株）は、照明用LED『COB シリーズ』の製品ラインアップ拡充として、23,549lmの大光量を実現したLED『CLL052-1825B1-50KL1A1 ／CLL052-1825B1-503M1A2』の2モデルを開発した。同製品は、駆動条件の調整により、ユーザーの要望に合った光量や発光効率の選択が可能で、最大駆動時には400Wクラスの水銀灯と同等の光量である23,549lm（Ra65typ.、Tc ＝ 25 ℃）を実現し（ 同社従来品は17,675lm）、搭載するパッケージ数の抑制もでき、照明器具の小型化に貢献する。適用部材の再選定と最適化で光の取出し効率を高め、同社従来品と比較して光量では29 ％、発光効率では34％の性能を向上し、高出力と高効率を両立した。アルミ基板に直接LED素新コスモス電機（株）は、マンホールやタンクなどでの酸素濃度をリアルタイムで監視できるデジタル酸素濃度計『XO-326 Ⅱs』を発売した。同製品は、単3 形アルカリ乾電池2 本で約15,000 時間の連続使用ができ、同社従来品に比べて大幅に使用時間が延びることで、電池交換の手間を低減。機器本体とセンサ部が分かれており、センサ部をマンホールやタンク内などに入れることで、作業前の安全確認に最適。持ち運びしやすいコンパクトなサイズなので、作業中のリアルタイム酸素濃度監視にも適しており、作業中の安全確保にも役立つ。自動エアー調整機能搭載により、電源を入れると自動で21.0vol％調整を行う。見やすい大きなLCD 画面で濃度を表示。音とランプで警報を知らせるとともに、LCD画面のバックライトも点灯する。バ子を実装し、放熱性に優れた同社独自構造のチップオンアルミ工法を採用している。主な仕様は、外形寸法（mm）：38.0 × 38.0 × 1.4、投入電力（W）：79.1、全光束（lm）：12,750（CLL052-1825B1-50KL1A1）／10,990（CLL052-1825B1-503M1A2）、発光効率（lm ／ W）：161（CLL052-1825B1-50KL1A1） ／139（CLL052-1825B1-503M1A2）、色温度（K）：5000、など。近年、省エネやエコ対応の加速／促進といった社会要請から、一般照明分野へのLED普及が進んでいる。今後は、従来水銀灯やHID ランプを適用していた投光器や道路灯など、大光量を必要とする器具分野へのLED適用が求められている。今回の新製品では、素子などの部材を見直すことで、更なる大光量化と高効率化を実現した。イブレーション機能を追加したタイプも用意し、センサ部と本体をつなぐコードは5m『XO-326 Ⅱ sA』、1m『XO-326 Ⅱ sB』、10m『XO-326 Ⅱ sC』のコードの長さをラインアップし、ユーザーの用途に合わせての選択が可能となっている。JIS T 8201：2010 酸素欠乏測定用酸素計適合品／本質安全防爆構造（Exia Ⅱ CT3）。下水道管理業、土木／建設業、電気工事／メンテナンス業、清掃業などを販売対象にしている。携帯用ガス検知器は、作業員の安全を守るため、作業環境の事前測定や作業中の安全確保にさまざまな作業現場で使用されている。その中には、マンホールやタンク内など酸素欠乏の恐れがある場所もあり、こうした場所では法令により、作業前の酸素濃度測定が義務付けられている。同社では、2013年11月よりサンプル出荷を開始し、同年12 月より量産を開始する予定。同社では、2013 年10 月15 日より販売を開始し、初年度5,000 台の販売を目標にしている。2014.1請求番号A0007請求番号A5004請求番号A5003