ブックタイトルメカトロニクス12月号2013年
- ページ
- 13/60
このページは メカトロニクス12月号2013年 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは メカトロニクス12月号2013年 の電子ブックに掲載されている13ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
メカトロニクス12月号2013年
MECHATRONICS 2013.12 13所 在 地:U R L:事業内容:愛知県東海市http://www.systec-inc.co.jp/各種情報端末/株価分析ソフトウエア/ネットワークカメラ応用システムの企画・開発・販売、ネットショップの運営、など。株式会社システック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取り引き手数料(取引額の6 %)で本サイトを利用できる、といったことが挙げられます。 それから、『工作市場』を運営する中でヒントを得て始めたのが『端材市場』(http://hazaiichiba.com/)になります。例えば、個人レベルで使用する材料はそれほど多くは必要でなく、少ない量の材料を購入するのに困っている方は結構いらっしゃると思います。そのような時に、工場などで物を加工した際に生じる端材を、安価に取引するためのWEBサイトがあれば便利であると考えて、2013年6月より運営を開始しました(写真3)。 このサイト上で、手に入れたい端材を登録すると、広く日本中から端材の見積を入手することができ、また登録されている販売希望端材から目的の端材を自分で検索して探すこともできます。物作りが趣味の方や新製品の試作をしたい方など、安価な材料を入手したい方に対応できます。さらに販売する方は、端材を廃棄処分とせず購入希望者へ販売することで、端材の有効活用といったリサイクルにも繋がり、購入希望端材の登録および販売希望端材の登録は無料になっています(写真4)。 購入者(端材を買いたい方)に関する特徴としては、①端材の種類は金属や樹脂、②材質記号や寸法を指定して販売希望端材を検索できる、③必要に応じて購入希望端材情報に、図面、イラスト、写真などのイメージファイルを添付できる、④複数の販売者から見積もりを入手し、取引する相手を選ぶことができる、⑤購入者は本サイトを無料で利用することが可能、などが挙げられます。 また、販売者(端材を売りたい方)に関する特徴としては、①手持ちの端材を有効に活用する事ができる、②材質記号や寸法を指定して購入希望端材を検索できる、③必要に応じて販売希望端材情報に、図面、イラスト、写真などのイメージファイルを添付できる、④安い取り引き手数料(取引額の8%)で本サイトを利用できる、などが挙げられます。 ネットショップ運営以外で進めている 貴社のオリジナル製品についてお聞か せ下さい森下:最近では、『工作市場』や『端材市場』といったネットショップ運営に力を入れていますが、当社の本業としては電気/電子機器の開発・製造・販売になりますので、そちらの方にも力を入れています。 最近開発したオリジナル製品としては、スマートリモコンという装置があります(写真5)。この装置は、アンドロイドのスマートフォンやタブレット端末からテレビなどをコントロールできるようにします。テレビのリモコンの信号を学習させる仕組みで、基本的にはどのメーカーのどのテレビでもコントロールすることができ、スマートフォンやタブレット端末には、リモコンのボタンが表示されます(写真6)。この装置があれば、今まで複数あったリモコンがスマートフォンまたはタブレット端末1台に集約することが可能です。 特徴としては、①画面上の各ボタンに対して、対応するリモコン信号を記憶させるという作業を最初に1 回だけ実施、②スマートフォン/タブレット端末をテレビのリモコンの代わりとして使うことができる、③スマートフォン/タブレット端末とスマートリモコン間の信号伝達はBluetoothを利用している、④無線なのでスマートフォン/タブレット端末をテレビに向ける必要がない、⑤ユーザーにてアプリを改造することで、テレビ以外の機器をコントロールすることもできる、などが挙げられます。 また、この装置は完成品ではなく組み立てキットになっており、ちょっとしたものづくりを体感することができます(写真7)。部品点数は少なく、はんだゴテ、ニッパ、プラスドライバがあれば、1~2 時間ほどで組み立てが完了するようになっています。 今後の展開についてお聞かせ下さい森下:まずは、ネットショップの運営に関して色々と改善点が出ているので、その辺を進めていきます。『工作市場』に関しては、メーカー側の方々が手掛けた作品を展示して販売できるようなシステムを構築する予定です。現状では、ユーザーからの依頼によりものづくりを行っていますが、それだけではなく、メーカーや個人の職人さんなどが自分の手掛けた作品を展示できるようなスペースを設けていきます。それに、作品を販売できるといったショッピングモール的な機能を付け加えることで、ビジネスチャンスが生まれ、WEBサイト自体の活性化にも繋げられると考えています。 また『端材市場』に関しては、まだ開設してそれほど経っていませんが、もう少し訪問者を増やすための取り組みを進めていきます。その一つとして、SEO(Search Engine Optimization)対策がまだ万全とはいえないので、今後強化しなければならないと考えています。 それから、電気/電子機器の開発についても、色々なアイデアを出しながら、生活関連や防犯関連などの幅広い分野でオリジナル製品の開発を行っていきます。また、以前行っていた委託事業に関しても、当社のコア技術を活かせる範囲で進めていきたいと考えています。本日はお忙しい中ありがとうございました。写真5 スマートリモコンの外観写真3 『端材市場』のトップ画面写真4 販売希望端材の検索画面写真7 組み立てパーツ一式写真6 タブレットに表示されるリモコンのボタン