ブックタイトル実装技術8月号2021年特別編集版
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実装技術8月号2021年特別編集版
28はんだ接合技術123 はじめに ~過去3回の総集編~ 2019年8月号より計3回、【メイコー“真”理論】と銘打ち、論文を掲載した。内容は、【はんだ後付け】におけるロボット化の現状とその解決策として、メイコーのノウハウの一端を示してきた。毎回、「ノウハウの流出を覚悟でペンを取り」と書いたが、やはり一番喜んでいたのはライバルメーカーであったと思う。 しかし、展示会では読者の方々がはるばる私を訪ねてこられ、論文への共感やご相談を頂き、とてもありがたく感じている。また、上記を含めた反響をうけて、やはり、「はんだ付けロボットのノウハウ」は、メイコー以外には存在しないことを再認識した。 そして、メイコー以外のロボット化はうまくいっていない。今もなお、現場の方々が苦労する状況は続いている。 4回目となる今回は、過去3回のおさらいプラス追記版として、さらにブラッシュアップしてお伝えする。 当論の進め方 ~現象 → 構造 → 本質~ 今回は、主に3点に論点整理をして進めていく。 ① 現象 ② 構造 ③ 本質 はんだ付けに限らず、現実社会で起こる“現象”は、その原因となる“構造”が存在し、さらに根底には“本質”が存在する。様々なトピックを、① 現象 → ② 構造 → ③ 本質 の順にまとめてお伝えする。① 現象 ?ロボット化がうまくいっていない現状 ?トラブルの具体的な内容② 構造 ?①の原因となるメイコー以外の特徴 ?①を解決するメイコーロボットの特徴③ 本質 ?②の原因となった各メーカーの生い立ちの違い ?現在のノウハウの違い ロボット化の理由 ~品質管理~ 本題に入る前に、そもそも論として「はんだ後付け」におけるロボット化の理由とは何か? 現在のトレンドは「品質管理」である。作業者による手付け“手直し不要”を実現するはんだ付け専用ロボット【メイコー“真”理論4.0】(株)メイコー / 伊東 薫