メカトロニクス6月号2012年 page 10/60
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概要:
10 MECHATRONICS 2012.61台の信号発生器で最大4種類の信号出力を実現する63GHzの真のアナログ帯域を実現したベクトル信号発生器の販売を開始高速のリアルタイムオシロスコープを発表 アンリツ(株)は、各種移動通....
10 MECHATRONICS 2012.61台の信号発生器で最大4種類の信号出力を実現する63GHzの真のアナログ帯域を実現したベクトル信号発生器の販売を開始高速のリアルタイムオシロスコープを発表 アンリツ(株)は、各種移動通信システム、無線LANシステム、デジタル放送システム、カーエレクトロニクスや公共/業務用で利用されている狭帯域無線通信システムなどの受信/送信特性評価で必要とされるRF信号を出力できるベクトル信号発生器『MG3710A』の販売を開始した。 同製品は、LTE に加え、第3 世代のW-CDMA/HSPA、CDMA2000、第2 世代のGSM、PDC、さらには無線LAN、Bluetooth、デジタル放送のISDB-Tなどに対応した波形パターンを標準で内蔵し、各種波形パターンを選択することにより、豊富な試験用RF 信号の発生が可能。MIMO、キャリアアグリゲーション機能に対応が可能で、信号発生器の設備コストを大幅に低減できる。同社従来機種MG3700A の基本性能を強化し、ACLR、SSB 位アジレント・テクノロジー(株)は、業界最高クラスとなる2 チャンネル63GHz および4 チャンネル33GHz の帯域幅を実現したリアルタイムオシロスコープ『Agilent DSOX / DSAX 90000QシリーズInfi niium(インフィニウム)オシロスコープ』を発表した。同製品は、カスタムIC(集積回路)、およびRealEdge(リアルエッジ)テクノロジーと呼ぶ最新のマルチチップモジュールパッケージの2つを採用し、革新的な性能を実現している。RealEdgeテクノロジーは、RF回路技術で培われた技術を基に、新しく設計された次世代マイクロ回路、薄膜部品、リン化インジウム(InP)半導体プロセスやパッケージング技術を組み合わせた専用回路で、この最新技術により、業界最低ノイズおよびジッタ測定フ相雑音性能を改善しているため、高品質なRF 信号の出力が可能となり、広帯域化が進展している移動通信システムからカーエレクトロニクスやデジタル公共/業務用無線などの狭帯域通信システムまで幅広く対応できる。RF信号出力と出力周波数帯域はオプションで選択でき、BER測定機能やAWGN発生器などもオプションで内蔵が可能なため、用途に応じて機能を構成できる。 携帯端末ではマルチシステム化が進展し、最先端の機種ではLTE/W-CDMA のほか、デジタル放送のISDB-T や無線LAN、GPS など複数の機能が搭載されている。また、セルラ基地局も同様であり、LTE /W-CDMA/GSMなどマルチシステム化が進んでいる。さらに、LTE の次世代規格であるLTE Advanced では、MIMO技術に加え、異なる周波数帯域の複数の搬送波をロア(75fs)を実現しながら、高周波対応を可能にしている。また同製品は、同社製Infi niium オシロスコープで長年にわたり実現してきた業界最高クラスのハードウエアおよびソフトウエアの優位性を活用している。さらに、主に低残留ジッタおよび低ノイズフロアにより、ほかのオシロスコープと比べてさらに正確なデジタルエッジを描写可能で、これにより、マージンに余裕をもった設計が可能となる。Q シリーズの63GHz モデルは、60GHzの壁を打破し、3dB減衰時の周波数帯域で63GHz を実現している。33GHzモデルでは、特別な制限なしに、4チャンネルを使用してトリガをかけ、信号を捕捉することが可能。新ラインアップは、20GHz から63GHz までの帯域幅に対応した4 チャンネルオシロスコープ10 機種。業束ねて周波数帯域を広帯域化し、通信速度を高速化するキャリアアグリゲーション機能が要素技術の一つとなっており、これら通信システムの評価では、複数の試験信号が必要とされている。 同社では、初年度200 セット(国内外)の販売を予定している。界で最も低いノイズおよびジッタフロアにより、最高の測定確度を実現している。同社では、2012年4月11日より販売を開始している。2012.6請求番号F0010請求番号F5002請求番号F5001