メカトロニクス3月号2012年 page 11/60
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MECHATRONICS 2012.3 11電気自動車をはじめとした多様な電気駆動の用途に対応するLED照明などの光量調節に用いられるさらに進化したモータドライブシステムを開発パルス幅変調調光に対応した照度計を発表(株)安川....
MECHATRONICS 2012.3 11電気自動車をはじめとした多様な電気駆動の用途に対応するLED照明などの光量調節に用いられるさらに進化したモータドライブシステムを開発パルス幅変調調光に対応した照度計を発表(株)安川電機は、電気自動車をはじめとした多様な電気駆動の用途に対応できる新たなモータドライブシステム『QMET- Ⅱ』を開発した。同製品は、同社独自の電子式巻線切替技術と高効率制御技術により、電気自動車やハイブリッド車などの電動車両に求められる広い定出力範囲を確保し、かつ高効率な運転を実現。これにより、電動車両の実使用領域での電費向上に効果を発揮する。プラットフォームコンセプトにより、徹底した標準化/共通化を実現。これにより、標準的な機能/性能を備えた標準タイプを提供するとともに、ユーザーの様々な要求には、セミカスタムタイプで対応する。脱レアアースを実現するとともに、巻線の最適化やリラクタンストルク有効活用技術などにより、従来のネオジウム磁石を用いたモータと遜色ないサイズとコニカミノルタセンシング(株)は、1997 年に発売した照度計『T-10』を、内部の回路やその制御方法の改良によってパルス幅変調調光(PWM:Pulse WidthModulation)に対応させた『T-10A』を発表した。同製品は、受光回路の特性を最適化することにより正確に測定することができ、PWM調光方式を採用しているDLP型プロジェクタや照明用LED光源などにおいても発光波形のことを心配することなく、安心して照度測定に使用できる。別売りのデータ処理ソフトウエア『T-S10w』と複数の受光部を用いて、同時に最大30点までの多点測定管理を行うことができる。受光部を本体から取り外して、市販のLANケーブルで接続することにより遠隔測定が可能で、手の届かない暗箱内などの測定も簡単に実現できる。電池交換時期を知らせるアラートに充効率を実現(サンプル適用は2012 年度11 月を予定)。 主な用途としては、電気自動車/ハイブリッドなどの電動自動車駆動用、小型建設機械の駆動/旋廻用、農業機械の駆動用、小型船舶の推進用などに適している。環境エネルギー問題への関心の高まりから、自動車のみならず、小型建設機械や小型船舶などの駆動においても電動化の検討/開発が急速に進められており、モータドライブシステムの果たす役割は益々重要となってきている。このような背景から同社は、長年培ってきたモータドライブ技術ならびにパワー変換技術を活かしたモータドライブシステムの開発/製品化を進めている。2009年6月に、同社独自の電子式巻線切替技術により、高効率で広い定出力範囲をもつQMET(クメット)ドライブを製品化したが、このたび、このQMET ドライブをさらに進化させた新たなモータドライブシステムを開発した。同社では、電気自動車をはじめとした多様な用途に対応し、ユーザーの要望に合った最適なシステムを提供する。2012.3電池用の設定を追加し、リユース可能な充電池の使用をサポート。有害化学物質を排除する欧州の環境規制であるRoHS指令も遵守し、環境保全に対応している。LED照明メーカー、LEDモジュールメーカーに加え、建築業界や照明デザインなど、幅広い分野/用途に対応できる。低炭素社会の実現に向けて照明への普及が目覚ましいLED 光源だが、近頃その調光にはPWM 調光が用いられることがあった。従来の方式では電流の量を変化させることで光の強さを変えていたが、PWM 調光ではパルス信号のON 期間とOFF 期間の割合を調整することで明るさを制御する。PWM 調光の光源では、目に見えない速さで発光強度が激しく変動するために、従来の照度計では変動する光を正確に測定できないことがあり、測定結果に誤差を生じていた。同社では、2012年4月より販売を開始する予定だが、中国などをはじめとする海外では2012 年2 月に先行して販売を開始する予定。請求番号C5004請求番号C5003請求番号C0006