メカトロクス12月号2011年 page 10/60
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概要:
10 MECHATRONICS 2011.12パルス列指令入力に対応した人の作業領域内で共同/協調作業が可能な高性能ロボットドライバを発売軽量ハンドリングロボットを発売 ヤマハ発動機(株)は、パルス列指令入力に対応した同社....
10 MECHATRONICS 2011.12パルス列指令入力に対応した人の作業領域内で共同/協調作業が可能な高性能ロボットドライバを発売軽量ハンドリングロボットを発売 ヤマハ発動機(株)は、パルス列指令入力に対応した同社『トランサーボ』シリーズ専用の高性能ロボットドライバ『TS-SD』を開発し、発売を開始した。 同製品は、同社従来機種『TS-S』同様、ベクトル制御方式を採用しているため高速域でのトルク低下が少なく、高荷搬でも高速動作が可能となりタクトタイムを短縮している。ステッピングモータ特有の甲高い動作音を抑え、AC サーボと同等の静かな動作音を実現。1 回転あたり20,480 パルスの高分解能とクローズドループ制御により、高精度位置決めとステッピングモータ特有の脱調現象を解消できる。オープンコレクタ方式やラインドライバ方式への対応が可能で、オープンコレクタ方式では5 ?24V の電源にも対応が可能。同社従来製品のTSシリーズコントローラ同様に、ロボットパラメータの(株)安川電機は、装置内に設置してワークのセットおよび取り出しや、研究開発などの教育用途に最適な軽量ハンドリングロボット『MOTOMAN-MHJ』を発売した。同製品は、ロボット本体質量15kg、アーム最大リーチ545mm を達成し、可搬質量1kg クラスの小型ロボットにおける最軽量/最長リーチ(同社調べ)を実現。設置方法は、床置き/天吊りにも対応し、小型/軽量との相乗効果で自由なレイアウトによるスペースの有効利用が可能。ロボットパワーをミニマムに抑えているため、人とロボットが同一領域内で作業でき、人とロボットの共存/協調作業やロボット動作を近くで観察する教育用途にも最適。オープンコントローラは、外形寸法(突起部含まず)W470 × H200 × D420mm、容積39.5L とコンパクト設計で場所を取らず、ユーザーが独自に新た設定、バックアップ、リアルタイムトレースなどの多彩な便利機能を備えた専用ソフトウエア『TS-Manager』による操作が可能。 近年の生産設備においては、ローコストでの自動化/半自動化や、エア機器を電動機器に置き換えることによる省エネルギー化などが求められ、小型/低コストで信頼性/耐久性に優れたアクチュエータの市場が拡大している。従来機種『TS-S』は、高機能と省エネルギーを両立した単軸ロボット『トランサーボ』シリーズを制御可能なポジショナとして、低価格と優れた操作性で評価を得ているが、市場からは同シリーズのラインアップとして、パルス列指令入力に対応可能な低価格ドライバを求める声が高まっていた。 同社では、2011 年10 月1 日より発売を開始し、初年な機能を開発/組み込むためのツールも準備しているため、ユーザーの利便/独自性も向上する。また、ホストコンピュータやPLC などの外部機器接続用に各種通信機能も準備している。さらに、機能開発ソフトウエア『MotoPlus(モートプラス)』を準備し、ユーザーのシステムとの親和性向上、独自ノウハウの機能化、市場ニーズへの素早い対応が行え、ビジョンシステムとのデータ通信機能や、そのデータを使ったロボットの補正動作機能の作りこみなど様々な応用展開が可能。1kg 程度の搬送物ハンドリングを位置決め精度/動作頻度/耐環境性などの厳しい条件なしに自動化したいとの要求は様々な分野で散在している。こうした要求においては、自動化機構のためのスペースが小さい、設置のための強度の確保が難しいといった課題により、ロボッ度販売として1,200台(年間/国内外)を計画している。トによる自動化が進みにくい状況があった。同社では、100 台/年の販売を計画している。2011.12請求番号M5002請求番号M5001請求番号M0006