メカトロニクス7月号2012年 page 9/60
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概要:
MECHATRONICS 2012.7 9第3 世代インテルCore i7プロセッサを搭載したシステムの省エネ/クリーン化を実現する産業用コンピュータを発売大容量のサーボモータ/サーボパックを発売(株)東芝は、第3世代インテルCore ....
MECHATRONICS 2012.7 9第3 世代インテルCore i7プロセッサを搭載したシステムの省エネ/クリーン化を実現する産業用コンピュータを発売大容量のサーボモータ/サーボパックを発売(株)東芝は、第3世代インテルCore i7プロセッサを搭載し、同社従来機種に比べ処理能力が約4倍に向上した産業用コンピュータ『FA2100SS model 500』を発売した。同製品は、従来機種(FA2100S model 300)と比較して処理性能が約4 倍に向上するとともに、USB3.0、PCI-Express3.0などの最新の高速外部インタフェースや、高性能オンボードグラフィック機能を搭載することで、CPU の高速処理性能と併せて大量データの高速処理を可能にした。低消費電力部品の採用により、従来機種に比べ約4倍の高速処理を従来機種と同等以下の消費電力で実現することにより、エネルギー消費効率が約73%低減した。また、メインボードなど自社設計のボードに鉛フ(株)安川電機は、同社製AC サーボドライブΣ -V(シグマ・ファイブ)シリーズ”に、大容量(AC400V 22 ~55kW)の『SGMVV形サーボモータ』/『SGDV形サーボパック』を新規ラインアップし、販売を開始した。 同製品は、高分解能エンコーダの搭載により、装置の高精度化に貢献。定格回転数の異なる2 機種(1500 /800min-1)をラインアップし、用途に最適な回転数/トルクのモータを提供する。コンバータ分離型を採用することにより、電源回生コンバータや共通コンバータに対応が可能で、モータ減速時のエネルギーを電源側に回生するなど、システムの省エネに貢献。新アドバンストオートチューニングでユーザーのシステムに最適なサーボ調整を短時間で実現でき、位置決め時間を短縮するモデル追従制御、装置の揺れを抑える振動抑制機能、負荷変リーはんだを使用しているほか、RoHS指令対応部材に対応している。同社製RAID コントローラにより、障害発生時にも迅速な解析や復旧が可能。OS は、Windows7 Professional / Windows XP Professional /Windows Server 2008 R2 Standard を用意し、拡張スロットとしてPCI バススロットも2 スロット搭載している。発売後5 年間、同一機種の製品供給を行い、販売終了後さらに継続して7年間(有償オプションにより最長10 年間)の保守サービスを行う。長期安定供給により、システムや装置への継続適用や段階的なシステム拡張増設も安心して行うことができる。産業用コンピュータ市場では、昨今、取り扱うデータ量の増大や処理内容の複雑化に伴い、高速処理性能やインタフェースの高速化への要求が高まっている。動に強い摩擦補償機能、装置の立上げ作業時や負荷変動の大きな用途に最適な新調整レス機能などを搭載。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国で使用できるよう、各種規格(CEマーキング、UL規格、RoHS指令、KCマーク)にも対応している。射出成形機および金属加工機において、省エネ/クリーンに対するニーズにより油圧からサーボへの置き換え(電動化)の動きが確実に進んでいる。また、成形製品の大型化に伴いサーボの大容量化が求められ、さらに震災後の節電対策として太陽電池やLED の需要が急速に増加している。これらの材料を切り出すワイヤソーでは、より硬質な素材を加工する要求が増えてきており、ワイヤーを駆動するサーボの大容量化が求められている。同社では、大容量データの高速処理が求められる検査装置、医療機器、放送機器、セキュリティ監視システムなどの市場を中心に拡販していき、年間4,500 台の販売を予定している。同社では、2012 年4 月20 日より販売を開始している。2012.7請求番号G0004請求番号G5004請求番号G5003