ブックタイトル実装技術5月号2021年特別編集版
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実装技術5月号2021年特別編集版
421. はじめに 世界の電子回路基板市場は、日本、韓国、台湾、中国、香港、インド、米国、欧州などにある電子回路基板工業会で構成される上部団体に「世界電子回路業界団体協議会 (WECC=WordElectronic Circuit Council)」があり、ここで電子回路基板の世界市場を取りまとめて毎年、秋頃に公表している1)。 この統計資料は、日本では日本電子回路工業会から会員に対して公表している。しかし、コロナ禍の影響で2019年度版の世界の統計資料は約半年遅れで2021 年2月に発表となった。 本誌2018年1月号にて、すでに「世界の電子回路基板市場」について統計資料を解析して、分かりやすい図で各国の状況を紹介した2)。今回は、3 年後の各国の市場推移を比較するために2016 年度の国別市場も掲載して2019年度の世界の電子回路基板市場を鳥瞰してみる。2. 世界の電子回路基板の市場規模 1950年代に「印刷配線板」として登場し、ジャングル配線から脱皮することができ、最初に使用されたのはトランジスタラジオであった。 その後、「印刷配線板」は「プリント配線板」と呼称されるようになってきたが、最近では「電子回路基板」と称されるようになり、現在、混在して使用されている。本稿では以降、「電子回路基板」の呼称を使用することにする。世界の電子回路基板業界の最新市場動向特定非営利活動法人 日本環境技術推進機構 / 青木 正光図1 世界の電子回路基板市場推移 億ドル(WECC/ Research and Markets)