メカトロニクス2月号2012年 page 9/60
このページは メカトロニクス2月号2012年 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
MECHATRONICS 2012.2 9最高サンプルレート5GS/sを実現したシリンジのまま蛍光体、分散剤、封止剤を均一に撹拌/脱泡する絶縁ハンドヘルドオシロスコープを発表LED向けシリンジ専用撹拌脱泡機発売日本テクトロニクス....
MECHATRONICS 2012.2 9最高サンプルレート5GS/sを実現したシリンジのまま蛍光体、分散剤、封止剤を均一に撹拌/脱泡する絶縁ハンドヘルドオシロスコープを発表LED向けシリンジ専用撹拌脱泡機発売日本テクトロニクス(株)は、フィールドと設計/開発のいずれにも対応できる高い性能と絶縁入力による安全性を兼ね備え、フィールドでの測定に適した可搬性、耐久性を実現するハンドヘルドオシロスコープ『THS3000シリーズ』を発表した。同製品は、2.2kg の質量、7 時間のバッテリ駆動時間、4 チャンネル絶縁入力を装備し、堅牢性と可搬性に優れているため、厳しい測定環境にあっても使いやすさを実現。4 チャンネル独立に10,000 ポイントのレコード長を装備しているため、高いサンプルレートで詳細な信号情報を取り込み、信号の細部まではっきりと観測することが可能。各チャンネルは、シャーシグラウンドから独立して絶縁されており、さらにチャンネル間でも絶縁されている。また、データ保存用のUSB ホストポート、(株)マルコムは、シリンジのまま蛍光体、分散剤、封止剤を均一に撹拌/脱泡し、工程の短縮実現と材料の無駄を排除することで、コストダウンに貢献するLED 向けシリンジ専用撹拌脱泡機『SY-Vacuum Series』を発売した。同製品は、20 年前にソルダペースト用に開発した同社独自の自転角可変方式を採用し、自転公転を組み合わせた歳差運動により、他方式では不可能な強い撹拌効果を実現。内部で材料が上下に強く流動することにより、比重値が異なる材料でも均一な撹拌が可能で、従来不可能であったシリンジのまま蛍光体と封止剤の均一分散を実現。シリンジで直接撹拌/脱泡ができ、カップから移し替える工程を省けるため、カップに残る高価なLED材料を無駄にしない。シリンジのままなので、移し替え機器セットアップ、PC 通信用のUSB デバイスポートも絶縁されている。21 種類の自動測定機能により、数多くの一般測定をすばやく正確に実行でき、FFT(高速フーリエ変換)機能も装備しているため、信号の周波数成分が観測でき、干渉、クロストーク、スイッチングノイズなどが観測できる。今日、電力の省消費/高効率化はすべての電化製品に共通の課題となっており、家電だけでなく電気自動車や新幹線などの鉄道車両、産業用の製造装置の開発、設計においても消費電力低減の取り組みを強化している。これらの分野においては、インバータの制御による電力効率の改善が重要な要件であり、インバータからの出力波形を電圧や電流レベルで正確に、かつ測定者が安全に測定できるような測定ソリューションが求められている。同社では、周波数帯域100MHz、最高サンプルレート2.5GS/s、または周波数帯域200MHz、最高サンプルレート5GS/s の2 機種を用意している。2012.2る必要がなく気泡が混入する心配がない。また、シリンジに直接供給→撹拌脱泡→ディスペンスが可能ため、カップからシリンジに移し替え後の再脱泡工程を削減できる。シリンジ容器で5?360cc対応機種をラインアップし、封止剤ポッティング工程/レンズの実装工程などに対応。生産現場で使用するシリンジ容量、タクト、真空/大気タイプなど、目的に応じて選択できる。LED 向け真空撹拌機は、蛍光体とシリコンを注入したカップを装着して撹拌するタイプが主流だったが、今回発売したLED 向けシリンジ専用撹拌脱泡機は、蛍光体とシリコンを注入したシリンジを装着し、撹拌/脱泡を同時に行える装置で、特に同社独自の偏芯自転と公転により、シリンジのノズルの先端まで気泡を完全に除去することを実現した。同社では、発売開始1 年間で、国内/外あわせて50 台以上の販売を目標にしている。請求番号B5004請求番号B5003MECHATRONICS 2010.10 11高精度で流体の質量、密度、温度を直接測定できる業界最高水準の変換効率を実現したコリオリ式質量流量計を国内で発売太陽光発電用パワーコンディショナを製品化横河電機(株)は、海外市場で販売しているコリオリ式質量流量計『ROTAMASS 3(ロータマス 3)シリーズ』を、国内でも発売する。同製品は、高い精度で多種類の流体(液体、高粘度液、スラリー、気体)の質量、密度、温度を直接測定ができる。口径は15mm から125mm まで、流量レンジは0.1t /h 以下の小流量から100t / h まで対応し、一つの口径で複数のフランジサイズに対応できるため、測定に最適な口径を選択することが可能。ゼロ点安定性に優れているため、少ない流量でも指示値の± 0.1 %の高い精度(液体の場合)で質量流量を測定することができる。0.3?2.0g / cm3 の広い範囲で、0.008 ?0.0015g /cm3 という高精度で密度を測定でき、さらに、精度を±0.0005g / cm3 まで引き上げるオプションを用意し(株)安川電機は、汎用インバータ技術を応用し、業界最高水準の変換効率を実現した、太陽光発電用パワーコンディショナ『PV1000』を製品化した。その第一弾として、公共/産業用途向けとして200V3 相および200V単相10kW の販売を開始する。同製品は、汎用インバータで培った高効率パワー変換技術により、変換効率94 %以上を実現している(接続箱機能を除く、DC400V 入力時)。入力電圧DC100?600V と広範囲で運転でき、DC250V 以上で定格出力が可能である。系統停電時の非常負荷運転用として、自立運転機能をもっている。さらに、JET((財)電気安全環境研究所)の認証を取得済みである(登録番号:P-0144)。同社は、中期経営計画「Challenge100」において、新ている。プラントで使用される流量計には、液体や気体の流量を体積として測定する体積流量計と質量として測定する質量流量計がある。ファインケミカル分野では、化学プロセスの材料を質量単位で管理し、また、高価な材料を用いて少量を生産するため、高精度に質量を測定することが必要である。質量を算出するために温度/圧力補正が必要な体積流量計は、補正の際にも誤差がでるため、ファインケミカル分野では直接質量を測定する質量流量計が最適である。これまで、日本のファインケミカル分野では、高精度だが高価なコリオリ式流量計の導入はあまり進んでいなかった。しかし、国際競争の激化に伴って、国内では付加価値の高い製品の生産割合が増えることが見込まれるこ規事業の柱の一つである「環境エネルギー」事業領域で取組みを開始している。このなかで、風力や太陽光など自然エネルギーによる発電関連分野を「創エネルギー」分野と名付け、同社のパワー変換技術をベースに自然エネルギーを効率よく活用する製品開発を進めている。同製品は、独自技術により高効率を実現するばかりでなく、接続箱や気象計変換器などの、通常外部設置が求められる機能を標準で内蔵したことや、入力電圧範囲を広くし太陽電池接続の自由度を高めたことなどにより、使用場面にあわせた柔軟な対応を可能にしている。同社は、2010 年9 月21 日より販売を開始し、2010年度500 台の販売を計画している。また、今回製品化した機種に加え、今後、5kW レベルの小容量機種から100kW レベルの大容量機種までラインアップを広げてとから、同社は質量流量を高精度に測定できるコリオリ式流量計の需要が増えると判断し、日本市場への投入を決定した。同社では、8 月31 日から国内販売を開始し、2010 年度100台、2012年度1,000台の販売を予定している。いく。2010.10請求番号請求番号K5013K5014請請求求番番号号KB00001120