メカトロニクス5月号2012年 page 8/60

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概要：
8 MECHATRONICS 2012.5スカラロボットのラインアップを充実させるため産業用10/100kW機種に続き、個人住宅用途向け壁面取り付け仕様のスカラロボットを発売太陽光発電用パワーコンディショナの販売を開始　ヤマハ発....

8 MECHATRONICS 2012.5スカラロボットのラインアップを充実させるため産業用10/100kW機種に続き、個人住宅用途向け壁面取り付け仕様のスカラロボットを発売太陽光発電用パワーコンディショナの販売を開始　ヤマハ発動機（株）は、中／大型のスカラ型（水平多関節型）ロボットYK シリーズ（YK500XG ～ YK1000XG／据え置き型）をベースに、新たに壁面取り付け仕様の『YK500XGS ／ 600XGS ／ 700XGS ／ 800XGS／ 900XGS ／ 1000XGS』を発売した。　同製品は、取り付けを壁面取り付けとしたほか、上向きの作業が可能なインバースタイプを設定し、システム設計の自由度を向上させることで、最適レイアウトにより生産設備のダウンサイズを実現。ZR 軸は、タイミングベルトを排除したベルトレス構造により、優れた繰り返し位置決め精度（R 軸：± 0.004 °）を実現し、これにより小型部品を高精度で組み立てるアプリケーションに適応可能なほか、長期間にわたり高い位置決め精度を維持できる。最大可搬質量20kg、R 軸許容慣性モーメン（株）安川電機は、産業用として業界最高水準クラスの変換効率を実現した太陽光発電用パワーコンディショナをすでに製品化しているが、今回、住宅用途向けとして『Enewell-SOL 4.5 ／ 5.8kW（屋内用）』の販売を開始する。同製品は、同社独自のダイレクト電力変換を採用したパワー変換技術により, 96％以上の高変換効率を実現。入力電圧DC60 ～ 400Vの広い入力電圧範囲での運転が可能。系統停電時の非常電源用として自立運転機能を搭載し、騒音レベルを30dB 以下に抑えることで個人住宅でも安心して使用できる。地球温暖化の抑制、また震災の影響により、太陽光や風力など再生可能エネルギー活用のニーズはますます高まっている。同社は、中期経営計画「Challenge100」にト1kgm2（YK700XGS ～ YK1000XGS）を実現しているため、多品種や複数品を保持できる大型マルチハンドの取り付けが可能で、ひとクラス上のスカラロボットと同等の重荷重作業を実現。Y軸合成速度10.6m ／sec（YK1000XGS）、標準サイクルタイムも0.45 秒（YK500XGS）と高速化を実現し、さらにゾーン制御機能により、アームの姿勢から最適な加速度／減速度を自動で選択することが可能。ベルトレス構造により経年劣化の心配がなく、長期間メンテナンスフリーで使用が可能。　近年は、スマートフォンやタブレット型端末に代表されるモバイル情報機器の普及や小型精密機械部品の需要増加により、生産設備の小型化／高精度化が急速に進んでいる。今回開発された製品は、取り付けおよび作業方おいて、新規事業の柱の一つである「環境エネルギー」事業領域で取り組みを開始しており、このなかで、風力や太陽光など自然エネルギーによる発電関連分野を「創エネルギー」分野と名付け、同社のパワー変換技術をベースに自然エネルギーを効率よく活用する製品開発を進めている。この「創エネルギー」分野の柱の一つとして、太陽光発電用パワーコンディショナを開発し、一昨年から産業用として10kW クラスを、また昨年11 月から100kWクラスの販売を開始していた。今回、国や自治体の補助金や、10年にわたる余剰電力の固定価格買取制度といった政策により、普及が加速している個人住宅用途向けの2 機種を開発。同社独自の変換技術による高効率化や広い入力電圧範囲などの特徴だけでなく、屋内設置に配慮した静音性を備え、また今後のモジュール効率向上に対向の自由度を広げ、製造設備の省スペース化や最適化などのユーザーニーズに対応するモデルである。　同社では、2012 年3 月1日より販売を開始し、初年度100 台（6 モデル合計）の販売を計画している。応した容量としている。同社は、2012 年4 月21 日より販売を開始し、2012年度20,000 台の販売を計画している。2012.5請求番号E5002請求番号E5001請求番号E0009