メカトロニクス2月号2012年 page 52/60
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52 MECHATRONICS 2012.2《第342回》2 設計から始めよう(その32)2 設計からはじめよう(その33)図2‐160 反射シートの構造技術(その1)2‐80)5.側射型照明装置(その17)(2)充実型側方照明( エッジライト) ....
52 MECHATRONICS 2012.2《第342回》2 設計から始めよう(その32)2 設計からはじめよう(その33)図2‐160 反射シートの構造技術(その1)2‐80)5.側射型照明装置(その17)(2)充実型側方照明( エッジライト) 方式(その17)⑭ 反射シートⅵ 反射シートの構造 反射シートがどのような要望や目的で製作されているのか、どのような構造であるのか。またこれからどのような品質を狙ってゆけば良いのかを知るのは、製造企業の商品のカタログ資料を取り寄せ眺め楽しむのも一つの方策である。使用者に利便性を与える数々の特徴が記述されている。 一方、客観的立場から製品品質や製造技術などの特色を正確に把握するには、工業所有権資料を調査するのが確実であろう。特許明細書を調査してみると、冒頭の「要約」には目的、構成、特許請求の範囲、選択図面がほぼ一枚の書類に記述されている。平成年代に入ってからこのように簡潔かつ明瞭に記述方法が改良されてきた。新法に改正される59 年(昭和34 年)以前の旧法時代には、記述方法がどちらかというと文学的な書き下ろし方であった。新法の規定により「発明の詳細な説明」は箇条書きのスタイルになり、時代の変化に当初は戸惑うのであったが、98 年(平成10 年)にはインターネット公報がスタート。書斎に居ながらでも調査ができるようになった。その明細書には先行する参考技術として「特許文献」が記載されているので、技術革新の流れを読むのに随分と参考になる。その引用文献を辿ってゆくと、発明者や出願人が何を追及しているのか、おぼろげながら感じ取れる。 特許出願は日々膨大な件数に上る。反射シートに関する技術を系統的に把握したいのであるが、自分独力での完全な調査は無理というもの。取り敢えず、入手した僅かな資料から引用文献の源流から河口までの流域を遡り、次回にも亘って認識して行こう(図2-160)。図中の矢印は、その文献引用の流れ方向を表わす。【参考文献】2-80)特許電子図書館(IPDL)「特許・実用新案検索」電子版