メカトロニクス7月号2012年

メカトロニクス7月号2012年 page 8/60

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8 MECHATRONICS 2012.7X線3Dを用いたインラインでの基板全品検査を可能にしたセンサ分野の中核製品となる多機能な3D-X線ハイブリッド検査装置を発表差圧・圧力伝送器の性能/機能を刷新 ヤマハ発動機(株)は、同社....

8 MECHATRONICS 2012.7X線3Dを用いたインラインでの基板全品検査を可能にしたセンサ分野の中核製品となる多機能な3D-X線ハイブリッド検査装置を発表差圧・圧力伝送器の性能/機能を刷新 ヤマハ発動機(株)は、同社独自の高速X 線ラミノグラフィ撮像技術の開発と光学やレーザなどの複数検査機能の装備により、X 線3D を用いたインラインでの基板全品検査を可能にした多機能な3D-X 線ハイブリッド検査装置『YSi-X』を発表した。 同製品は、はんだのルーズコンタクト、未溶融、オープン、ブリッジ、XY ずれ、θずれ、はんだ少、ボール無し、ボイドなどの不良モードに対応する3Dアルゴリズムを標準装備するとともに、同社独自のX線ラミノグラフィ撮像技術により、3.3秒/視野(同社最適条件)での3D 検査を可能とするなど優れた高速性を実現。X線3D検査だけでなく、X線2D検査、光学検査やレーザ距離計による高さ検査の機能を組み込んだハイブリッド構成とし、検査部位ごとに最適な計測手段を選択できることから効横河電機(株)は、同社のセンサ分野の中核製品である差圧・圧力伝送器『DPharp EJA シリーズ(ディーピーハープ イージェーエー)』の性能/機能を刷新した新DPharp EJA シリーズを発表した。同製品は、上位機種のDPharp EJX シリーズと同等の高速応答性能と1台2役のマルチセンシング機能を標準で搭載するなど、性能/機能を大幅に向上させながら価格を据え置いたコストパフォーマンスの高い製品。例えば、これまで2台必要だったタンクの液位とタンク内部の圧力測定を、同製品の差圧伝送器1台でできるようになった。圧力検出部で検知してから電気信号として出力されるまでの時間(応答時間)を、上位機種DPharp EJXシリーズと同等の90 ミリ秒を実現。高速応答により、タービンの蒸気量制御のような高速制御が必要なアプリ率的で高精度な検査を実現できるとともに、従来、光学検査機との二重の設備投資を要していたのに対し、1台で全検査を実施できることから、トータルでの設備投資額を抑えることができる。最新技術を組み込んだX線源、X 線検出部、同社独自制御技術の採用により、X 線管部、X線検出部のフル稼働寿命4年の長寿命化を実現。これにより、X 線源、X線検出部のランニングコストが大幅に圧縮される。 近年、幅広い業界において、コンパクト/高機能/高性能化のニーズに伴って、下面電極部品の採用が大幅に増加している。これらの部品のはんだ接合部は、下側に配置されているため、光学外観や目視による検査ができず、また電気的導通検査や機能検査では、はんだ接合部の強度は検査できないため、X線を使っての検査が必要とさケーションにも導入できる。同社従来製品と比べ、小型化したことで約3割軽量化を実現し、また視認性を向上させるため、測定値を表示する指示計部分を約2倍に拡大した。国際電気標準会議(IEC)が電気/電子機器の機能安全に関して策定した規格IEC61508 に準拠し、IECが規定した安全度の水準SIL(Safety Integrity Level)2の認証を獲得。プラント操業時の安全確保に貢献する。差圧・圧力伝送器は、石油、石油化学、化学などの各種プラントで使用される代表的なセンサで、液体、気体、蒸気などの流量やタンク内の液位を測定する。同社製DPharp EJX シリーズは、先進の自己診断機能などを備えた高機能製品で、省人化が進むプラントでメンテナンスの効率化に貢献している。同社では、2012 年6 月20 日より販売を開始し、れている。 同社では、2012 年7 月1日より販売を開始し、初年度販売10 台(国内外)を計画している。2012 年度80 万台/ 2013 年度85 万台(海外販売分を含む)の販売を目標にしている。2012.7請求番号G5002請求番号G5001