ブックタイトルメカトロニクス12月号2013年
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メカトロニクス12月号2013年
MECHATRONICS 2013.12 11広いエリアで高速のワイヤレス通信環境を提供する広波長帯域において高回折効率を実現したLTE/3G 対応のM2M向けデータ通信モジュールを発売レーザ用回折格子を発売セイコーインスツル(株)は、高速データ通信規格LTEの普及に伴い、LTE/3G対応のM2M向けデータ通信モジュール『HM-M100』を発売した。同製品は、(株)NTTドコモのX(i LTE)ネットワークに対応し、受信時最大100Mbps、送信時最大37.5Mbpsの高速データ通信が可能。また、FOMAハイスピード(HSDPA/HSUPA)ネットワークに対応し、受信時最大14Mbps、送信時最大5.7Mbpsの高速データ通信も可能。LTE(Xi の通信方式)では、2.1GHz (Band1)、800MHz (Band19)、1.5GHz (Band21)の周波数帯に対応し、3G(FOMAハイスピードの通信方式)では、2.1GHz (Band1) のFOMAエリアに加え、800MHz(Band6、19) のFOMA プラスエリアの周波数帯にも対応しており、広いエリアでの使用が可能。本体のみで(株)島津製作所は、レーザシステム向けの構成部品に適した高効率の平面回折格子を発売した。同製品は、各種レーザの波長帯域に応じて、溝に垂直に偏光した光(TM偏光)で最大の効率が得られるように溝形状を最適設計しており、外部共振器やパルス制御に適している。特に、633 ~ 1,064nm までの波長に対応する溝本数1,600 本/ mm タイプは、98 %以上の回折効率を実現しており、レーザ加工機の光源として用いられるレーザのパルス伸長/圧縮において強みを発揮する。溝本数と波長域の組み合わせにより、可視域から近赤外の各種レーザの波長に合わせて最適設計した9種類のラインアップを用意し、使用するレーザの用途/目的に適したものを選択することができる。高精度な二光束干渉による露光により製作されたマスタを複製したレプリカ位置測位機能に対応し、従来のGPS(アメリカ)に加え、GLONASS(ロシア)に対応して位置測位を行う。また、スタンドアローンモードにも対応し、LTE / 3G の電波が圏外であっても、衛星(GPS / GLONASS) からの情報のみで位置測位を行うことができる。緊急地震速報、津波警報、災害非難情報などの緊急速報を通知するCBS/ ETWS に対応し、緊急速報を受信した場合、同製品が組み込み機器側に緊急速報を受信したことを通知する。組み込み機器側は、同製品から緊急速報の内容を読み出すことで緊急の内容を受信することが可能。ショートメッセージサービス(SMS) の送受信に対応し、組み込み機器側の制御により少量データの送受信を行うことができる。スマートフォンの普及によりモバイルでの高速データ品なので、品質が安定しておりコストパフォーマンスにも優れている。ユーザーの要望に応じて、コーティング特性、基板形状、外形形状などについて特別仕様にて対応が可能。回折格子は、種々の波長が混ざった光(白色光)を波長ごとに分ける光学素子で、基板表面に1mmあたり数百~数千本の格子溝が規則正しく配列された構造をしている。近年では、医療用画像検査機器として臨床応用が進んでいる光干渉断層計(OCT:Optical CoherenceTomography)の光源である波長可変レーザや、ハイパワー化が進むレーザ加工機の光源として用いられているパルスレーザに組み込まれるなど、レーザ応用分野においても使用され始めている。同社は、レーザ用途に特化した回折格子のラインナッ通信の需要が高まり、周波数の使用効率が高く、高速通信が可能なLTEが各通信事業者において急速に普及している。また、従来のワイヤレスM2M 通信は、高速通信や速い応答速度を必要としない、自動販売機や各種計測器などの遠隔監視や保守などに使用されていた。同社では、年間10 万台の販売を目標にしている。プを充実させることにより、レーザ加工分野の発展や最先端医療の実現などに貢献していく。2013.12請求番号M5004請求番号M5003請求番号M0012