メカトロニクス8月号2012年

メカトロニクス8月号2012年 page 9/60

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概要:
MECHATRONICS 2012.8 9アクセス系回線の敷設工事から保守作業まで一台でカバーする薄型センサにより狭い場所での使用も便利なマルチフィールドテスタの新モデルを発売多重接地専用クランプ接地抵抗計を発売横河メー....

MECHATRONICS 2012.8 9アクセス系回線の敷設工事から保守作業まで一台でカバーする薄型センサにより狭い場所での使用も便利なマルチフィールドテスタの新モデルを発売多重接地専用クランプ接地抵抗計を発売横河メータ&インスツルメンツ(株)は、光ファイバの機能試験向けマルチフィールドテスタ『AQ1200OTDR』シリーズに、3 つの波長に対応することでアクセス系(通信局と加入者間)回線の敷設工事から保守作業までを一台でカバーする、新モデル『AQ1200E』『AQ1205E』を追加発売した。OTDR(Optical Time Domain Refl ectometer)は、光ファイバの長さや接続点の把握、光ファイバの断線などの障害個所の特定のために、その敷設工事や保守の現場で使用する測定器である。同製品は、敷設工事で使用する通信回線で用いる光信号の2波長と、保守作業で使用する通信回線で用いる光信号の波長とは異なる1波長の計3波長に対応し、アクセス系回線の敷設工事から保守作業までを一台でカバー日置電機(株)は、測定部分であるクランプセンサが小型であることから狭い場所での使用が便利になった、多重接地専用のクランプ接地抵抗計『FT6380』とBluetooth 無線技術を搭載した『FT6381』の2 製品を発売する。従来の他社製品は本体が重く、またクランプセンサ部分が大きかったために、接地しているアース線を挟み込むことが難しく、作業に困難が伴っていた。そうした背景からセンサ小型化へのニーズは高く、今回発売する2製品では、20mm幅の薄型センサを採用することで、アース線が取り付けられた狭い??間でも測定できるようになり、従来の他社製品と比べ、センサ部分の体積比で50%削減している。クランプセンサを開く握りの部分を大きくし、2本の指で開けるように設計したことで、する。保守波長の光ポート内部には、通信回線で用いる光信号の波長をカットするフィルタを内蔵しており、運用中回線の通信品質に影響を与えず、OTDR測定においても通信回線の影響を受けることなく保守作業を行うことができる。『AQ1205E』は、ダイナミックレンジが広く、またスプリッタ(分岐)後の波形収束性能が強化されており、多分岐化が進むPON システムにおいても正確な測定を可能する。動画などの大容量データのやり取りが増え、高速で大容量のデータ通信が可能な光ファイバ通信網の導入/整備が世界規模で進められている。中国やインドなどの新興国では、通信インフラの整備に向けた光ファイバの敷設工事が盛んで、敷設工事での試験向けのOTDR の需要が増えている。また、光ファイバによる通信インフラ整作業も容易に行える。低消費電力を実現することで、長時間使用が可能になり、本体には接地抵抗値と電流値を2,000データまで測定現場で保存が可能。FT6381 にはBluetooth 無線技術を搭載し、これによりAndroid 携帯に対してリアルタイムのデータ表示ができ、測定現場で瞬時に測定値/日時/位置情報などを含むレポートが作成可能。さらに、メールで送信することにより、遠隔地にある事務所内の管理者がリアルタイムで測定結果を把握することができる。今回発売される2製品は、多重接地測定のニーズが強い北アメリカやヨーロッパ、アジア地域のユーザーニーズをもとに開発した製品で、主な仕様としては、液晶表示:最大2,000 カウント 表示更新レート約2 回/秒、最大測定可能導体径:φ 32mm、電源:単三形アルカリ乾電備が進んでいる日本や韓国などでは、通信品質の確保や安定運用のために、保守作業向けのOTDR の需要が増えている。同社では、2012 年6 月29 日から販売を開始しており、2012 年度2,500 台/ 2013 年度3,000 台(AQ1200 シリーズ合計。海外での販売を含む)を目標にしている。池 LR6 × 2、など。同社では、7 月下旬に発売を予定しており、年間販売台数1,500 台(2 製品合計)を目標にしている。2012.8請求番号H0005請求番号H5004請求番号H5003