ブックタイトル実装技術7月号2021年特別編集版
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実装技術7月号2021年特別編集版
41 2021 年4 月8日と9日の2日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬において、「実装組立プロセス技術展2021」が開催された(写真1)。 同展は、実装工程の中の後工程における専門設備メーカーが集結し、その自動化に貢献する製品を展示・紹介するもので、(株)アイビット、アポロ精工(株)、岩下エンジニアリング(株)、(株)弘輝テック、KnK(株)、(株)サヤカ、(株)日立技研、マランツエレクトロニクス(株)、メイショウ(株)の9社が出展した(写真2)。 なお、この9 社では開催に先駆け、「企業と企業・企業と顧客・顧客と顧客・装置と装置・サービス・情報?あらゆるものを結び、日本のものづくりの成長発展を無限に展開していきます」として「MUSUBI JAPAN QUALITY」という連合を作り、マーク(図1)も考案した。このように、本展は、商社の主導による形ではなく、メーカーの主導で企画・運営されている点もまた大きな特徴となっている。 場内はスペースが適度に確保され、密にならないような配慮がなされており、コロナ禍の現在にあって、都内への出張がなかなか難しい企業にとって貴重なイベントだったようである。 アイビットでは、3D-X 線ステレオ方式X線検査装置『FX-400tRX』を紹介していた(写真3)。 同製品は、同社独自の「X線ステレオCT方式」によって、実装基板の水平断面300 層を、約40 秒で取得。110kV、200μA の高出力X 線源によって、銅(3mm)なども透過する他、高解像度2μmの画像分解能によって微細な部分の画像を取得する。幾何学倍率500倍による高倍率撮影を実現し、独自の「X 線ステレオ方式によって実装基板の表面、裏面の分離も約4秒で行う。実装組立プロセス技術展2021写真2写真3 3D-X 線ステレオ方式X 線検査装置『FX-400tRX』写真1 図1