メカトロニクス3月号2013年 page 11/60

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MECHATRONICS 2013.3 11屋外で手袋をはめたままでも操作可能なタッチパネルを搭載したレンジフリーコントローラ用に高速／高精度を実現した産業用カラーTFT 液晶モジュールを発売位置決めモジュールを発売三菱電機（....

MECHATRONICS 2013.3 11屋外で手袋をはめたままでも操作可能なタッチパネルを搭載したレンジフリーコントローラ用に高速／高精度を実現した産業用カラーTFT 液晶モジュールを発売位置決めモジュールを発売三菱電機（株）は、産業用カラーTFT液晶モジュール『DIAFINE（ダイアファイン）』の新製品として、投影型静電容量方式タッチパネルを搭載した『8.4 型 SVGA』、『9.0 型 WXGA』、『10.6 型 WXGA』の3 機種を発売し、ラインアップを拡大した。同製品は、液晶モジュールに加え、タッチパネル／コントロール基板／ドライバソフトウエアを含めたトータルサポートで提供。液晶モジュール／タッチパネルセンサ／保護ガラス／コントロール基板の組立一貫生産により高信頼性を実現し、屋外などの明るい環境でも高い視認性を実現するグラスボンディングや保護ガラスへの強化処理、防汚処理など、様々なオプション加工処理に対応。独自の検出制御処理技術により、保護ガラス越しに手袋をつけた指によるピンチイン／ピンチアウト／フリック横河電機（株）は、同社のレンジフリーコントローラFA-M3 用モジュールとして、高速／高精度を実現した位置決めモジュール『F3YP22-0P』、『F3YP24-0P』、『F3YP28-0P』を発売した。『F3YP22-0P』は1 モジュールで2 軸（モータ2 台）、『F3YP24-0P』は4軸（モータ4 台）、『F3YP28-0P』は8 軸（モータ8台）に対応する製品。CPU モジュールからの指示を処理して位置決め指令信号（パルス）をモータなどの駆動部分に出力するまでの時間（起動時間）は、1軸起動で40 μ s（マイクロ秒）、4 軸起動で90 μ s、8軸起動で150 μ s を実現（同社従来製品比1／3）し、位置決め起動までの時間が短縮することで、装置の生産性が向上する。制御周期は、0.125ms（ミリ秒）（同社従来製品比8 倍）を実現し、より短い周期になったことでなめら動作など、直感的な操作を実現するとともに、独自の微細配線技術によるセンサ微細化により、高い視認性を実現。RoHS指令に準拠しているほか、水銀レスも実現するなど、環境への配慮も行っている。近年、産業機器においても、ユーザーインタフェースの重要性が高まっており、スマートフォンやタブレット端末などで注目されている指による直感的な操作が可能な投影型静電容量方式のタッチパネルの要望が高まっている。同社は、すでに独自のTFT アレイ加工技術を用いたセンサ配線の微細化と、検出制御処理技術により、厚さ2.8mm の保護ガラス越しの高い視認性と耐久性を実現した6.5 型 VGA、10.4 型および12.1 型 XGA の投影型静電容量方式タッチパネル搭載のカラーTFT 液晶モジュールを発売し、幅広い用途で採用されているが、ワイかな位置決め指令信号を出力できる。出力パルスレートは、最大7.996Mpps（メガパルス／秒）（同社従来製品比2倍）を実現し、位置決め指令信号を高速に出力するため、高速／高精度化が進むリニアモータやダイレクトドライブモータも制御が可能。位置決めモジュールに、最大8Mppsまで入力可能な高速応答のパルスカウンタ機能を標準搭載し、これによりスペースとコストの両方を削減でき、移動量から位置決め起動を必要とするアプリケーションに最適。同社は、従来から高性能な位置決めモジュールを販売してきたが、今回さらに、高速／高精度／ハイコストパフォーマンスのモジュールを開発し、高速な演算処理を行う同社のCPUモジュールと組み合わせることで、装置のタクトタイム（製品1 個あたりの製造時間）を短縮、ド画面対応などさらなるラインアップの拡大が求められていた。同社では、2013年2月8日よりサンプル出荷を開始しており、月産台数各2,000 台を予定している。ユーザーの生産性向上を支援する。同社では、2012 年度40,000システム、2013 年度50,000 システムの販売を目標している（海外含む）。2013.3請求番号C5004請求番号C5003請求番号C0014 請求番号C0015