ブックタイトルメカトロニクス9月号2013年
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メカトロニクス9月号2013年
MECHATRONICS 2013.9 11従来よりも小型/高精度/低コストを実現するタッチパネルやPLCを用いる温度制御システムに最適なガルバノ光学スキャナのサンプル出荷を開始表示/設定付きDINレール取付けタイプの温度調節器を発売シチズンホールディングス(株)のグループ会社であるシチズン千葉精密(株)は、従来のものより小型/高精度/低コストを実現したガルバノスキャナ『GVM シリーズ』(5 モデル)のサンプル出荷を開始した。同製品は、多くのレーザ機器に使用されるレーザ光を位置制御するガルバノ光学スキャナで、従来製品(GCM2260)に比べ、外径1/2、全長1/3 の小型サイズ(φ 14mm、全長32.2mm)を実現。より小型なガルバノスキャナが市場から求められる中、ミラーの位置を制御するために搭載される位置センサを、静電容量式センサから新たに開発した光学式センサとすることで小型化を実現。また、軽量化による高速性、温度特性(温度変化による位置ずれ)、安定性などの、基本仕様もアップしている。さらに、部品の共通化や構造の簡素化により、高オムロン(株)は、2011 年12月に発売した「見やすさ」「使いやすさ」を実現した温度調節器『形E5 □ C シリーズ』の追加ラインアップとして、DIN レール取付け(パネル内取付け)タイプの温度調節器『形E5DC』を発売した。タッチパネルやプログラマブルコントローラ(PLC)を使用して構築する温度制御システムにおいて、さらなる「使いやすさ」を追求する。同製品は、パネル取付けタイプの温度調節器『形E5 □Cシリーズ』と機能/性能/操作性を統一しているため、設計資産の流用/共通化が可能となり、再利用性が高まることで設計効率の向上に貢献。また、PLC とプログラムレス(Gateway も不要)で簡単に接続できるため、設計工数削減にも貢献。本体と端子台を簡単に着脱できる構造を採用し、配線済みの端子台をDIN レールに取付け性能ながら低コストも実現。主な仕様は、サイズ(mm):φ 14 × 32.2 /φ 14 × 43.8 /φ 22 × 58 /φ 22× 58 /φ 25.4 × 68、最大振れ角(degree):± 15、慣性モーメント(g・c㎡):0.07 / 0.11 / 0.47 / 1.2 /6.2、コイル抵抗(Ω):1.8 / 1.5 / 1.1 / 1.2 / 1、インダクタンス(mH):0.057 / 0.095 / 0.1 / 0.13 /0.26、トルク定数(mN・m/A):2.8 / 4.9 / 8 / 15/32、逆起電圧定数(mV/deg/sec):0.049 / 0.086 /0.14 / 0.25 / 0.56、非直線性(%):0.1(MAX.)※同社サーボドライバとの組み合わせ、オフセットドリフト(μ rad/℃):10(MAX.)、ゲインドリフト(PPM/℃):50(MAX.)、など。レーザ業界は、今後も成長が期待される業界である。レーザ光を位置制御するガルバノスキャナは、多くのたまま本体を交換できるため、メンテナンス工数を削減。幅22.5mmのDINレール取付けタイプのため、多数チャネル使用時も省スペースで設置できる。近年、食品/包装機械、押出し成型機、環境試験装置などにおける温度制御システムでは、装置の小型化ニーズに対応するため、タッチパネルに現在値/設定などをまとめて表示し、PLC や温度調節器などの機器は制御盤内に集約することが多くなっている。しかし、制御盤内に設置するパネル内取付けタイプの温度調節器は、多点タイプが主流で本体に表示や操作スイッチがないため、同じ温度調節器でありながら、装置の表面に取付けるパネル取付けタイプとは操作方法や機能が異なっている。そこで、新たにパネル内取付けタイプを採用する場合には、設計をしなおしたり、設定方法を新たに習得したりするレーザ機器に使用されるため需要も見込まれるが、そのほとんどが海外メーカー製品である。同社では、全モデル合わせて年間1 億円の売り上げを目指す。必要があった。同社では、2013年7月1日より販売を開始している。2013.9請求番号J5004請求番号J5003請求番号J0011